BTSジョングクが自らデザインに携わったカルバン・クラインとの「Jung Kook for Calvin Klein」コレクションが5月20日に販売開始。コレクションのインスピレーション、こだわりを『GQ』独占インタビューで語った。
腹筋を大胆に露わにしたBTSのジョングクが、初めてカルバン・クラインのキャンペーンに登場してから3年。その月日の間に、多くの変化があった。2023年11月、BTSの“黄金マンネ”はソロデビューアルバム『Golden』をリリース。収録曲であるヒットシングル「Seven」は全米1位を記録した。翌月には韓国の兵役義務を果たすために入隊。そして今、彼と6人のメンバーたちはこれまで以上にパワーアップして再びBTSとして帰ってきた。大ヒットとなったThe 5th Album『ARIRANG』を引っ提げ、それと同じく熱狂的に迎えられた「Arirang World Tour」を敢行中だ。
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今や28歳となったジョングクとカルバン・クラインとの関係はその間、深まる一方だった。昨年には再びセクシーなキャンペーンでインターネットを騒がせたが、ついに本人がデザインにも携わった限定カプセルコレクションへと発展したのが今回だ。
コレクションの正式名称は「Jung Kook for Calvin Klein」(略してCKJK)。メンズ・ウィメンズからなる20スタイルで構成されており、90年代風トラッカージャケット、ローライズジーンズ、そして定番のアンダーウェアなど、歴史ある同ブランドの最もアイコニックなアイテムが、ジョングク独自の視点を通して再解釈された。
例えばロゴは彼のレース愛にインスピレーションを受けたデザインが施され、ほかにもバイクやタトゥーへの情熱を反映した要素が随所に盛り込まれている。単なるセレブとのコラボ企画に留まらず、「CKJK」には正真正銘ジョングクのこだわりが詰め込まれており、彼を熱烈に支持するARMYに直接訴えかけるものとなっている。コレクションはすべて、5月20日(水)よりカルバン・クラインを通じて発売される(※発売開始時間および販売期間は店舗によって異なる)。
正式ローンチを目前に控えた数日間で、「CKJK」はすでに世界中で大きな話題を呼んでいる。耳の早いARMYは週末、ジョングクとカルバン・クラインがソウルの「Cafe Far Ben」──RMの妹が経営する人気カフェ──で「CKJK」限定メニューを提供するポップアップを開催していることを察知した。さらなるポップアップイベントが世界各地で開催予定で、ロサンゼルスのBike Shed Moto Co.での1日限定イベントも含まれている。
以下に、ジョングクが自身の言葉で「CKJK」のデザインプロセスの舞台裏を紹介する。コレクションのお気に入りアイテムや、いくつかのデザイン要素に込められた隠れた意味について掘り下げて語ってくれた。
自らデザインに関わったコレクション
──今回はこれまでのカルバン・クラインとの仕事とは大きく異なりますね。服を着てモデルを務めるだけでなく、実際にデザインにも積極的に関わっています。この数年で、ブランドとの関係はどのように発展してきたのでしょうか?こういうまったく新しい形で一緒に仕事ができて、とてもワクワクしています。とてもアイコニックでタイムレスなブランドなので、そこに自分なりのデザインのひねりを加えるプロセスが本当に楽しかったですね。感覚としては、アルバムや新曲を作る作業にかなり近いです。デザインチームと一緒に、完璧なフィット感や色、ウォッシュ加工、カスタムディテールを見つけていく作業が好きでした。自分にとってしっくりくるものにしたかったので、僕自身の参考資料も共有しましたし、それが実際に形になっていくのを見るのが嬉しかったです。こういう形でブランドと関われる機会は、間違いなく特別な瞬間だと思います。
──コレクションでは、あなた自身の手書き文字や落書きなど、パーソナルな要素が随所に見られます。例えばジャケットの内側にはあなたのサインが入っていますよね。なぜそれが重要だったのでしょうか?ジャケットやジーンズの内側に、自分のサインをゴールド刺繍で入れたことは、僕にとってすごく意味のあるディテールでした。近くでよく見ないと気づかない部分なので、その分よりパーソナルで特別に感じられるんです。実はかなり時間をかけて作り込みました。iPadを前にして、何度も何度もサインを書き直して、完璧だと思えるまで続けたんです。ファンへの感謝を込めた秘密のメッセージなんですよ。
