モータースポーツの「歴史」に焦点を当てる老舗レース雑誌『Racing on』と、モータースポーツの「今」を切り取るオートスポーツwebがコラボしてお届けするweb版『Racing on』では、記憶に残る数々の名レーシングカー、ドライバーなどを紹介していきます。今回のテーマは1996年の全日本GT選手権GT300クラスを戦った『バーディークラブ・MR-2』です。
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1996年より全日本GT選手権(JGTC)のGT300クラスへと登場したSW20型のトヨタMR-2。GT300クラスに参戦したMR-2は、レーシングファクトリーのクラフトとTRDが共同で製作にあたり、全日本ツーリングカー選手権(JTCC)のエクシヴなどに使われたエンジンやミッション、サスペンション等を流用して作られていたことが特徴の車両だった。
GT300仕様となったMR-2は、imuraya BP MR-2というエントリー名で開幕戦の鈴鹿サーキットを迎える。デビュー戦を4位で終えると、富士スピードウェイでの第2戦では3位表彰台を獲得。シーズン序盤からそのポテンシャルの高さを見せつけていた。
そんななか、第3戦の仙台ハイランドにおいて、2台目のMR-2がGT300へと参戦。それが今回紹介する『バーディークラブ・MR-2』である。
この車両はファースト・レーシングチームが持ち込んだ一台で、自然吸気(NA)仕様の3S-GEエンジンを搭載するなど、基本的な成り立ちはimuraya BP MR-2と変わらない。ただエアロパーツなどの一部外装が異なっていた。
初陣となった仙台ハイランド戦。松永雅博と三原じゅん子という2名のドライバーに託されたバーディークラブは、予選でいきなり4番手グリッドを獲得。先陣を切ったimurayaを上回ってみせたのだ。
そして予選の勢いそのままに、バーディークラブは決勝でも序盤から上位争いを展開する。一時は2番手を競ったものの、スピンやピットストップでのトラブルもあり後退を余儀なくされた。最終的にクラス9位でなんとか完走という結果に留まったものの、その後の躍進を期待させるポテンシャルを見せた一戦となった。
だがしかし、第5戦スポーツランドSUGO、最終戦MINEサーキットと、ともに予選で5番手グリッドにつけるも、決勝では第5戦の6位が最上位に。imurayaが表彰台に登壇する一方、バーディークラブのMR-2は期待とは裏腹の結果しか残せず、このシーズンを終えたのである。
[オートスポーツweb 2026年09月09日]
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