アプリリアで好調な走りを見せているマルコ・ベッツェッキ。チーム幹部は彼のことを「バレンティーノ・ロッシに通ずるモノがある」と高く評価している。
ベッツェッキは2024年シーズンまでドゥカティ陣営で走ってきたが、今シーズンからはアプリリアへ移籍。MotoGP王者のホルヘ・マルティンが怪我で長期離脱するなか、チームを引っ張ってきた。
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第18戦インドネシアGPまでにベッツェッキはポールポジションを3回獲得し、イギリスGPでは移籍初年度から勝利を達成。ドゥカティが席巻する今のMotoGPで、ランキング3番手のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)に20ポイント差の同4番手と上位につけている。
アプリリアのテクニカルディレクターであるファビアーノ・ステルラッキーニは、そんなベッツェッキの技術的な洞察力やユーモア、克己心などを称賛しており、かつて仕事を共にしたイタリアの伝説バレンティーノ・ロッシになぞらえた。
「(外部の人が)マルコをどう見ているかについては、かなり間違っていると思う」と、ステルラッキーニはmotorsport.comに語った。
「彼は面白い男とか、変わったやつ……トリッキーで爆発的な男のように見られている。だが、彼は実際に仕事となると、信じられないほど素晴らしい。これは彼がVR46アカデミー出身だからかもしれない」
「以前、私はバレンティーノと仕事をする幸運に恵まれた。(ベッツェッキには)彼の仕事ぶりを彷彿とさせる点がいくつもあると思う」
「バイクに乗ったあと、彼は周りの人と少し冗談を交わすと、本当に隅々まで集中して取り組んでいた」
「彼の問題に対する説明の仕方には本当に驚かされた。本当に速いだけではなく、型にはまらないテストアプローチをとっているんだ」
ベッツェッキは2年目のシーズンとなる2023年に、その頭角を表し始めた。当時は1年型落ちのドゥカティのマシンを使用していたにもかかわらず、フランチェスコ・バニャイヤとホルヘ・マルティンに次ぐランキング3位を獲得したのだ。
しかし、続く2024年は調子を落としてしまった。2023年型のマシンでミシュランの2024年用のタイヤに適応が上手く行かなかったことが要因となり、ランキングは12位まで急降下してしまった。
そうした苦しい状況の中でアプリリアと契約した時には、彼を疑問視する声もあった。
ステルラッキーニはこの時はまだKTMに在籍していたが、ベッツェッキを起用したアプリリアの判断は賢明だったと話した。
「マルコが素晴らしい才能を備えていることは明らかだ」とステルラッキーニは言う。
「2022年、2023年とそれを見てきたんだ。ルーキーイヤーの2022年、そしてルーキーではなくなった次の年、彼は素晴らしいパフォーマンスを発揮してきた」
「このスポーツに携わって25年になるが、ライダーというのは化学反応のようなものがある。2022年から2023年に向けて彼は問題なく進んだが、2024年はミシュランの新しいリヤタイヤと、機能的なミスマッチが生まれてしまった。それによってマルコの2024年シーズンはとてもタフなものになってしまった」
「ただ我々の仕事は、目に見える結果のさらに先を見ることにある。そこは最も興味深い部分と言えるだろう。私としては、アプリリアはマルコを信じ選択するというとても良いチョイスをしたと思っている」
「そして、マルコがドゥカティではサテライトチームにいたという点も、重要な前提条件だった。彼はファクトリーチームのライダーのように、自分用のバイクを仕立て上げられることなく、それに合わせる必要があったんだ」
「我々のチーム(アプリリア)では、マルコのニーズに合わせてマシンを作り上げてきた。こうした要因……つまりマルコの様々な問題を解決しようとした会社の取り組み方が、まさに今の結果を生み出したのだと思う」
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みんなのコメント
確実にアプリリアのエースだし、今のマルク・マルケスに対抗出来る数少ないライダーの1人。