現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「冬を楽しむキャンピングカーの魅力」に関する調査、雪道の不安や寒さ対策はどうしてる?

ここから本文です

「冬を楽しむキャンピングカーの魅力」に関する調査、雪道の不安や寒さ対策はどうしてる?

掲載 更新 2
「冬を楽しむキャンピングカーの魅力」に関する調査、雪道の不安や寒さ対策はどうしてる?

寒い季節のアウトドアで気になること

「日本RV協会」は、キャンピングカーを所有しているユーザー、またはキャンピングカーに興味を持つユーザーにむけて、「冬を楽しむキャンピングカーの魅力」をテーマにアンケート実施。冬の車中泊となると、寒さが気になるが、所有するユーザーはどう考えているのだろうか? アンケートではキャンピングカーの機能性から使い方まで、さまざまな側面が見えるものだった。

大人気のミニバン・キャンピングカー「街乗り、ときどき車中泊」に使えるスグレモノ6台

 まずは、冬のキャンピングカー利用について。一般的には寒さが厳しい冬季は、外出を避ける・控える傾向になるのだが、キャンピングカーのユーザーは、冬だからこそアクティブに活動している傾向だ。

 アンケートのように半数の人が「冬だからこそ積極的にキャンピングカーで活動したい」と回答。大半のユーザーは、季節を関係なくキャンピングカーの利用を積極的に行なっているのがわかる。寒い季節だからこそ、寒さ対策でキャンピングカーを利用するシチュエーションもあるようだ。

 また、その利用方法や目的としては、「旅行」「キャンプ」といったものからスキーなどの「アクティビティ」というレジャーまで、幅広く活用しているのがうかがえる。

 これは寒さを気にすることなく、冬の醍醐味を楽しむために、キャンピングカーの利用はアドバンテージがあることを示す。例えば、冬の温泉旅行などに魅力を感じるユーザーにはキャンピングカーはもってこいの移動手段というわけだ。

 では、冬のクルマ旅で気になることはというと、目的地周辺の「環境」や雪道の「運転」について気になると答えたユーザーが半数ほど。また、寒さ対策や電気といった冬ならではの悩みもあるが、運転の慣れや装備などで解決できるはず。購入するキャンピングカーの種類や予算、道中の下調べなどの準備は重要だろう。

 そして、冬の寒さ対策については「キャンピングカー」を選ぶ際のポイントのひとつ。居住性ばかり目に行きがちだが、断熱性能はシーズンを問わずに大きく関わってくる重要スペック。その安心感があるからこそ、キャンピングカーと快適な旅との親和性が高まるのだろう。

 また、寒さ対策の”装備”として重要視されているのは、やはり暖房器具。車内で利用できる「安全性」や、温まりやすさの「性能」、連続して利用できる「燃費」、そして「操作性」が気になるポイントとして挙げられている。

 特に車内に取り付ける燃焼系の暖房器具の場合、安全性が確保されていても、器具内部では排気ガスが発生する。しっかりとした製品とプロフェッショナルによる施工がなければ安全姓は確保しにくく、特に狭い空間となるキャンピングカーでは重要なテーマ。とはいえ、燃焼系の暖房器具を使わないのかと思いきや、寒さ対策のために「FFヒーター」が必要だという人が8割を超える。その暖かさを体験した人であれば、冬の装備として「絶対」必要な装備と感じてしまうほどだ。

 

「寒さ対策の設備&グッズ」のススメ

 他にもキャンピングカーの設備や機能性について、キャンピングカーに限らずとも、クルマ旅でも役立つはず。まず、問題となるのは「窓」についてだ。クルマは安全な運転環境を得るために、車外の視認性を高めるため、窓が大きくなってしまうのは仕方がないのだが、悩みとなるのは「冷気」である。

 窓の冷気を防ぐためのアイテムとして、アンケートは上位から「シェード」「アクリル二重窓」「カーテン」「フィルム」と回答。中でも「シェード」は多くのユーザーが利用している定番アイテムで、断熱処理を施した厚いシートを窓に取り付けるグッズを利用している人も多い。

 また、「アクリル二重窓」は後付けできないケースも多いので、キャンピングカー購入時にチェックしておくべきスペックともいえるだろう。

 次に寒さ対策の「グッズ」。こちらは意外なことに空気を循環させる「ファン」がトップ。直接体を温めるアイテムではないが、おそらくヒーターなどの設備がすでにあることが前提での追加アイテムのようだ。

 その他の回答では、「毛布」「カーペット」「スリッパ」というアイテムが目立つ。足先など、ちょっとした冷えをカバーするために使う方法が一般化している。

 就寝時の寒さ対策については、「電気毛布」などを抑えて、一般家庭では定番の「羽毛布団」がトップ。寝心地と暖かさを優先して、家庭用の布団を使っているユーザも多い。また、使用しない時はスペースを取らない「寝袋」といった回答も多く、「マットレス」とあわせて快適な車中泊を実践しているシーンも考えられる。

 そんな寒さ対策を施したクルマの中でユーザーは自宅での生活と変わらない服装で過ごす傾向で、それだけ、キャンピングカーの快適な環境が整っていることを示している。

 キャンピングカーがあることで、自宅のリビングにいるような感覚を演出。アウトドアを意識することなく、生活できる環境があるのは重要なポイントだ。こんな部分がキャンピングカーが多種多様なユーザーに幅広く支持されている理由になっているようだ。

