7月4日、宮城県のスポーツランドSUGOでENEOSスーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE第4戦『SUGOスーパー耐久4時間レース』の決勝レースが行われた。今季、ST-3クラスはTRACY SPORTS with RCITのエアバスター RC350 EXEDYとHitotsuyama RacingのHitotsuyama BMW M2 Racingの2台の争いとなっているが、Hitotsuyama BMW M2 Racingが少しずつエアバスター Winmax RC350 EXEDYとの差を縮めている。
2400cc~3500ccまでの後輪駆動車両が争うST-3クラスは、2025年まではレクサスRC350とニッサン・フェアレディZの争いとなっていたが、今季はRC350がエアバスター Winmax RC350 EXEDYの1台に。代わってST-3クラスに登場したのが、BMW M2レーシングを使用したHitotsuyama BMW M2 Racingだった。
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BMW M2レーシングは世界中でワンメイクレースに活用されている車両で、日本でもBMW & MINI Racingで使用されているカスタマーレーシングカー。Hitotsuyama Racingは、より幅広いドライバーが参戦できる環境づくりを目指すべく今季スーパー耐久への参加を決定したが、開幕当初はRC350よりも100kgほど重い状況で、タイム差も大きかった。
第2戦鈴鹿では耐久性の強化に取り組んだHitotsuyama BMW M2 Racingは、第3戦富士24時間に向け大きな軽量化に取り組んだ。軽量なドア/ドアガラス、リヤガラス、トランクといったカーボンパーツを新規部品として申請。約50kgの軽量化を果たした。
富士では初めての24時間レースということもありトラブルも発生することになったが、第4戦SUGOでは、ベテランの高木真一を今シーズン初めて招聘。どれほどのタイムが出るかのトライを行い、上回るまでは至らなかったものの、エアバスター Winmax RC350 EXEDYとのギャップを縮めてみせた。
「もともと新車のときに1500kgほどあり、RC350とは100kg近い差があったのですが、今は約50kg軽くなりました。ドアで12~13kgほどずつ、トランクで8kgずつくらい、それとガラスをアクリルに換えて、ホイールも変更しました。ただ、これ以上の軽量化はキツいかな……という状況です」というのは一ツ山亮次代表。
今後、RC350に迫るために取り組んでいるのはパワー改善だが、BMW M2レーシングはカスタマーレーシングカーであり、かなり厳格な制御でパワーが制限される。「パワーウエイトレシオが劣っていて、その改良には着手はしているのですが、BMWはすごく(制御の)ロックが厳しいんです」と一ツ山代表。ドイツのBMWモータースポーツとも協議しているというが、この点は今後期待したいところだ。
ドライブしている山脇大輔は「軽量化もありますし、レクサスがサクセスウエイトで重くなったことも差が縮まった要因だとは思います。また高木さんにセットをやってもらったことも良かったです」と語った。
「開幕の時は数秒落ちでしたが、なんとなく見えてきたような気もします」と山脇がいうHitotsuyama BMW M2 Racing。今回も結果は2位だったが、エアバスター Winmax RC350 EXEDYとの僅差のバトルを目指し少しずつ進歩を遂げている。
[オートスポーツweb 2026年07月04日]
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