現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ライズ、ノート、スイフトスポーツ…家族全員幸福度満点コンパクトカー 5選

ここから本文です

ライズ、ノート、スイフトスポーツ…家族全員幸福度満点コンパクトカー 5選

掲載 更新 17
ライズ、ノート、スイフトスポーツ…家族全員幸福度満点コンパクトカー 5選

 クルマ好きにとって「速さ」は大きな魅力。とはいえ、奥様をはじめとした家族も使うとなれば、コンパクト、取り回しが良い、乗り心地が良い、ラゲッジスペースが大きいといった要素がクルマ選びの上位にランクされてくるのは必然。その反面、捨てなくてはならない要素の上位にくるのは「速さ」だろう。かといって、セカンドカーを持つ余裕はない……。

 しかし、あきらめるのはまだ早い! 世の中には速さへの憧れを満たしつつ、家族全員がハッピーになれるクルマがたくさんあるのだ。今回は、そんななかでも特にお薦めしたい、奥様への説得材料も満載の、お買い物カーの皮を被ったちょっ速コンパクトカーを紹介していこう。

センスいいね! と言われること間違いなし!! ほんとに”かっこいいクルマ”4選

文/室井 圭、写真/ダイハツ、トヨタ、日産、マツダ、三菱

[gallink]

見た目10割の奥方も大満足! MAZDA2

145万9150円~271万1500円と、価格レンジが広いのもうれしい。モデル後期に入っているものの、スタイリング、性能、実用性、価格のバランスがとれたクルマ

 見た目良し、走り良し、乗り心地良し、価格良しと何拍子も揃った、家族全員がハッピーになれる一押しのお買い物カーの筆頭はMAZDA2。

 奥様への説得材料の筆頭にくるのは、人馬一体を実現するためにシャシー、ボディ、シートの設計に採用された次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」だ。特に注目したいのはシート設計。シートに座るだけで脊柱がS字カーブを描くように、骨盤が立った状態をサポートし、理想の運転姿勢を維持できるのだ。

 これは運転中に腰痛や肩こりがひどいといった人にも嬉しい設計! また、運転中に姿勢が崩れることがないため、安定したステアリング、ペダル操作が可能となるというメリットもある。

 速さを追求するなら、2021年の一部改良で追加された1.5リッター直列4気筒DOHCエンジンを高圧縮化した進化型SKYACTIV-G搭載モデルがお薦めだ。低速域のレスポンスに優れ、アクセルを踏み込むとタイムラグなく加速してくれる。

 また、スポーツモード機能が搭載されており、スポーツモードに切り替えてアクセルを踏み込むと、エンジンが5000rpm台あたりまで軽快に吹け上がってくれる。最高出力は110ps、最大トルクは14.5kgmはコンパクトカーのなかではまずまずだが、この数値以上のパワーと加速感を感じることができる。

 もちろん、他のグレードでも走りの楽しさは十分に楽しめる。正直、100万、200万円台で買ったクルマには見えない、高級感溢れる美しいスタイリングもMAZDA2の特長。見た目が10割!! という奥様も大満足間違いなしだ。

強烈な加速力は病み付き間違いなし! 日産 ノートe-POWER

2020年のフルモデルチェンジで3代目となったノート。これを機にe-POWER搭載車のみの設定となった。価格も202万9500~218万6800円と抑え気味

 大ヒット中のノートe-POWERもハズせない。

 新開発プラットフォームを採用することでホイールベースは20mm、全長は55mm短くなり、取り回しが向上。狭い道、狭い駐車場などなど、「狭い」空間でも臆することなく走り回ることができる。これだけでもお買い物カーとして必須の要素は十分に満たしている。

 さらに、大人4人が2~3泊ぶんくらいの荷物を収容できるゆとりの荷室スペースも備えているため、お買い物どころか、家族旅行でさえ不便を感じることがない。

 このようにお買い物カー、レジャーカーとしては必要十分な要素が揃っているノートe-POWERだが、速さを求める人にたまらないのは、e-POWERが繰り出す電気自動車並みの強烈な加速力。発進時、追い越し時の加速力は超強烈で、2リッターターボエンジン、NAなら3リッターエンジン並みの加速力を体感できるのだ。

 さらに、「ワンペダルドライブ」もお薦めポイントのひとつ。この技術は、加速・減速・停止という一連の動きをアクセル操作だけでほぼ完結させられるシステムだ。これにより、減速~停止がスムーズに行えるようになる。運転が上手くなったと助手席の奥様も驚くかもしれない!? ブレーキとアクセルの踏み替えの回数も減るため、運転がラクになることもメリットだ。

 他にも、エコカー減税などを使用してお得に購入できるなど、説得材料は掃いて捨てるほどあるノートe-POWER。走りも楽しめて、家族全員が大賛成してくれること間違いなしの一台だ。

廉価版でも速さが楽しめる! ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ

1リッターターボは4WDのみの設定に。価格は194万4800~231万8200円。写真はロッキー

こちらはライズ。1リッターターボ4WDの価格は198万4800~229万9200円

 コンパクトSUV、ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズは、大ブームが続くSUVというだけでも流行りものに弱い奥様であれば、それだけでも説得材料になるはずだ。さらに、5ナンバーサイズというコンパクトさも言うことなし。

