現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > メルセデス・ベンツが「乗用ミニバン」に本気になった! 電動ミニバン「VLE」の後席の豪華さがヤバすぎる

ここから本文です

メルセデス・ベンツが「乗用ミニバン」に本気になった! 電動ミニバン「VLE」の後席の豪華さがヤバすぎる

掲載 9
メルセデス・ベンツが「乗用ミニバン」に本気になった! 電動ミニバン「VLE」の後席の豪華さがヤバすぎる

 この記事をまとめると

■メルセデス・ベンツがEV専用モデル「VLE」を発表し高級ミニバン市場へ参入

VWのID.Buzzって何と比較検討すべき? じっくり考えてみたけどアルファードもVクラスもライバルにならない孤高の存在だった

■31.3インチ8Kスクリーンなど後席のデジタル体験を重視した設計

■もし日本市場に導入されればアルファードの強力なライバルになるだろう

 メルセデスが高級ミニバン市場に挑む

 メルセデス・ベンツが、完全電動となるの新型車「VLE」を発表した。同社はこのモデルを「グランドリムジン」と呼ぶ。商用バンをベースとしたVクラスの延長ではなく、最初から高級乗用車として設計された、メルセデス・ベンツ流のミニバンであり、日本でいえばレクサスLMやトヨタ・アルファード/ヴェルファイアのエグゼクティブラウンジのような、ショーファードリブンとしても人気を博している高級ミニバンに真っ向から挑むモデルということになる。

 VLEの最大の売りは、後席の体験だろう。格納式の31.3インチパノラマスクリーンを装備する「MBUX Rear Space Experience」は、アスペクト比32:9、8K解像度という圧倒的なスペックを誇る。画面は分割表示が可能で、複数の乗員がそれぞれ異なるコンテンツを楽しめる。800万画素のカメラも内蔵しており、ビデオ会議にも対応する。エンターテインメントだけでなく、移動オフィスとしての機能も想定されているわけだ。

 31.3インチという画面サイズは、自動車の後席ディスプレイとしては異次元の大きさだ。家庭のテレビに匹敵するサイズの画面が、移動中のプライベート空間で使えることの価値は、VIP送迎や長距離移動の多いユーザーにとって大きい。

 先代のVクラスは、商用バンのスプリンターと同じプラットフォームを共有していた。そのため、乗り心地や静粛性の面で、乗用車としては物足りない部分があった。VLEは、完全に新規開発されたEV専用プラットフォーム「VAN.EA」を採用する。バッテリーを床下に配置することで低重心化を実現し、エアサスペンションと組み合わせることで、リムジンにふさわしい上質な乗り心地を追求している。

 欧州流の新しいショーファーカー

 EVであることの利点も大きい。エンジンがないため、車内は極めて静かだ。ロードノイズや風切り音は残るが、エンジン音と振動がないことで、後席の快適性は非常に高いレベルになっていることが想像できる。航続距離は700km以上を確保しており、急速充電も15分で355kmぶんの充電が可能だ。実用面での不安は少ないといえるだろう。

 車内は最大8人乗りの3列シート仕様で、両側に電動スライドドアを装備する。この点は、日本の高級ミニバンと同じパッケージングだ。ただし、ボディサイズは全長約5309mm、全幅1999mm、全高1916mm。全幅は2m近く、アルファードの全幅1850mmはもちろん、LMの1890mmと比べても100mm以上広い。これは欧州や米国の道路事情を前提としたサイズで、日本の都市部での使用を考えるとやや厳しい数値だ。

 日本市場でLMやアルファード/ヴェルファイアが圧倒的な支持を得ているのは、後席の豪華さと実用性の高さにある。オットマン付きのキャプテンシートで移動できる快適性は、一度体験するとほかのクルマには戻れないという声も多い。VLEは、そこにデジタル体験という新たな価値を加えようとしている。

 興味深いのは、メルセデス・ベンツがこのセグメントに本気で取り組んでいるという点だ。このVLEに続いて、さらに上級の「VLS」も予告されている。欧州メーカーは長年、ミニバンを商用車の延長、あるいはファミリーカーとして扱ってきた。それを高級車として再定義しようとする動きは、アジア市場、とくに中国での高級ミニバン需要の高まりを反映している。

 VLEは2026年後半から欧州、米国、中国市場で発売される。価格は未発表だが、装備内容を考えると相当に高額になることは確実だ。日本市場への導入については発表されていないが、事実上の先代モデルとなるVクラスが販売されていたことを考えると、VLEも国内発売される可能性はある。

 ただ、もし日本に導入されれば、国産モデルとは異なるアプローチの高級ミニバンとして、一定の需要は見込めるかもしれない。デジタル体験を重視するユーザー、EVならではの静粛性を求めるユーザーにとって、VLEは魅力的な選択肢となるし、日本におけるメルセデス・ベンツのブランド力には相当なものがある。アルファードが日本的な「おもてなし」の象徴だとすれば、VLEは欧州流の「モダンラグジュアリー」の体現だ。高級ミニバン市場に、新たな選択肢が加わる可能性は十分にある。