──コレクションを見ると、あなたのデニム愛も強く感じられるものになっていますね。特にウォッシュ加工にはかなりこだわったように見えます。今回はとにかく、完璧なウォッシュ加工を実現することがすべてでした。最初に予想していた以上に難しくて、何度か試行錯誤を重ねて完成させました。バギースタイルには色の飽和したオーバーダイ加工を施して、深みのあるチョコレートブラウンに仕上げています。なかなか見かけないような感じにね。僕自身はデニムの専門家ではなく、どちらかというと直感を頼りにしているので、この部分についてはCKデザインチームの専門家たちと密に協力しながら、一緒に完成させていきました。
──あなたにとって“完璧なジーンズ”とはどんなものですか? また、デニムアイテムのデザインプロセスについて教えてください。もともとカルバン・クラインのデニムが大好きだったので、そこに自分が大きく変えるべき部分なんてないと思っていました。だからむしろ、ウォッシュ加工やトラッカージャケットのフィット感みたいなディテールに目を向けて、自分のスタイルをそこに吹き込もうと思ったんです。ジャケットはすべてクロップド丈のユニセックスフィットになっています。これは以前からずっと挑戦したかったことで、すごくいい仕上がりになったと思っています。カルバン・クラインのチームがアイデアを共有してくれて、そこに僕が意見を加えていく。そのやり取りを、両方の世界観が最高の形で表現できていると全員が感じられるまで続けました。
レザージャケットに注がれたバイクへの情熱
──レザージャケットも、クラシックなモーターサイクルジャケットをクールに解釈していていますね。映画『乱暴者』のマーロン・ブランドを思い出しました。あのアイテムのインスピレーションは何だったのでしょう?このカプセルコレクションでは、僕のバイク愛が大きなインスピレーションになっています。レザーのバイカージャケットやデニムが大好きで。このコレクションを象徴する自由さやエッジを本当によく引き出してくれています。このジャケットのデザインプロセスも、実はデニムジャケットと似たものでした。もっと丈を短くしたかったので、CKチームが合いそうな案をいくつか見せてくれて、そのなかから今回のよりクラシックでレトロなシルエットに決めました。このコレクションの雰囲気に一番合っていると感じたんです。背中にはエンボス加工のディテールを加えて、新鮮な印象に仕上げました。すごくモダンだけど、少しレトロな雰囲気も感じられるものになったと思います。これからバイクに乗るときに、このジャケットを着るのが今から本当に楽しみです!
──特に興味深いのがアンダーウェアです。一部にはイラストや落書きのようなデザインがありますよね。あのイラストはどこから来たのでしょうか?これもかなり時間をかけたディテールのひとつです。あの小さなイラストは実は僕自身のタトゥーからインスピレーションを得たグラフィックなんですが、完全なコピーではありません。CKチームが一緒にブラッシュアップしてくれて、特別なものになるよう仕上げてくれました。どのグラフィックをどのアイテムのどこに配置するかについても、かなり時間をかけて考えました。(カルバン・クラインの)アンダーウェアは本当にアイコニックな存在なので、そこに自分らしいデザインエッセンスを意味のある形で加えられたと思っています。
──ARMYに向けた“イースターエッグ”的な要素もいろいろありそうですね。何かヒントをもらえますか? ファンはどこに注目すればいいでしょう?正直、注目してほしいポイントはたくさんあるので、ひとつを選ぶのは難しいですね。でもやっぱり、デニムの内側にあるサインや、小さなタトゥー風グラフィック、それから全体的なフィット感にはぜひ目を留めてほしいです。ユニセックスでモダンなフィットになるよう、本当にこだわりましたから。誰でも着たくなるようなものでありながら、自分のスタイルもちゃんと反映されているものにしたかったんです。だからファンの皆さんにも、それぞれ自分だけのお気に入りの一着を見つけてもらえたら嬉しいです。
From GQ.COM
By Raymond Ang
Translated and Adapted by Yuzuru Todayama
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