現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 人気SUV街道爆進中 ダイハツロッキー爆売れの理由を編集部総出で調査!!

ここから本文です

人気SUV街道爆進中 ダイハツロッキー爆売れの理由を編集部総出で調査!!

掲載 更新 4
人気SUV街道爆進中 ダイハツロッキー爆売れの理由を編集部総出で調査!!

 海千山千の評論家たちによる、限界領域ギリギリのテストドライブもちろんいいが、より「ふつう目線」で試乗してみたら、見えてくるものもあるのではないだろうか。

 そんな趣旨ではじまった、ベストカー本誌にて地味ーに人気らしい(?)「よってたかって評価する」。今回はヒット街道爆走中のダイハツ ロッキーにスポットを当てる。

カルディナGT-FOURの再来か!! カローラツーリング特別仕様車が即完売!!

 ありそうでなかったこのサイズ感のSUV。はたして試乗の感触は? 夏の間に試乗に行ってみようかなーなんて考えている人たちの参考になれば幸いだ。

【画像ギャラリー】好評? 不評!!? ロッキー試乗の様子をギャラリーでチェック!!!

※本稿は2020年7月のものです
文・写真:ベストカー編集部/撮影:茂呂幸正
初出:『ベストカー』 2020年8月10日号

■ロッキーG(2WD)ってどんなクルマ?

 トヨタのTNGAと同様の思想を持つDNGAコンセプトのもとに作られたSUVで、プラットフォームはコンパクトカー用の「DNGA-A」。エンジンは98ps/14.3kgmを発生する1Lの直3ターボを積む。

 今回借りたGグレードは、LEDフォグランプやアダプティブドライビングビーム、全車速追従型アダプティブクルコンなどを装備した高級グレード。

22年ぶりの車名復活となったコンパクトSUV。Gは「プレミアム」に次ぐ2番目に高級なグレード。今回の試乗車はFF。本体価格は182万円

■編集部イイボシはこう見た!

 ロッキーは「キャラクター商品」だと思った。弱点はあるけど、安いし楽しそうだし、「ま、いっか」となるタイプ。

 下道では感じないが、首都高を走るとステアフィールが曖昧でわかりにくいし、エンジンもトルクはあるけど速度調整がしにくい。また、ACC(アダプティブクルーズコントロール)の制御もイマイチ。

微妙にオラついてるライズよりもフレンドリーな外観は○。写真の2トーンカラーはメーカーオプションで7万7000円

 でも、それはぬいぐるみ相手に「人間味がない!」とか言ってるようなもんで「評価すべきはそこじゃないでしょ」という話。

 小さく扱いやすいうえに、室内は広くて悪路だって入っていける。つまり、このクルマがあると誰かと遊びに行きたくなる。それ以上、何を望むのかということです。

 ほかに競合車がないのもいい。5ナンバーサイズ4ドアの、SUVらしいSUVはこれしかない。この強みと楽しげな雰囲気を前に、細かな弱点を突つくのはどうなのかという気がしてくる。欲しい人は迷うことなし。お薦めです。

・パワー感:  ★★★☆☆
・ハンドリング:★★☆☆☆
・お買い得度: ★★★★☆

■編集部ワタナベはこう見た!

 いや、正直まいりましたね。編集部周辺の市街地を走っただけなんだけど、急な勾配で名高い小日向の坂道をグイグイと登っていくのには思わず驚愕。

 今年3月に一度だけ姉妹車のライズZ(FF)に乗ったことはあったんだけど、今回改めてロッキーに乗ってみて、この直3、1Lターボのミョーなパワフル感を再認識させられた次第。

フロントグリルの六角形とも統一させたイメージを与えるコックピットまわり。ひときわ目を引く9インチのメモリーナビはディーラーオプション

 そういえば、とある輸入SUVの試乗会でベストカーおなじみの自動車評論家、鈴木直也氏がロッキー/ライズについて、「コンパクトサイズSUVのなかでも、“ちょうどいいブスっぽいSUV”がウケているのよ」と言っていた。

 う~ん、プラスチッキーな内装とヒョコヒョコした乗り心地をも凌駕する、ロッキーのキャラ立ち度はまさしくお笑い芸人「相席スタート」の“ちょうどいいブス”、山崎ケイを彷彿とさせるわぁ~。

・パワー感:★★★★☆
・ハンドリング:★★★☆☆
・お買い得度:★★★★★

■編集部ババはこう見た!

