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ボッテガ・ヴェネタ、イントレチャート誕生50周年にStray KidsのI.N、宮沢りえ、ジュリアン・ムーアらが集結!

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ボッテガ・ヴェネタ、イントレチャート誕生50周年にStray KidsのI.N、宮沢りえ、ジュリアン・ムーアらが集結!

ボッテガ・ヴェネタがアイコン的デザイン「イントレチャート」の誕生50周年を記念し、キャンペーン「Craft is our Language」を発表。Stray KidsのI.N、宮沢りえ、ジュリアン・ムーア、タイラー・オコンマらが参加したキャンペーンの全貌をチェック!

ボッテガ・ヴェネタのアイコンであるレザーの編み込み「イントレチャート」が誕生して50年。この節目を祝う新たなキャンペーン「Craft is our Language」が公開された。

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今回のキャンペーンでは、「手」というもっとも根源的な身体の部位を軸に、世界各地の表現者たちが一堂に会した。写真家ジャック・デイヴィソンと振付家レニオ・カクレアによって捉えられたその姿は、単なるポートレイトではなく、“手”が語りかける物語を紡ぐ詩的な記録となっている。

参加者には、グローバルボーイズグループStray KidsのI.N、日本からは俳優・宮沢りえ、そしてジュリアン・ムーア、タイラー・オコンマ(Tyler, the Creator)といった世界的なアーティストたちが名を連ねる。さらに、作家・ゼイディー・スミス、歌手・ネナ・チェリー、俳優・テレンス・ラウ、ローレン・ハットンやヴィッキー・クリープス、スー・チー、アーティストで俳優のタナエルン、テニス選手・ロレンツォ・ムゼッティなど、世代も領域も異なる個性たちがこのプロジェクトに参加している。

また、それぞれの分野で際立った功績を持つ表現者も、このキャンペーンに特別な存在感を加えている。1995年から2000年までボッテガ・ヴェネタのデザイン・ディレクターを務めたエドワード・ブキャナンは、ブランド初のレディ・トゥ・ウェアコレクションを手がけ、イントレチャートの革新と拡張に大きく貢献した人物のひとり。そしてローレン・ハットンは、1980年の映画『アメリカン・ジゴロ』でイントレチャートのクラッチバッグを持って登場したことで、その意匠がカルチャーアイコンとして広く認知されるきっかけを作った。彼らの存在もまた、イントレチャートの50年を語るうえで欠かせない重要なピースだ。

このプロジェクトは、ボッテガ・ヴェネタが提示する単なるビジュアル・キャンペーンではない。「手」という、パーソナルかつ普遍的なツールを通じて、人と人が交差し、記憶と感情が伝わる様を描き出すアートプロジェクトでもある。「Craft is our Language」というコピーが掲げるとおり、言語ではなく、手によってつむがれる表現がいかに多様で雄弁であるかを、作品群が静かに証明している。

イントレチャートとは、細く裁断したレザーを手作業で織り込むことで生まれる、ボッテガ・ヴェネタを象徴する革編みの技法だ。1966年にブランドが初めてレザーバッグを発表して以来、この技術は単なる装飾ではなく、職人技と共同性、時間の積層を表す方法として受け継がれてきた。

イントレチャートは、ヴェネト州の職人たちによる手作業の中で磨かれ、進化を続けている。身につける人が日々の暮らしの中で自然と身体に馴染ませていく過程そのものが、デザインの一部となる。形や色、サイズ、構造はその時代の要請に応じて変化しつつも、手仕事に対する敬意とクラフツマンシップへの信念が貫かれている。

イントレチャートの技法は現在、バッグや財布といった革小物にとどまらず、アウターやシューズ、インテリアにまで広がっている。それは単なるファッションではなく、「手」の記憶と身体性の結晶として、クラフトの精神を形にした存在でもある。

クラフツマンシップとは、技術のことだけではない。それは、人と人との間に生まれるコミュニケーションであり、時間を超えて引き継がれる意思そのものである。50年という時を経て、今もなお進化を続けるイントレチャートの織り目には、職人たちの技と時間、そしてクラフトの未来が編み込まれているのだ。

文・高田景太(GQ)

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