 ちなみに寒い時期にキャンピングカー内での食事はダントツで「鍋料理」がトップ。体をあたためる料理は人気で、簡単に調理できるラーメンという回答もあったが、複数人で楽しめる冬定番の料理はキャンピングカーの車内でも同じだったようだ。

 意外な人気だった「おでん」はスーパーやコンビニで売っているパッケージものを買ってきて、鍋で温めるだけというユーザーも多く、調理をしない簡単レシピも支持されているとのこと。

 ひとつの鍋をみんなで食べ、家族や仲間と一緒に食事をするだけで、温かな食卓がイメージできるキャンピングカー。宿泊施設でなくても、気持ちも暖かくなるような、快適な環境を提供してくれるキャンピングカーは寒い冬だからこそ遠出のレジャーに必須と言えるだろう。

関連タグ

こんな記事も読まれています

茶色くなったタイヤが本来の黒く自然な艶に、ペルシードから「タイヤワックス」発売
茶色くなったタイヤが本来の黒く自然な艶に、ペルシードから「タイヤワックス」発売
レスポンス
これが新型「エクスプローラー」だ! フォード、欧州専用EVを発売 約760万円から
これが新型「エクスプローラー」だ! フォード、欧州専用EVを発売 約760万円から
AUTOCAR JAPAN
MAXWIN の大容量 SD128GB付きバイク用ドライブレコーダーがアマゾンにて特別価格で発売!
MAXWIN の大容量 SD128GB付きバイク用ドライブレコーダーがアマゾンにて特別価格で発売!
バイクブロス
【VECTRIX】3輪商用eモビリティ「I-Cargo」を関西物流展に出展
【VECTRIX】3輪商用eモビリティ「I-Cargo」を関西物流展に出展
バイクブロス
和製スーパーカーの「パトカー集団」実車公開! そもそも誰が「導入」させた? 「激レアマシン」たちと佐野に登場した反響とは
和製スーパーカーの「パトカー集団」実車公開! そもそも誰が「導入」させた? 「激レアマシン」たちと佐野に登場した反響とは
くるまのニュース
売り切れってあるの? バイクを走らせるのに必須のガソリンスタンドの仕組みとは
売り切れってあるの? バイクを走らせるのに必須のガソリンスタンドの仕組みとは
バイクのニュース
トヨタ新型GRヤリス、海外では800万円以上に! しかも台数限定… いろいろ異なる "英国仕様" 発表
トヨタ新型GRヤリス、海外では800万円以上に! しかも台数限定… いろいろ異なる "英国仕様" 発表
AUTOCAR JAPAN
日産「セレナ」を週末だけキャンピングカーに! ポップアップルーフ付きのアウトドアにも普段使いにも使える万能選手です
日産「セレナ」を週末だけキャンピングカーに! ポップアップルーフ付きのアウトドアにも普段使いにも使える万能選手です
Auto Messe Web
日本特殊陶業、水素製造とFC発電を1台のセルスタックで実現するシステムを開発
日本特殊陶業、水素製造とFC発電を1台のセルスタックで実現するシステムを開発
日刊自動車新聞
円安34年ぶり水準、トヨタは3000億円の増益要因、ガソリン補助金は5月以降も継続へ[新聞ウォッチ]
円安34年ぶり水準、トヨタは3000億円の増益要因、ガソリン補助金は5月以降も継続へ[新聞ウォッチ]
レスポンス
本土から離れた「離島」 クルマは所有できる? 車検や整備はどうしてる!? 海に囲まれた「島」ならではの事情とは
本土から離れた「離島」 クルマは所有できる? 車検や整備はどうしてる!? 海に囲まれた「島」ならではの事情とは
くるまのニュース
ヘルメットも楽々入っちゃう!シート下容量が大きいスクーターベスト5(国内)
ヘルメットも楽々入っちゃう!シート下容量が大きいスクーターベスト5(国内)
バイクのニュース
世界のxEV用インフラ市場、急成長へ 矢野経済が予測
世界のxEV用インフラ市場、急成長へ 矢野経済が予測
レスポンス
フェルスタッペンはハミルトン後任の“第一候補”……メルセデス代表「彼がどうするか次第」
フェルスタッペンはハミルトン後任の“第一候補”……メルセデス代表「彼がどうするか次第」
motorsport.com 日本版
日本人女性初のスーパーフォーミュラドライバー、Jujuこと野田樹潤選手がDHLフォーミュラEアンバサダーに就任
日本人女性初のスーパーフォーミュラドライバー、Jujuこと野田樹潤選手がDHLフォーミュラEアンバサダーに就任
レスポンス
美しいフレームラインで構成された電アシ「ZORO.」 CYCLE MODE TOKYO 2024/名古屋MCSに出展
美しいフレームラインで構成された電アシ「ZORO.」 CYCLE MODE TOKYO 2024/名古屋MCSに出展
バイクのニュース
845万円のトヨタ「超すごいヤリス」発売! 斬新デザインの反響は? 各100台限定の進化した“GRヤリス”展示も
845万円のトヨタ「超すごいヤリス」発売! 斬新デザインの反響は? 各100台限定の進化した“GRヤリス”展示も
くるまのニュース
【MotoGP】ヤマハで適応道半ばのアレックス・リンス、クアルタラロとは「なにか違うこと」が必要と実感
【MotoGP】ヤマハで適応道半ばのアレックス・リンス、クアルタラロとは「なにか違うこと」が必要と実感
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

2件
  • FFヒーターって中国製だと1~2万円くらいなのに業者で取り付けてくれるのは20万円オーバー!
    そんなに違うもんなのかな?10分の1の価格なら壊れる前提で即交換の方が割安では?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村