 キーワードは「軽さ」。試乗後の印象はこれ。ステアリングフィールもアクセルも、乗り味も軽い。自分ひとりの乗車ということもあるが、手頃なサイズ感を含め、日常使いなら、これでいいじゃないかと思え、ライズ連合で売れているのも納得。

 が、1L3気筒ターボとはいえ踏んだ瞬間の加速感がもう少し欲しい。ターボラグをやや感じる。低速走行中の“ブ~ン”というエンジン音や、アイドリング中のシートに伝わる微振動も気になる。

 もうひとつ、リアデザインがどうにもカッチョ悪い。

どうやら好き嫌いが分かれることが判明した(?)リアスタイル。本企画担当は、けっこう好きです

 ×な部分はここまで。サイズ感以上に室内は広く、スライドしない後席は広さ自慢の証だろう。インパネが運転席に向いているのも好き。そしてスピードに乗ると、“ブ~ン”なエンジン音は気にならないし、DNGA効果もあり快適に走る。他社もこんなSUV、出してほしい。

・パワー感:★★★★☆
・ハンドリング:★★★☆☆
・お買い得度:★★★★☆

■編集部マツナガはこう見た!

 まず気になった部分から。ハンドリングは△です。ステアリングは軽く、ちょっと多めに切る必要あり。スポーティでよく曲がるというキャラではないですね。

 次にシートで、着座姿勢が軽スーパーハイトっぽく、座るというより腰かけるという感じ。腰に負担がかかるのでロングドライブには向いてないですが、シート交換で解決です。

ホイールデザインはオーソドックス。タイヤは195/60R17のダンロップ エナセーブEC300+を履く

 パワー感がイイんですよ! アクセルへの反応が早く、パワフルで楽しいしラバーバンドフィールも気になりません。下道から高速まで、日本の道でパワーを使い切れる、楽しいエンジンです。内装はお洒落でクオリティが高いと感じました。そしてなによりこのコンパクトさ。5ナンバーはほんと駐車しやすいですね。

 このサイズ感が醸し出すオモチャ感、コペンと似たような感覚です。安いですし、自分好みにイジって楽しみたいと思わせるクルマです!

・パワー感:★★★★★
・ハンドリング:★★☆☆☆
・お買い得度:★★★★★

■まとめると……

 高級感は希薄なれど1Lエンジンは適度にパワフルで、ネガもないことはないけど、なんか許せちゃう。価格も安いし、そりゃ売れるわなぁ。

●ロッキー G(2WD)諸元
・全長×全幅×全高:3995×1695×1620mm
・ホイールベース:2525mm
・最低地上高:185mm
・車両重量:980kg
・エンジン:直3 DOHC+ターボ
・総排気量:996cc
・最高出力:98ps/6000rpm
・最大トルク:14.3kgm/2400-4000rpm
・トランスミッション:CVT
・WLTCモード燃費:18.6km/L
・車両本体価格:182万円(税別)

【番外コラム】ロッキー値引き情報

(TEXT/遠藤徹)

 販売絶好調の人気モデルだが、ガードが固いようでそうでもない。姉妹車のライズと競合させて攻めると好条件が引き出しやすくなる。ライズはトヨタの全系列店扱いだから全店との対抗も組み合わせる。

●ズバリ!!! 値引き目標額は20万円!!!

【画像ギャラリー】好評? 不評!!? ロッキー試乗の様子をギャラリーでチェック!!!

