■「踏み間違え事故」は高齢者だけの問題ではない!
2025年5月7日夕方、鹿児島県鹿屋市で69歳の女性が自宅のサンルームで、44歳の娘が運転するクルマに挟まれ、翌朝亡くなるという悲惨な事故が起きました。
【画像】「えっ…怖すぎ」 これが「ノーブレーキ激突」大事故の瞬間です!(23枚)
娘はバックで駐車中にアクセルとブレーキを踏み間違えたと話しています。
このような踏み間違い事故は、誰にでも起こり得る危険です。
では、なぜこうした事故が起き、どのように防げばよいのでしょうか。
踏み間違い事故は、主に駐車場や低速走行時に発生します。
例えば、コンビニやスーパーの駐車場で、ブレーキを踏むつもりがアクセルを強く踏み、店舗や他の車に衝突するケースがよくあります。
警察庁の2023年データによると、75歳未満のドライバーの致命的な事故1673件中、踏み間違いによるものは13件(0.8%)、75歳以上の348件中23件(6.6%)でした。
高齢者、特に75歳以上で踏み間違いの割合が高いものの、若年層も含め全ての年齢層で発生しています。
交通事故総合分析センターによると、最大の原因は「慌てやパニック」で、高齢による認知機能の低下は2番目です。
駐車場で他の車や歩行者が近くにいると「早く停めなければ」と焦り、ペダルを踏み間違えることがあります。
また、バック時に体をひねって後方を確認すると、足の位置がずれてアクセルを踏んでしまう場合もあります。これらは年齢に関係なく起こり得ます。
踏み間違いを防ぐには、まずAT車のクリープ現象を活用するのが効果的です。
クリープ現象とは、シフトをDやRにするとアクセルを踏まなくてもクルマが5~10km/hで動く現象です。
駐車場での微妙な移動や渋滞時、アクセルを使わずブレーキだけで調整することで、踏み間違いを防ぎ、急な状況でもすぐにブレーキを踏めます。
また、周囲の安全確認も欠かせません。駐車場では死角が多く、急に人が現れることがあります。
「待たせている」と感じて焦るとミスを誘発するため、「誰かが出てくるかもしれない」と意識し、ゆっくり確認しましょう。
歩行者や車がいる場合は一旦停止して譲る余裕が大切です。
運転環境を整えることも重要です。
座席やミラーを調整し、視界を確保しましょう。
サイズの合わない靴やサンダル、ハイヒールは避け、ペダル操作がしやすい靴を選びます。
これらの工夫が踏み間違いを防ぐ一歩となります。
最近のクルマには衝突被害軽減ブレーキや急アクセル抑制装置などの安全装備が増えていますが、過信は禁物です。
これらは補助的なもので、ドライバーの注意力と技術が基本です。
※ ※ ※
踏み間違い事故は、高齢者の認知機能低下が一因となる場合もありますが、焦りや不注意が原因で若年層でも起こります。
鹿児島の事故のような悲劇を防ぐため、クリープ現象の活用、安全確認、環境整備を日常的に実践しましょう。
安全な運転を心がけることは、自分だけでなく周囲の人々の命を守るための第一歩です。
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