2020年のデイトナ24時間レースを制したのは、10号車ウェイン・テイラー・レーシングだった。同車はレース中、ピットレーンの赤信号無視による60秒のストップ&ゴーペナルティやパワーステアリングの問題で遅れを取ったにも関わらず、レース終盤に首位を奪取。そのままトップチェッカーを受けた。
ウェイン・テイラー・レーシングは、これでデイトナ24時間レース連覇である。
■デイトナ24時間:小林可夢偉が連覇! WTRのキャデラックが優勝
「本当に印象的だった」
チームオーナーのウェイン・テイラーは、マツダ・チーム・ヨーストやチーム・ペンスキーのアキュラなどとの戦いを制したチームの成果について、そう語った。
「それが意味すること、それはキャデラックが我々に多額の投資をした……つまり我々がファクトリー・チームだと言うべきだということだ」
IMSAとACO(フランス西部自動車協会:WEC主催者)は先週末、IMSAとWECに共通のプロトタイプカテゴリーを設け、両シリーズ間の交流を促すことを明らかにした。つまり、デイトナ24時間を制したマシンが、同年のル・マン24時間に参戦することも可能になるわけだ。
今回勝利したことにより、チームにはル・マンに挑戦するだけの価値はあるものの、現状のままでは勝利を目指すことはできないとテイラーは語る。
「IMSAとACO(フランス西部自動車協会:ル・マン24時間レースの主催者)の新たな議論があった。ただ、このチームと一緒にル・マンに行き、勝つというようなことは考えられない」
「IMSAがACOと協力すると発表された時、我々は皆興奮していた。ル・マンは常に究極の存在だ。今回のことにより、スポンサーがみつかることを望んでいる。スポンサーは、誰もが必要としているモノだ。しかし今回勝ったことで、パートナーやメーカーと話をする力を、もう少し得ることができたはずだ」
「こういった長距離のレースで安定して勝てるということを示すこと、それは企業パートナーよりも、メーカーにとっての”希望”だと思う」
テイラーは今回の結果をもたらした4人のドライバーを賞賛した。
「誰もが知っているように、デイトナ24時間は、勝つのが難しいイベントだ」
「今年はより困難だった。台数が少なく、イエローコーションも少ないと分かっていたからね」
「ある時点では、2番手のマシン以外の全車を周回遅れにした。そしてイエローコーションが出ると、レース全体の流れが変わってしまう。我々のドライバーは言葉では言い表せない……彼らはスーパースターだ。自惚れることもない」
「私にとっては、チームオーナーとして3回目のデイトナ勝利だ。スコット・ディクソンのような人物と仕事をすること……彼のことはもちろん知っているが、内気でなかなか話ができなかった。小林可夢偉やライアン・ブリスコーの素晴らしさも、言葉では言い尽くせないよ」
ライバルたちについて、テイラーは次のように語った。
「マツダが最大のライバルになると思っていた。彼らが舞台裏で何をやっているのか、どこでテストをしているのか分からなかった。そして、彼らは本当に脅威になった」
「アキュラについては不思議だった。なぜ彼らがああいう結果になったのかは分からない。キャデラックやダラーラのことは信頼していた。我々は長いこと共に働いてきたからね。そのことは助けになったんだ」
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