こんな記事も読まれています

自動車ディーラーの9割が集客に危機感、カーシェアに期待…エニカ調べ
自動車ディーラーの9割が集客に危機感、カーシェアに期待…エニカ調べ
レスポンス
レッドブルのF1日本GP盛り上げるふたつの企画! 特製ステッカーやキーホルダーがもらえる
レッドブルのF1日本GP盛り上げるふたつの企画! 特製ステッカーやキーホルダーがもらえる
motorsport.com 日本版
日産、フォーミュラEへの長期参戦継続を発表! 東京E-Prixを前に2030年までの契約締結“一番乗り”
日産、フォーミュラEへの長期参戦継続を発表! 東京E-Prixを前に2030年までの契約締結“一番乗り”
motorsport.com 日本版
SOMPO HD、取締役会議長に社外取締役の東和浩氏 取締役会の透明性高める
SOMPO HD、取締役会議長に社外取締役の東和浩氏 取締役会の透明性高める
日刊自動車新聞
ホンダ「新型最高級ミニバン」登場! 超豪華な「リアシート」がスゴい! 2年ぶり復活でめちゃ快適になった後席の特徴は?
ホンダ「新型最高級ミニバン」登場! 超豪華な「リアシート」がスゴい! 2年ぶり復活でめちゃ快適になった後席の特徴は?
くるまのニュース
希望価格は2億円超え!? 国産スーパーカーの最高峰 新品同様のレクサス「LFAニュルパッケージ」がオークションに登場
希望価格は2億円超え!? 国産スーパーカーの最高峰 新品同様のレクサス「LFAニュルパッケージ」がオークションに登場
VAGUE
バイク王のコーポレートサイトが見やすく全面リニューアル!
バイク王のコーポレートサイトが見やすく全面リニューアル!
バイクブロス
データシステム、60プリウス用「サイドカメラキット」を新発売
データシステム、60プリウス用「サイドカメラキット」を新発売
月刊自家用車WEB
初代カブ「C100」イメージが復活! スーパーカブC125にニューカラー登場、45万1000円で3月28日発売
初代カブ「C100」イメージが復活! スーパーカブC125にニューカラー登場、45万1000円で3月28日発売
モーサイ
クルマよりも豊富なバイクのエンジン形式 ロータリーは復活しない?
クルマよりも豊富なバイクのエンジン形式 ロータリーは復活しない?
バイクのニュース
【特集「乗るなら今だ!心昂る、V8エンジン」(5)】箱根へのドライブもまた楽し。クーペとスパイダーでマクラーレン 750Sの「普段着的性能」を味わい尽くす
【特集「乗るなら今だ!心昂る、V8エンジン」(5)】箱根へのドライブもまた楽し。クーペとスパイダーでマクラーレン 750Sの「普段着的性能」を味わい尽くす
Webモーターマガジン
フォーミュラE参戦を決めたヤマハ。ローラを“チームメイト”に「より高い技術を使って、より高い順位を目指す」
フォーミュラE参戦を決めたヤマハ。ローラを“チームメイト”に「より高い技術を使って、より高い順位を目指す」
motorsport.com 日本版
富士スピードウェイで「オールナイトFUJI」、今年のスーパー耐久24時間レースは夜も楽しめる
富士スピードウェイで「オールナイトFUJI」、今年のスーパー耐久24時間レースは夜も楽しめる
レスポンス
「ENNE T250 下取りキャンペーン」を開催!
「ENNE T250 下取りキャンペーン」を開催!
バイクブロス
建設機械のEV化が加速中! 好調な日本メーカーに舶来のボルボ・グループはどう挑むのか?
建設機械のEV化が加速中! 好調な日本メーカーに舶来のボルボ・グループはどう挑むのか?
THE EV TIMES
ダイハツ、認証不正で稼働停止の「トール/ルーミー」 4月19日から生産再開
ダイハツ、認証不正で稼働停止の「トール/ルーミー」 4月19日から生産再開
日刊自動車新聞
超渋滞エリアの救世主!?「新町田街道」結局どこまで開通したの? 悲願の「横浜町田IC直結」まで残り進捗はどうなっているのか
超渋滞エリアの救世主!?「新町田街道」結局どこまで開通したの? 悲願の「横浜町田IC直結」まで残り進捗はどうなっているのか
くるまのニュース
ヤマハ発動機とアイサンテクノロジー、低速モビリティの販売店契約を締結
ヤマハ発動機とアイサンテクノロジー、低速モビリティの販売店契約を締結
レスポンス

みんなのコメント

4件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

166.7231.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

69.0268.0万円

中古車を検索
ロッキーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

166.7231.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

69.0268.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村