WTCR世界ツーリングカー・カップに次ぐポジションに位置するリージョナル選手権最高峰、TCRヨーロッパ・シリーズ(TCR EU)も他のカテゴリーに追随する形で、4月2日にバーチャル・シリーズの立ち上げを発表。また現実の2020年カレンダーも改訂され、オーストリアのレッドブルリンクが残念ながら中止となり、全6戦に減少することとなった。
世界的に猛威を振るい、日本でも目に見える形での脅威が迫っている新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの影響を受け、TCR地域選手権のトップに君臨するヨーロッパ・シリーズも仮想空間での競技開催を決定。現実の2020年シーズン開幕に先駆け、5月2日にスパ・フランコルシャンでのバーチャル・レースをアナウンスした。
オーストラリア“ARG eSport Cup”に元BTCC王者アシュリー・サットンが参戦。初戦を制す
この日程は当初予定されていた2020年カレンダーに則したスケジュールでの開催となり、以降も全7戦が当該の日付と開催地に従って予定される。
すでに第1戦が開催済みの“ARG eSport Cup”のようなアウディRS3 LMSのワンメイクとは異なり、TCR公認を取得する全マニュファクチャラーの車両が使用される最初のeスポーツ・レーシング・シリーズとなる“TCR Europe SIM Racing”は、実際のチャンピオンシップに参戦する22名のドライバーが参加対象となり、この先に開幕を控える現実の2020年シーズンにも影響を与えるボーナスポイントが付与される予定だ。
TCRヨーロッパ・シリーズのプロモーターを務めるパウロ・フェレイラは「現時点で2~3点の異なるオプションを評価しており、今後数日のうちに詳細なスポーティング・レギュレーションを案内できるだろう」と語った。
「これは現在の世界が直面するウイルスの脅威に対しての苦肉の策であり、このオンラインの結果が最終的に本物のチャンピオンシップ・タイトル獲得に影響を及ぼすところまでは避けたい」と本音もこぼしたフェレイラ。
「だが、このバーチャル・シリーズで好成績を残したドライバーに何らかの報酬を与える必要があるのは間違いない」
そう説明するフェレイラだが、現実の2020年カレンダー改訂版の調整にはさらに頭を悩ませることになり、当初『スパ500』と併催が予定されていた4月30~5月2日の開幕戦は7月末へ移動し、GT3の祭典『スパ24時間』のレースウイークエンドに組み込まれ、5月中旬開催予定だったレッドブルリンクは残念ながら開催中止の憂き目となった。
「今よりも安全な期間だと想定される時期にイベントをグループ化させるため、我々としても改訂版カレンダーの発表を遅らせに遅らせる判断を続けてきた。さまざまに異なるオプションを検討すると同時に、状況を継続的に監視してきたんだ」と続けたフェレイラ。
「しかし、ここへきてカレンダー改定に対し迅速に対応する準備ができたことから、参戦エントラントやマニュファクチャラーに充分なインフォメーションと準備期間を確保してもらうべく、シーズン再開に向けたスパンを区切ることとした」
この改訂版2020年カレンダーにより、新たな開幕戦の舞台はドイツのオッシャースレーベンで、6月26~28日の開催に。ただし今後の状況推移により、さらに延期する必要性がある場合は10月の空きスロットへ移動することも想定されている。
そして、当初日程で5月15~17日に予定されていたオーストリア・レッドブルリンク戦はカレンダーから削除され、全7戦から6戦へと1戦減ずる形になっている。
「第2戦予定だったイベントをスキップする決断は辛いものだったが、コロナウイルスの財務状況への悪影響も考慮し、カレンダーを7戦から6戦へ減らすことにした。今後もより安全だと予想される期間に集中的なレース開催を目指し、ラウンド数を維持するため最善を尽くすつもりだ」
「TCRヨーロッパのファミリー、チーム、サーキットプロモーターは、チャンピオンシップに関わるすべての人々の安全と幸福が最優先事項であることに留意しながら、今後もより深い連帯で困難な時代を克服していく決意だ」
■TCRヨーロッパ・シリーズ2020年改訂版カレンダー
ラウンド開催日開催地Rd.16月26~28日ドイツ/オッシャースレーベンRd.27月17~19日フランス/ポールリカールRd.37月24~25日ベルギー/スパ・フランコルシャンRd.49月11~13日ベルギー/ゾルダーRd.59月25~27日イタリア/モンツァRd.610月9~11日スペイン/バルセロナ
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