イタリアGPで衝撃の1-2フィニッシュを果たした2週間後、マクラーレンが再び好結果を手にした。予選でランド・ノリスがポールポジションを獲得したのだ。
マクラーレンがポールポジションを獲得するのは、2012年のブラジルGP以来のこととなる。
■F1ロシア予選:勇気の決断、ノリスが初PP! タイヤ交換遅れたハミルトンは4番手、角田裕毅は13番手
ノリスは、ウエットコンディションで始まった予選を、危なげなくQ3まで進出。そして路面が乾きつつあった終盤にインターミディエイトタイヤからドライのソフトタイヤに履き替えた。結局全車がドライタイヤを履くことになったが、最終ラップでノリスは渾身のアタックを披露。先にタイヤを換えていたカルロス・サインツJr.(フェラーリ)に0.517秒の差をつけ、ポールポジションを獲得した。
「すごい気分だ。何て言っていいのか分からないよ」
予選後、ノリスはパルクフェルメでのインタビューでそう語った。
「大忙しのセッションだった。僕らは順調に進んでいて、そして最終的にはスリックタイヤに交換することを決めたんだ」
「実際にポールを手に入れるまで、ポールが獲れるかどうかは分からないモノだと思う。そして今では、それをなんとかやり遂げることができた。とても満足している」
「チームにも感謝したい。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた」
予選前に予定されていたフリー走行3回目は、大雨の影響で中止された。予選スタート時刻までにはその雨もあがっていたが、路面は濡れたままであり、予選Q3まで各車はインターミディエイトタイヤで走行することを強いられた。そしてそのセッション後半には、全車がドライタイヤに履き替えることになる。
ノリスは滑りやすい路面で、スリックタイヤを履いたマシンをコントロールするのは「難しかった」と認めたが、最終ラップまでタイヤを正しい温度に保つことに集中したと語っている。
「自分自身を褒めるように聞こえるかもしれないけど、それは難しいコンディションだった」
そうノリスは語った。
「当時は、ちょうど履き替えるかどうかのギリギリのタイミングだったと思う。(スリックタイヤでの)1周目は2秒も遅かったんだ。(インターミディエイトタイヤで計測した)前のラップよりも速く走る自信はなかった」
「それでもタイヤの温度を保ち、最後のアタックに向けた準備をした。そしてかなりのリスクを冒した……それは認めるよ。それが報われたのだから、僕は幸せだ」
マクラーレンは今週末、前戦モンツァのような好結果を再び実現する可能性は低いと考えていた。そんな中でノリスがポールポジションを獲得したのは、ノリス自身にも、そしてチームにとっても、かなり驚きの結果だったという。
「モンツァの再現をするということは、僕らが期待していたことではなかった。でも今日のようなコンディションは、僕らがチャンスを掴むことができる絶好の機会だった」
そうノリスは語った。
「それが、まさに僕らが今日したことだ。特にうまくいったモンツァの次のレースとしては、絶好のスタートだ。明日もこれを続けられることを願っている」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?