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デレック・ベルが2021年ル・マン24時間レースのグランドマーシャルに就任

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デレック・ベルが2021年ル・マン24時間レースのグランドマーシャルに就任

 ACOフランス西部自動車クラブは7月21日、過去にル・マン24時間レースで5度の優勝経験を持つデレック・ベルが、2021年の同イベントでグランドマーシャルに就くと発表した。ベルはペースカーのステアリングを握り、現地時間8月21日16時にスタートする62台の隊列を率いる。

 現在79歳、イギリス籍のベルは、1975年のガルフ・ミラージュGR8での初勝利を皮切りに、1981年にはポルシェ936/81、1982年にポルシェ956、そして1986年と1987年にはポルシェ962Cで、ル・マンの総合優勝を果たしている。

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「27年間で26回出場し、1970年にはスティーブ・マックイーンとともに映画(『栄光のル・マン』)撮影のために何週間も過ごした世界最大のレースに、グランドマーシャルとして招かれることを大変光栄に思う」とベルは述べている。

「私の人生で最高の思い出は、1995年のレースを息子のジャスティン、そしてアンディ・ウォレスとともにハロッズ・マクラーレンでリードし、父の日に3位でフィニッシュしたことだ。息子とともに表彰台に立つというのは、本当に特別なことだった」

「ル・マンは私の第2の故郷となった。このイベントに参加するときはいつもワクワクするし、そこには多くの偉大なチームメイトとともに作った歴史がある。ル・マンよ、ありがとう」

 ベルを今年のグランドマーシャルとして迎えることについて、ACOのプレジデントを務めるピエール・フィヨンは「非常に名誉なこと」と語っている。

「デレックはル・マン24時間の、そしてモータースポーツ全体にとっての歴史を記録している」とフィヨン。

「ル・マン24時間レースでもっとも成功した5人のドライバーのうちのひとりとして、彼は選ばれた才能を持つ」

「今年のレースは、これまで以上に待ち望まれているため、8月21日に62台のクルマをリードするのにデレック以上の人物を夢見ることはできなかった。この権威ある役割を果たすことに同意してくれたデレックに感謝する」

【近年のル・マンにおけるグランドマーシャル一覧】
2013年:アンリ・ペスカローロ
2014年:アラン・マクニッシュ
2015年:トム・クリステンセン
2016年:アレクサンダー・ブルツ
2017年:マーク・ウェーバー
2018年:ジャッキー・イクス
2019年:ハーレイ・ヘイウッド
2020年:エマニュエーレ・ピロ

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