従来のカテゴリーへ縛られない小さなEV
小さな電気自動車が、欧州では急拡大中。そこへ新たに投入されたのが、成熟といえる技術を個性的なボディで包み込んだ、ヒョンデ・インスターだ。
【画像】狙うは小さなプレミアム 最新 ヒョンデ・インスター サイズが近いEVと見比べてみる 全165枚
サイズは全長3825mm、全幅1610mm、全高1575mmで、フォルクスワーゲンでいうとUp!とポロの中間くらい。それでいて装備は充実しており、プレミアム志向といえ、価格設定はやや高め。従来のカテゴリーには縛られていない。
上級感を狙った最近のコンパクトカーといえば、バッテリーEVではホンダeが思い浮かぶ。我々に身近な大きさのクルマの、幅が広がることは歓迎できる。
スタイリングは、強調されたフェンダーラインと、短いオーバーハングが特長。ブラックの樹脂トリムがホイールアーチを覆い、SUVのような雰囲気を得ている。ライトの処理が特徴的ながら、整った見た目だと思う。好き嫌いは分かれそうだが。
ロングレンジなら49kWhで368km
プラットフォームは、2021年に韓国で発売され見た目の雰囲気も似ている、エンジン車のヒョンデ・キャスパーがベース。電動パワートレインを搭載するべく、長さが伸ばされ、各部に設計変更を受けている。
パワートレインは、2種類から選べる。安価なスタンダードレンジには42kWhの駆動用バッテリーと96psのモーターが載り、前輪駆動で航続距離は326km。ロングレンジでは49kWhと114psへ強化され、368kmへ伸びる。
トリムグレードは、英国仕様では01、02、03の3段階。英国価格は2万3495ポンド(約458万円)からに設定された。
見た目以上に広い車内 後席側はリムジン並み
車内空間は、見た目以上に広い。台形シルエットのおかげで、頭上空間にはかなりの余裕がある。後席側の前後方向は、リムジン並みに広々といっていい。他方、狭めの全幅のおかげで、前席側のゆとりはそこまで大きいわけではない。
インテリアデザインは、アイオニック5の縮小版ではなく、インスター独自のもの。フロントシートは座面がやや短く、背もたれは腰回りの張りが弱め。アームレストが備わり、その下に2本分のカップホルダーがある。
通常の荷室容量は280Lと、このクラスでは狭い方に入るが、リアシートは左右個別にスライド可能で拡大できる。背もたれを倒せば、大きな荷物も載せられる。フロントシート側もフラットに倒せ、大人が横になることもできる。
内装は、プラスティック然とした領域が狭くなく、高級感は高くない。それでも製造品質はソリッドで、頻繁に肌が触れそうな場所はクロス風の処理を得ている。レザー内装も、市場によっては指定できるそうだ。
操作性良好なスイッチ類 ヒートポンプACが標準
ダッシュボード上には、グラフィックが鮮明な10.25インチのタッチモニター。インフォテインメント・システムは、ルノー 5ほど扱いやすいわけではなく、反応は遅め。アップル・カープレイとアンドロイド・オートには、有線で対応する。
エアコンには、実際に押せるハードスイッチが残されており、従来どおり操作しやすい。モニターの下部には、インフォテインメントのメニュー用ボタンが整列している。
エネルギー効率の良い、ヒートポンプ式エアコンは標準装備。アダプティブ・クルーズコントロールなどの運転支援システムも、共通して備わるという。
走りの印象は、最新 ヒョンデ・インスター(2)にて。
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