KTMのブラッド・ビンダーはオーストラリアGPでの好調を受けて、今のマシンはドゥカティにかなり接近できていると考えている。
近年、MotoGPではドゥカティがレースシーンをリードしており、KTMやアプリリア、そして日本勢がそれを追いかけるという状況が続いてきた。
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今年もドゥカティが好調だが、KTMは終盤戦になり彼らに迫る走りを見せている。先日行なわれたオーストラリアGP決勝では、予選2番手のビンダーがドゥカティ勢3台を相手にトップ争いを繰り広げ、最後はトップから0.8秒差の4位でフィニッシュした。
ビンダーは日本GPでカーボンファイバー製のシャシーを導入して以降好調な走りを続けており、オーストラリアGPでもそれを維持した形だ。
彼は今シーズン、KTMは大きく前進しておりドゥカティにも非常に接近していると語った。
「昨シーズンと今を比較すると、そのステップはとても大きいよ」とビンダーは言う。
「すごく大きく前進していて、バイクに乗っていてもとても良いフィーリングなんだ」
「本当に良い予選ができた。MotoGPでもこれまででベストだったよ。前に誰も並んでいないというのはすごくクールだった」
「僕たちは(ドゥカティに)そんなに離されていないし、かなり接近していると思う。僕もかなりタイヤをセーブしていたんだけど、最終的には彼らがよりグリップを残していて、余力があったみたいだ」
「でも、僕らはライバルよりもタイヤにちょっと厳しい傾向があるのは分かっていたからね。多少は予測できたことだ。昨年はラスト5周でタイヤが終わっていたけど、今回はかなり競争力を残すことができた」
また最終的にビンダーから表彰台を奪うこととなった、ヨハン・ザルコ(プラマック)からのラストラップのオーバーテイクについて訊かれると、彼は次のように答えた。
「少しびっくりした。というのも僕は予選で走るラインを通っていて、ホルヘ(マルティン/プラマック)を捕まえようとしていたからだ」
「そこでポジションを失ってしまったけど、皆がコース上で散らばってしまったせいで取り戻すのは難しかったんだ」
なおビンダーはタイヤライフに限界が来たことで一気にラストラップでポジションを失ったマルティンについて、KTMではソフトタイヤで走り切ることはムリだったと認め、ラストラップまでリードし続けたライバルを称賛している。
「最初は彼を捕まえるのはかなり無理だと思っていたんだ」
「彼はラスト10周まで信じられないリズムを維持していた。。本当にいい仕事をしていたよ。ソフトタイヤをここまで使うなんて脱帽ものだ。僕らだったら、もっと早い段階で苦戦していただろう」
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アプリリアは 別の道で2勝している