 ちなみに、ダイハツとトヨタの共同開発車と言われているが、開発を主導したのはダイハツなので、実質はライズがロッキーのOEM供給車ということになる。

 この2車種の違いをざっくり言うと、エクステリアデザイン、グレード構成と価格帯。中身はほぼ同じだ。

 2021年11月にシリーズハイブリッド方式を採用したeスマートハイブリッド搭載モデルと1.2リッター直列3気筒NAのガソリンモデルが2WDに追加されたばかりだが、ここはあえて既存モデルの1リッター直列3気筒ターボ4WD推し。今回の追加に伴い、1リッターターボの2WDはラインナップから外れた。

 しかし、気になるのは小排気量なのに速いという要素を満たせるのかという点だろう。しかし、これが実際に走ると速い! ターボエンジンながらNAのように高回転域まで気持ち良く回り、十分なパワー感を得られる。

 また、高剛性のDNGAプラットフォームのおかげで、コーナリング時のボディのたわみやきしみ感がなく、不安感を感じることなしにコーナーリングできることもお薦めしたい点だ。

 ロッキーか? ライズか? どちらを選ぶかは迷うところだが、価格やエクステリアデザインを比較して、好みの一台を選んでほしい。

コンパクトカー界の韋駄天! スズキ スイフトスポーツ

スイフトスポーツの価格は、187万4400円~214万1700円。この価格で265万円~456万円のライバルのGRヤリスと同等の走りが楽しめるのだから、かなりのお買い得モデルと言える

 お買い物カーの適任として挙げるとしたらスズキ スイフト。しかし、走りにこだわるなら絶対スイフトスポーツを。

 ベースのスイフトよりもボディサイズが拡大されていることから3ナンバーとなっているところは少々難ありかもしれないが、全長3890mm×全幅1735mm×全高1500mmと、日産 アクアやノート、ホンダ フィットなどの5ナンバー車とほとんど変わらない数値なので、5ナンバー車感覚で扱える。

 居住空間、荷室スペースはスイフトとほぼ変わらないので、デイリーユースとして不便を感じることはないだろう。

 最高出力140ps、最大トルク23.5kgmを発揮する1.4リッター直列4気筒直噴ターボエンジンと970kg(6MT)、990kg(AT)という軽量ボディの組み合わせは最強! パワー感、トルク感、レスポンスの良さ、どれをとってもスポーツカー顔負け。背中を押されるような強力な加速感に大満足できるはずだ。

 スポーツカー然としたスタイリングではないところも「スポーツカーっぽいスタイルは恥ずかしい」という奥様を持つ人には一押しのハイパーなコンパクトカーだ。

GRじゃなくても十分速いぞ! トヨタ ヤリス

1.5リッター直列3気筒DOHC直噴ガソリンエンジンン搭載車にはDirect Shift-CVTのほかに6MTも設定されている。車両価格は、154万3000円~212万4000円

 乗用車販売台数不動の1位を獲得し続けているヤリスはやっぱりハズせない。5ナンバーのボディサイズはお買い物グルマとして文句なし。

 ここはあえてハイブリッドモデルではなく、新開発の1.5リッター直列3気筒DOHC直噴ガソリン搭載車をお薦めしたい。最大トルクは14.8kgmと、数字的には大きく感じられないが、乗ると数値以上のトルク感を覚える。

 車両重量はZが1020kg(2WD)、Gが1000kg(2WD)、Xが990kg(2WD)と、とにかく軽い。Zのパワーウェイトレシオは8.5kg/ps、Gが8.3kg/ps、Xが8.25kg/ps。これはスポーツカーと同等の数値だ。その結果、最高出力120psという数値よりもパワー感覚と加速感を体感できるのだ。

 もう一歩……と思うなら、思い切ってGRヤリスを。WRCで培ったノウハウがフィードバックされたGRヤリスの速さは段違い。ボディサイズはノーマルのヤリスより大きく、3ナンバーボディとなってしまうが、街乗りで不便を感じる大きさではない。

 ただし、車両価格は456万円~265万円とちょっと高め。ここが街乗りをメインに使用したいという人からすると、難点だが……。

[gallink]

