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軍用「Gクラス」が約1700万強で落札! 2000時間かけてレストアされたメルセデス・ベンツのコレクター向け改良点とは?

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軍用「Gクラス」が約1700万強で落札! 2000時間かけてレストアされたメルセデス・ベンツのコレクター向け改良点とは?

Gクラスの人気はまだまだこれからも続く

2025年1月25日、ボナムズがアメリカで開催した「The Scottsdale Auction」オークションにおいてメルセデス・ベンツ「250GD ウルフ」が出品されました。同車は、ニュージャージー州フレンチタウンのスペシャリストであるエクスペディション・モーター・カンパニーによる、2000時間以上のレストア作業が行われた1台でした。

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軍用バージョンにはひとつのニックネームが与えられた

メルセデス・ベンツの「Gクラス」といえば、現在ではそのスタイルこそデビュー時から大きく変わらないものの、ファッショナブルで高級なSUVとして、世界中のカスタマーから愛される存在となった。しかしながらその歴史を紐解くと、ゲレンデヴァーゲンは、そもそも軍用車として開発されたモデルであり、その初代モデルが誕生したのは1979年とすでにその長さは40年を大きく超えることが分かる。

メルセデス・ベンツはシュタイア・ダイムラー・プフ社と提携し、オーストリアのガースで生産を行い、世界中の軍隊にそれを供給したが、ゲレンデヴァーゲンにはそのほかにも大きな可能性があることに早くから気づいていた。

それが民用車としての販売で、じっさいにメルセデス・ベンツは軍用モデルと同じ1979年から、民用向けバージョンの販売を開始している。それに前後して軍用バージョンにはひとつのニックネームが与えられた。今回ボナムズ社のスコッツデール・オークションにも出品された「ウルフ」がそれだ。

>>Gクラスを特集したメルセデスの専門誌「only Mercedes」のvol.222を読みたい人はこちら(外部サイト)

エンジンはフルリビルトされた2.5リッターディーゼル

オークションに登場したウルフは、「250GD」をベースとしたもので、戦場を生き抜いたこのモデルが新たな命を得るためには、ニュージャージー州フレンチタウンのスペシャリストであるエクスペディション・モーター・カンパニーによる、2000時間以上のレストア作業が行われた。それはナットやボルトを最後まで取り外すという徹底したものであったほか、ボディは金属の地肌まで剥がされ、慎重にオリジナルの形状に戻された後、ブラックのアクセントカラーをあしらった、スカイブルーの塗装が施された。さらにはカラーキープされたグリルやヘッドライトの周囲、フロントスキッドプレート、フード下に備えられる緊急用のショベルなど、すべてが一流の仕事に徹している。

キャビンには、強化されたバケットシートが前後に装備されており、これは上部が手縫いのブラック・レザーで覆われている。乗車定員は4名となるが、カスタムメイドのロールバーはもちろん乗員全員を保護することが可能。後部にはビーチの雰囲気を演出するカスタムメイドのウッドフロアボードが装備されており、ビキニトップとオプションのフルソフトトップも自由に使うことができる。

ボンネットの下に搭載されるエンジンは、フルリビルトされた93psの2.5L直列5気筒ディーゼルで、組み合わせられるトランスミッションは5速MT。駆動方式は当然のことながらパートタイム式の4WDとなり、じっさいの悪路走破性は現代のSUV、あるいはオフローダーに慣れたカスタマーをも十分に満足させるはずだ。

特注のハードカバー本も付属

この象徴的な、そして現代において見事に復活を遂げたウルフの外観と特徴を維持することは、それなりに大変なことなのだろうが、コレクターがより楽しめるように、エクスペディション・モーター・カンパニーは、さまざま改良を施している。同社が製作したオーナーズマニュアルと、レストアの全工程を記録した特注のハードカバー本も付属する出品車は、スキーやサーフボードなど、さまざまなアイテムを積み込んで、幌とフロントウインドウを折り畳んで街中をクルージングするだけで、十分に注目の的となるだろう。

ボナムスはこの1990年式230GD ウルフに、9万~12万ドル(邦貨換算約1403~1872万円)のエスティメート(推定落札価格)を提示。落札価格は11万2000ドル(邦貨換算約1747万円)と、アメリカにおいてもゲレンデヴァーゲン(Gクラス)の人気は非常に高いことを証明してみせた。Gクラスの栄光に満ちた歴史は、これからもまだまだ続きそうな気配だ。

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文:Auto Messe Web 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)
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