ボルボカーズは新型電動SUVの『EX90』の欧米での納車を、9月中に開始すると発表した。年末から2025年第1四半期にかけて、他の市場にも順次出荷される見込みだ。日本市場への導入は2025年後半と見込まれている。
EX90はボルボの新たなフラッグシップモデルであり、安全性、持続可能性、人間中心の技術において新たな基準を打ち立てる、と自負する。
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EX90は、ボルボ初のコアシステムを搭載した車であり、車内のAIコンピュータはNVIDIA DRIVEプラットフォーム上に構築されている。これに加え、クアルコム・テクノロジーズ社のSnapdragon Cockpit Platformやボルボのエンジニアが開発したソフトウェアが連携し、安全性やインフォテインメント、バッテリーマネジメントなどの主要機能を実行する。
さらに、Google内蔵のスマートで接続された車として、EX90はレーダー、カメラ、ライダーなどのセンサーを搭載し、常時オンの5G接続と定期的なソフトウェアアップデートにより、車の機能を継続的に向上させる。
EX90は新世代技術基盤に基づいて設計され、完全電動で最大600kmの航続を誇る。また、新世代の安全技術と高度なセンサーに基づくソフトウェアが搭載されている。
EX90は多くの「初」を持つ車であり、ライダーを搭載した初のボルボ車であり、コアコンピューティングシステムを備えた初の車でもある。また、双方向充電機能を持ち、顧客がよりバランスの取れた電力網と再生可能エネルギーの利用に貢献できるよう設計されている。
さらに、オプションのBowers & Wilkinsのオーディオシステムと共に、「アビー・ロード・スタジオモード」を世界で初めて搭載している。「アビー・ロード」といえばビートルズが録音したスタジオとして(またはアルバムタイトルとして)有名だが、ボルボと縁が深いBowers & Wilkinsのオーディオは、ビートルズが録音したスタジオとして有名なアビー・ロード・スタジオにも導入されている。この新機能の追加発表に合わせてボルボは、アルバムジャケットをイメージさせる写真を公開している。
EX90の生産は、米国サウスカロライナ州チャールストン近郊の工場で開始され、年間最大15万台の生産能力を持つ。この工場には、ボディショップやペイントショップ、最新のバッテリーパック生産ラインが設置されており、新時代のスタートに向けて準備が整っている。
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