ペトロナス・ヤマハSRTに移籍し、新たな体制で2021年シーズンに挑んでいるバレンティーノ・ロッシだが、彼は開幕のロサイル連戦では苦戦。ヨーロッパラウンドに入って状態が改善されるかどうかには確信が持てていない。
ロッシは開幕戦カタールGPでは予選4番手を確保したことで、幸先の良いスタートを切ったかと思われた。しかし決勝レースでは近年彼を悩ませてきたリヤタイヤのグリップの問題が再び持ち上がってしまい、12位と低迷。続く第2戦ドーハGPでは更に状況は悪化し、キャリアワーストの予選21番手から16位という結果に終わった。
■ロッシ、リヤグリップで苦戦続きポイント圏外「重要なのは結果。改善が必要」
彼のチームとの契約は2021年の単年のみ。今後現役を継続するかどうかはヤマハとの契約で定められているパフォーマンス水準を満たすかどうかにかかっているため、ヨーロッパラウンド序盤は大きな意味を持っている。しかしロッシ本人は、ヨーロッパラウンドでの改善がどうなるかは分からないと話す。
「分からないよ。毎年すごく変わってきているからね」
ヨーロッパラウンドで改善を期待しているかと訊かれたロッシは、そう答えた。
「(レースで)僕らはよりコンスタントなペースを保つことのできる電子制御のいくつかのセッティングを持っていた。でも惜しいことに、それを見つけたのは(決勝日の)朝で、スタートは相当悪いポジションからだった」
「今のMotoGPではライダー全員、そして全てのバイクが強力で、勝者から10秒の位置で15位になってしまうんだ。ポルティマオ(ポルトガルGP)から始まる他の(ヨーロッパの)トラックで、僕らがより競争力を持てるかどうか、それは行ってみなければ分からない」
なおペトロナス・ヤマハSRTは第2戦ドーハでロッシだけではなく、チームメイトのフランコ・モルビデリも12位と苦戦してしまった。
モルビデリは今シーズンもAスペックと呼ばれる2019年型をベースとしたマシンを使用。ドーハGPには2020年シーズン初頭に使用していたセッティングで挑み、一定の改善を得たようだが、昨シーズン序盤にあらわれていたタイヤ消耗も再び顕在化してしまったという。
「大きな修正を加えたんだ。2020年シーズン初めの頃と似た設定に戻したんだ」
「レースでは、前回(開幕戦)よりは良くなっていた。バイクがしっかり機能していて、戦うことができた」
「10番手からのスタートで、最速のバイクを持っていない状況では集団の中での戦いはかなり大変だった。ただ少なくとも戦うチャンスは得られていたんだ」
「でも2020年序盤と似た問題があって、終盤に良いペースを維持することに苦戦した。タイヤが早くに終わってしまったんだ」
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