3種類の新装備を展示
中谷防衛大臣は2025年5月23日、静岡県の陸上自衛隊富士駐屯地を視察し、陸自開発実験団から最新装備に関する説明を受けました。当日は、初公開となった島嶼(とうしょ)防衛用高速滑空弾、共通戦術装輪車(偵察戦闘型)、24式機動120mm迫撃砲の3種類の装備が展示されました。
島嶼防衛用高速滑空弾は、極超音速滑空体(HGV)を用いた事実上の弾道ミサイルです。「島嶼防衛用」とうたっていますが、将来的には敵基地攻撃能力獲得が期待されています。敵の兵器が届かない距離、いわゆる脅威圏外から攻撃できる「スタンドオフ能力」の中核を担う装備であり、防衛戦略の転換を象徴する存在です。
当日公開されたのは、発射装置ではなく弾薬車に搭載した状態で、外観上の特徴として大型の円形キャニスターが2本搭載されていることです。弾薬車の車体は装輪回収車をベースにしており、キャニスターをどのように発射機に装填するのかは明らかにされていません。ただし、キャニスターはかなり大型で、2本載せた架台で1組になっていることから、発射機は2連装になる可能性があると考えられます。
共通戦術装輪車(偵察戦闘型)はまだ正式な名称は決まっていませんが、装甲戦闘型や機動迫撃砲型から1年遅れの2025年度から制式化される予定であり、「25式」と呼称されると思われます。
特徴としては、車体後部に伸縮式のマストを備えており、カメラやセンサー付きの監視装置に加えて、半球形の衛星通信アンテナも搭載しています。偵察任務に必要な高度なセンサー機能と通信手段を有しつつ、人間の五感による偵察も行えるよう斥候員も乗車します。ドローンの運用が考慮されているかは分かりません。
24式機動120mm迫撃砲は、動力開閉式の天井ハッチを開けて砲を展開する構造となっており、通常は砲身を後方に向けて格納されています。砲員が車内で操作できるスペースが確保されているようです。
搭載されている迫撃砲はフランス製の2R2M迫撃砲で、陸上自衛隊が現在運用している120mm迫撃砲RTの派生型にあたります。後装式・半自動装填装置付きで、全周射界を持ち、目標情報に応じて自動照準ができる射撃能力を備えています。これら自動化によって迅速な陣地進入・射撃・離脱が可能であり、機動力と火力と生存性を兼ね備えた装備といえます。(月刊PANZER編集部)
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みんなのコメント
まあ、数を揃えても古くなった時に、日本は輸出や戦争で処分できないのですが。
しかし、今の世界情勢は今までとは違います。
今までの戦後の秩序は、通用しない