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2023スーパーGTチャンピオンに輝くのは誰か。GT500、GT300両クラスのタイトル獲得条件をおさらい

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2023スーパーGTチャンピオンに輝くのは誰か。GT500、GT300両クラスのタイトル獲得条件をおさらい

 4月15日に開幕した2023年シーズンのスーパーGTは、11月4~5日にモビリティリゾートもてぎで開催される第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』で最終戦を迎える。シリーズチャンピオン決定の舞台となる第8戦もてぎを直前に控え、GT500クラスのタイトル獲得の可能性を残す3台と、GT300クラスの2台、それぞれのドライバーズタイトル獲得条件を改めてみてみよう。

■GT500クラスでタイトル獲得権利を残すのは3台
 GT500クラスで争う15台のうち、最終戦を残してタイトル獲得の可能性を有するのは、ランキングトップで69ポイントの36号車au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)、2位62ポイントの3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)、3位53ポイントの16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)の3台だ。

2023スーパーGT第8戦もてぎ TV放送&タイムスケジュール

 この3台のうち、自力タイトル獲得の可能性を残しているのはランキングトップの36号車のみで、36号車は決勝レースで2位(15ポイント)以上を獲得すると他車の順位に関わらずシリーズタイトル獲得となる。

 ランキング2位の3号車がタイトルを獲得するには、4位(8ポイント)以上でのフィニッシュが必須となる。仮に3号車が2位、36号車が4位となった場合には獲得ポイント数が77点で並ぶが、その場合は今季の優勝回数の差(36号車2勝、3号車1勝)で36号車がタイトルを手にする。

 16号車が逆転でタイトルを獲得するには決勝レースでの優勝が最低条件となり、その場合には36号車が8位以下、3号車が4位以下であればタイトルを手にすることができる。なお、16号車が予選ポールポジションを獲得し、決勝レースでも優勝を飾った場合は36号車が7位以下、3号車が3位以下でタイトルに輝く。

■GT500クラス第8戦もてぎ終了後の獲得見込みポイント表(編集部集計)
順位獲得Pt.#36 坪井&宮田#3 千代&高星#16 福住&大津P.P.+優勝21908374優勝20898273P.P.+2位168578692位15847768P.P.+3位128174653位11807364P.P.+4位97871624位8777061P.P.+5位77669605位67568596位57467587位47366578位37265569位271645510位170635411位以下0696253
※赤:自力タイトル獲得/黒:他車の獲得ポイント次第でタイトルの可能性あり/青:タイトル獲得の可能性消失

■GT300クラスは“予選決着”の可能性あり
 GT300クラスでチャンピオン獲得への権利を残すのは、70ポイントでランキングトップの52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)と、50ポイントでランキング2位の2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)の2台。

 52号車が前戦オートポリスで今季2勝目を飾ったこともあり、両車のポイント差は20点と大きい。このため2号車が逆転チャンピオンになるには、最終戦の予選でポールポジションの1ポイントを獲得することがまずは最低条件。2号車がポールポジションを獲得できなければ、その時点で52号車がチャンピオンに輝く。

 もし2号車がポール・トゥ・ウインで最大獲得点数の21ポイントを得た場合は、52号車がノーポイントだと2号車が得点数でチャンピオンを獲得できる計算になる。そのため、2号車が自力チャンピオンに輝くには“ポール・トゥ・ウイン”が絶対条件だ。なお、2号車が優勝し、52号車がノーポイントだと得点数が70ポイントで並ぶが、この場合は優勝回数の差で52号車がチャンピオンとなる。

 したがって最終戦では、2号車がポールポジションを獲得したとしても、52号車が決勝で10位1ポイントを加算できれば自力チャンピオンに輝くという、圧倒的有利な条件で迎えることになる。

■GT300クラス第8戦もてぎ終了後の獲得見込みポイント表(編集部集計)
順位獲得Pt.#52 吉田&川合#2 堤&平良P.P.+優勝219171優勝209070P.P.+2位1686662位158565P.P.+3位1282623位118161P.P.+4位979594位87858P.P.+5位777575位676566位575557位474548位373539位2725210位1715111位以下07050
※赤:自力タイトル獲得/黒:他車の獲得ポイント次第でタイトルの可能性あり/青:タイトル獲得の可能性消失

 全車がノーウエイトで争う最終戦もてぎでは、GT500クラスはトヨタ、ニッサン、ホンダで三つ巴の戦いが行われ、GT300クラスは予選から緊迫したタイトル争いが繰り広げられるだろう。そしてシーズン最終戦かつノーウエイトということで、両クラスのどのチームも優勝を狙ってくるはず。見どころが多いもてぎ決戦になりそうだ。

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みんなのコメント

1件
  • 500は理想的な展開ですね。同じメーカー同士でチャンピオンを争うより違うメーカーで争った方がスリリングなのは間違いない。個人的にはTOYOTAを応援してます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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