■常態化していた「仮眠トラック」に対し一斉取り締まりが実施!路上駐車せざるを得ない実態も浮き彫りに
大阪府警は2025年4月28日の朝、大阪市鶴見区にある緑地公園の市道(通称・花博通)において、路上駐車をしているトラックなどに対し、駐車違反の一斉取り締まりをおこないました。
【画像】「えぇぇぇぇ!」 これがトラックの「謎の小部屋」です。画像を見る!
この取り締まりに対してインターネット上では、一体どのような反響が寄せられているのでしょうか。
この場所では夜間、荷下ろし先の始業時間まで仮眠をとる目的で大型トラックが路上駐車をすることが常態化しており、多いときは緑地公園の南側から門真ジャンクション付近まで約1キロにわたって路上駐車が続くこともあります。
そのため付近の住民からは「道路の見通しが悪くなる」、「エンジン音がうるさい」など警察に対して多くの苦情が寄せられ、今回の一斉取り締まりの実施につながりました。
このニュースに対しては「トラックの中に人がいれば駐車違反の取り締まりはできないのでは?」との疑問も聞かれますが、そもそも駐車とは次のような行為をいいます。
「車両等が客待ち、荷待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由により継続的に停止すること(貨物の積卸しのための停止で5分を超えない時間内のものおよび人の乗降のための停止を除く。)または車両等が停止し、かつ、当該車両等の運転をする者がその車両等を離れて直ちに運転することができない状態にあること」(愛知県警ホームページより一部抜粋)
つまり道路にトラックが継続的に停まっていれば、人が乗っているかどうかにかかわらず「駐車」に該当し、駐車違反の取り締まりの対象となります。
特に花博通の一帯はすべて駐車禁止場所に指定されており、そこに長時間駐車すれば他の通行車両の妨げになることは間違いないといえるでしょう。
また警察庁の統計によると、駐車車両に起因する交通事故が毎年発生しており、2023年中は人身事故が815件、そのうち死亡事故が7件でした。
具体的には、駐車車両に別の車両が追突したり、駐車車両を避けようとした際に他の車両・歩行者に接触したりする事故などが挙げられます。
過去には夜間道路上に駐車していたトラックにバイクが追突した事故で、トラック側に65%の過失割合と刑事責任が認められた事例もあり、たとえ駐車していただけであっても大きな責任を問われる可能性があります。
このような状況がある一方で、現役のトラックドライバーからは「日が変わった深夜、大阪の荷降ろし場についたら待機場所は無い。(中略)ちなみに寝屋川のトラックステーションなんて狭いしいつも満車でマトモに車を置けたことはもう何年もありません」との悲痛な声も上がっています。
また他のトラックドライバーからは「大阪だけでなく、全国各地でトラックによる一般道での荷待ち問題は起きてます。これは今に始まったことではなく昔からです。最近ようやく改善する動きが見られています。正直、自分たちも路上駐車をやりたくてやっているわけではないので…難しい問題です」と話してくれました。
実際のところ、近くにコインパーキングがあっても大型車を駐車できる区画は限られているため、大型車が道路で荷待ちせざるを得ない実情があるといえるでしょう。
加えて、インターネット上では「そもそも運転手はこのような場所に待機仮眠したいのではなく仕方なくしているのですから、行政は改善を検討するのが先ではないでしょうか」、「ドライバーに無茶な依頼をしている荷主や、充分な受け取りスペースや余裕ある時間を用意していない側にもかなり問題がある」などの意見も多く寄せられています。
こうした問題は、「物流 2024年問題」でも課題として挙げられています。
実際に荷主や自動車メーカーは荷待ちや出荷・受け入れ体制の見直し、トラックの荷積み・荷下ろし作業の効率化を進めていますが、なかなか目に見える効果が出てきていないのが実情です。
※ ※ ※
都市部においては物流事業者への配慮として、駐車禁止エリアであっても「貨物集配中の貨物車に限り駐車規制から除く」といった特別な交通規制をしている事例がみられます。
物流の需要が高まる中、トラックドライバーが安心して仕事に取り組める環境づくりを推進していくことが重要といえるでしょう。
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路上待機が発生するのは適切な待機場所を用意しない荷主側の責任だから繰り返すようなら運転手を罰するのではなく荷主に罰金払わせるべき。