ツインリンクもてぎで開催された2019スーパーGT第8戦。#12 カルソニック IMPUL GT-Rのジェームス・ロシターはエンジントラブル続きの週末に悔しい表情を見せた。
今季はシーズン序盤で調子の良さを発揮するも、中盤戦以降は失速傾向にあった12号車。その中でも最終戦のもてぎでは一矢報いる走りをしたいとチーム、ドライバーともに気合いが入っていたが、フタを開けてみると散々な週末となってしまった。
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2日(土)午前中に行われた公式練習でトラブルが発生し、急きょエンジン交換を決定。これにより予選は出走できず15番手からのスタートになった他、シーズン3基目のエンジン使用になるためスタート後にストップ&ゴーのペナルティが言い渡された。
スタートドライバーを務めた佐々木大樹は4周目にこのペナルティを消化。その後も諦めずに前のマシンを追いかけたが、13周の5コーナーを通過したところでエキゾースト付近から炎が上がり緊急停車。またしてもエンジントラブルに見舞われ、12号車のシーズン最終戦はリタイアという結果に終わった。
「もう残念としか言いようがない。2回もエンジントラブルに見舞われたんだからね」
かなり不機嫌そうに、そう語ったロシター。しかし、1度目のエンジントラブルに関してはある程度予想はついていたという。
「ただ、1回目にエンジントラブルは仕方ない部分がある。僕たちは2基目のエンジンを早い段階で入れていたから、最終戦を迎えた段階で走行可能なマイレージをオーバーしていた。だけど、決勝では新しいエンジンを使ったにも関わらず壊れてしまった。悔しいし残念だ」
こうしてニッサン移籍1年目のシーズンを終えることになってしまったロシター。序盤戦は調子が良かったが、次第に流れが悪くなり始めたと、自身の2019シーズンを振り返った。
「移籍して、特に最初のテストはどこで走ってもトップタイムを記録できて、すごく速かったしエキサイティングだった。僕にとってチームインパルでの初めての予選は開幕戦の岡山だったけど、その時は(担当したQ1で)トップタイムを記録できた」
「第2戦富士でも速さを見せていたけど、そこから色々な問題が起き始めた。特に車体側に問題があってバランスを取るのが難しかった。全体的に悔しさが残ったシーズンになってしまった」
そんなロシターだが、すでに始まっている2020年仕様のGT500車両テストに参加しており、新型GT-R NISMO GT500もドライブ済みとのこと。まだテスト初期段階であるもののパフォーマンスは非常によく、来季に向けて期待を膨らませていた。
「すでに僕も2020年仕様のGT-Rのテストに参加したけど、新しいクルマはスピードもあるし、この段階でパフォーマンスも素晴らしいものがある。今年仕様のGT-Rが持っていた弱点がかなり改善されている。来年以降はものすごく楽しみだ」
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