こんな記事も読まれています

次期「ハチロク」登場か 「新GR86」お披露目!? 1.6Lターボ&新MT採用で進化がヤバい! 既販&次期見据えた開発状況は?
次期「ハチロク」登場か 「新GR86」お披露目!? 1.6Lターボ&新MT採用で進化がヤバい! 既販&次期見据えた開発状況は?
くるまのニュース
【MotoGP】かつてのロッシを思い出させるペドロ・アコスタ、新人でタイトル争い候補に? マルケス「そう考えない理由はない」
【MotoGP】かつてのロッシを思い出させるペドロ・アコスタ、新人でタイトル争い候補に? マルケス「そう考えない理由はない」
motorsport.com 日本版
そういやあったな……な人だらけだけどそれじゃダメ! 高速で見かける「0m確認基点」の意味と使い方
そういやあったな……な人だらけだけどそれじゃダメ! 高速で見かける「0m確認基点」の意味と使い方
WEB CARTOP
モニターキャンペーン第1弾! ルノー「カングー」に愛犬専用アクセサリーを多数装備した1台を最長1年間貸与されるキャンペーン
モニターキャンペーン第1弾! ルノー「カングー」に愛犬専用アクセサリーを多数装備した1台を最長1年間貸与されるキャンペーン
LE VOLANT CARSMEET WEB
全長5m超! マツダが「FR×直6エンジン」搭載の新型「高級車」初公開! ロングノーズの「最上級モデル」は日本で展開! 新型「CX-80」は「CX-60」とどう違う?
全長5m超! マツダが「FR×直6エンジン」搭載の新型「高級車」初公開! ロングノーズの「最上級モデル」は日本で展開! 新型「CX-80」は「CX-60」とどう違う?
くるまのニュース
RB、F1中国GPで角田裕毅とリカルドがリタイアに追い込まれた“もらい事故”は「どちらも不必要なアクシデント」
RB、F1中国GPで角田裕毅とリカルドがリタイアに追い込まれた“もらい事故”は「どちらも不必要なアクシデント」
motorsport.com 日本版
SHOEIが新型フルフェイスヘルメット『GT-エアーIII』にグラフィックモデル「DISCIPLINE」を設定
SHOEIが新型フルフェイスヘルメット『GT-エアーIII』にグラフィックモデル「DISCIPLINE」を設定
レスポンス
フェラーリ、F1マイアミGPで”ブルー”を使った特別カラーを施す。アメリカでの伝統称える
フェラーリ、F1マイアミGPで”ブルー”を使った特別カラーを施す。アメリカでの伝統称える
motorsport.com 日本版
「新大阪駅ほぼ直結高速」実現間近? 新御堂筋の“ぐるぐるランプ”が見えてきた 「淀川左岸線」万博の準備着々
「新大阪駅ほぼ直結高速」実現間近? 新御堂筋の“ぐるぐるランプ”が見えてきた 「淀川左岸線」万博の準備着々
乗りものニュース
ゴルフバッグはラクに積める? レクサス新型「GX」のラゲッジスペースをチェック! アウトドアレジャーで重宝する便利装備も充実
ゴルフバッグはラクに積める? レクサス新型「GX」のラゲッジスペースをチェック! アウトドアレジャーで重宝する便利装備も充実
VAGUE
全長5m超え「トヨタ 大型セダン」実車展示! 驚く「使い方」で注目!? 正統派セダンの「クラウン」に対する声は?
全長5m超え「トヨタ 大型セダン」実車展示! 驚く「使い方」で注目!? 正統派セダンの「クラウン」に対する声は?
くるまのニュース
タイで中国EVが大増殖中! 中国メーカー「GWM」の現地ディーラーに直撃、売れ筋は見覚えのあるクルマのような…
タイで中国EVが大増殖中! 中国メーカー「GWM」の現地ディーラーに直撃、売れ筋は見覚えのあるクルマのような…
Auto Messe Web
交通事故&交通違反が増加中! 電動キックボードはどうすれば安全に乗ることができるのか?
交通事故&交通違反が増加中! 電動キックボードはどうすれば安全に乗ることができるのか?
LE VOLANT CARSMEET WEB
新グラフィック「DISCIPLINE」がツーリング用ヘルメット「GT-Air 3」に追加!首もと斜めストライプが目立つ!  
新グラフィック「DISCIPLINE」がツーリング用ヘルメット「GT-Air 3」に追加!首もと斜めストライプが目立つ!  
モーサイ
ワイズギア製XSR900GP用新アクセサリー発売。純正色用外装パーツ、機能パーツなど早くも登場!
ワイズギア製XSR900GP用新アクセサリー発売。純正色用外装パーツ、機能パーツなど早くも登場!
モーサイ
北海道のGW渋滞予測、ピークは3~5日 渋滞回数は前年より倍増
北海道のGW渋滞予測、ピークは3~5日 渋滞回数は前年より倍増
日刊自動車新聞
【はたらくクルマ】モリタホールディングスが「第19回 未来の消防車アイデアコンテスト」結果を発表。100点を超える応募から入賞作品7点を決定!
【はたらくクルマ】モリタホールディングスが「第19回 未来の消防車アイデアコンテスト」結果を発表。100点を超える応募から入賞作品7点を決定!
Webモーターマガジン
アイルトン・セナが所有していたホンダNSXが手に入るチャンス到来! 9600万円で中古車サイトに登場
アイルトン・セナが所有していたホンダNSXが手に入るチャンス到来! 9600万円で中古車サイトに登場
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

17件
  • 『家族』は運転席に座るわけじゃない、ってこと忘れてないかい?
  • 家族を気にするなら、乗り心地や快適性の点でスイフトやヤリスよりも、フィットが入ってきていいはず。
    家族より、ドライバー目線の記事になってしまっている。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

170.7229.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

132.0289.9万円

中古車を検索
ライズの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

170.7229.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

132.0289.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村