文:WEB CARTOP WEB CARTOP

こんな記事も読まれています

高速道路のSA・PAで捨てられたゴミの60%以上が「外や家庭」からのもち込み! マナーの悪さにゴミ箱を撤去する場所も出てきた
高速道路のSA・PAで捨てられたゴミの60%以上が「外や家庭」からのもち込み! マナーの悪さにゴミ箱を撤去する場所も出てきた
WEB CARTOP
「アストンマーティンに後れを取りたくない」キャデラックがカナダGPで2戦連続アップデートを実施へ
「アストンマーティンに後れを取りたくない」キャデラックがカナダGPで2戦連続アップデートを実施へ
motorsport.com 日本版
魅せるソアラの雄姿を再び!鉄人・上野高広がファンと来年ラストランを目指す共走プロジェクト
魅せるソアラの雄姿を再び!鉄人・上野高広がファンと来年ラストランを目指す共走プロジェクト
Auto Messe Web
【140年、140カ所】新型「メルセデス・ベンツ Sクラス」によるグローバルジャーニー その21 日本縦断の旅
【140年、140カ所】新型「メルセデス・ベンツ Sクラス」によるグローバルジャーニー その21 日本縦断の旅
AutoBild Japan
【MotoGP】大クラッシュに巻き込まれるも決勝3位のバニャイヤ、ただ手首に違和感あり……母国イタリアで再検査へ「何かがおかしい」
【MotoGP】大クラッシュに巻き込まれるも決勝3位のバニャイヤ、ただ手首に違和感あり……母国イタリアで再検査へ「何かがおかしい」
motorsport.com 日本版
「その発想はなかった…!」 新デザイン「カラーリングが“逆”のJRバス」登場へ その名も「リバース」
「その発想はなかった…!」 新デザイン「カラーリングが“逆”のJRバス」登場へ その名も「リバース」
乗りものニュース
思わず唸る旨さでレンゲが止まらない! 東関道「湾岸幕張PA」の濃厚「ヤマニ味噌ラーメン」 バイクで行く高速道路グルメ
思わず唸る旨さでレンゲが止まらない! 東関道「湾岸幕張PA」の濃厚「ヤマニ味噌ラーメン」 バイクで行く高速道路グルメ
バイクのニュース
ニトロ芳賀レプリカモデルが登場、アライヘルメットから「ラパイドNEO ハガ・ダーク」が7月下旬発売
ニトロ芳賀レプリカモデルが登場、アライヘルメットから「ラパイドNEO ハガ・ダーク」が7月下旬発売
バイクブロス
倍耐力改めPIRELLI ピレリのパブリックイメージ(前編)【サイトウサトシのタイヤノハナシ 第20回】
倍耐力改めPIRELLI ピレリのパブリックイメージ(前編)【サイトウサトシのタイヤノハナシ 第20回】
AUTOCAR JAPAN
4K録画から駐車監視まで対応、カロッツェリア新型ドラレコの進化点
4K録画から駐車監視まで対応、カロッツェリア新型ドラレコの進化点
レスポンス
アントネッリ、ニュルブルクリンク挑戦はしばらくおあずけ! メルセデスが禁止「4回王者になったら」
アントネッリ、ニュルブルクリンク挑戦はしばらくおあずけ! メルセデスが禁止「4回王者になったら」
motorsport.com 日本版
電子制御ゼロの超硬派FRスポーツカー! TVR「タスカン」が英国オークションで示した存在感
電子制御ゼロの超硬派FRスポーツカー! TVR「タスカン」が英国オークションで示した存在感
Auto Messe Web
おじさん必見! ボケ防止にもなるシフトフィールが気持ちいいMT車3選! 終活車としておススメ!!!
おじさん必見! ボケ防止にもなるシフトフィールが気持ちいいMT車3選! 終活車としておススメ!!!
ベストカーWeb
日産新型「エルグランド」が「Uber プレミアム」に採用! 今夏発売の「最高級ミニバン」を導入する狙いとは? “リニア級”の静粛性で「極上の移動体験」を提供へ
日産新型「エルグランド」が「Uber プレミアム」に採用! 今夏発売の「最高級ミニバン」を導入する狙いとは? “リニア級”の静粛性で「極上の移動体験」を提供へ
くるまのニュース
SUBARU WRX NBRがニュル24時間レースSP4Tクラス優勝、ライバルを圧倒し総合でも32位に
SUBARU WRX NBRがニュル24時間レースSP4Tクラス優勝、ライバルを圧倒し総合でも32位に
Webモーターマガジン
「耐水圧2万×透湿2万」!ワイズギアの新作ストレッチレインウェアで、梅雨のバイク走行を快適に変える
「耐水圧2万×透湿2万」!ワイズギアの新作ストレッチレインウェアで、梅雨のバイク走行を快適に変える
WEBヤングマシン
「芸能人の政治的発言」を煙たがるのは誰なのか
「芸能人の政治的発言」を煙たがるのは誰なのか
GQ JAPAN
「これは美しい…」ピカピカの車体は特注。実は新車で買える伝説の名車。ニセモノ問題に業を煮やし「本社が本物作ったる!」と奮起
「これは美しい…」ピカピカの車体は特注。実は新車で買える伝説の名車。ニセモノ問題に業を煮やし「本社が本物作ったる!」と奮起
WEBヤングマシン

みんなのコメント

9件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

977 . 0万円 1408 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

34 . 8万円 1970 . 0万円

中古車を検索
メルセデス・ベンツ Vクラスの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

977 . 0万円 1408 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

34 . 8万円 1970 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村