まるでSUV!? マツダ 初代MPVはミニバンらしくないミニバンだった?!

　現在はミニバンの開発・生産から撤退しているマツダもかつては、複数のミニバンをラインナップしており、未だに根強いファンも多い。なかでもMPVは3列シート車でありながら、走りの性能も比較的高く、最終型には2.3Lターボモデルもラインナップするなど、他のメーカーのミニバンとは一線を画していた。そんなMPVの初代モデルは、最終型とかなり毛色が違っていたのをご存じだろうか。

文：小鮒 康一／画像：マツダ、ダッジ、ベストカーWeb編集部

アメリカ向けに開発された初代MPV

アメリカデビューの方が先だったMPV。

Comments

[BBDC60°]

最初期のMPVは、後席のドアの窓がいわゆる「ハメ殺し」であった。
完全空調ありきの設計のようで、３列目天井左側にエアコンの吹出口が
あり、これで車内を快適にするというワケだった。
後に後席ドアの窓は開閉できるようにはなったが。
さすがに３ℓV6エンジンを積んでいただけあって、定員7人乗って
山道走ってもあまり苦痛には感じなかった。
このクルマ借りて何度か長野方面に出かけたが、同乗者たちには
概ね好評だった。
でも同時期に発売されていたエスティマと比べると、MPVは堅実
ではあるけれどやっぱり先進性に乏しい印象。
尤も対米輸出を念頭に開発されたクルマなので、そこは致し方ないのか。
なんでも米国向けは、後席ドアが右だけという仕様もあったらしい。

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オフライン55のうちの1台。3台あった中で生産化の一番優先順位が高かったのが初代MPV。その次がオートザムキャロル。もっとも後回しだったのがNAロードスターだった。何気に名車揃いだった。