鈴鹿サーキットで行われた2018“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース。4年連続で優勝を飾った#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中心メンバーである中須賀克行は、前日のフリー走行で転倒した際に負傷し、決勝レースでは一度も走らなかった。
中須賀は、トップ10予選前に行われたフリー走行のセッション序盤にS字コーナーで転倒。そこで自力で立ち上がることができずマーシャルに救助された。セッション終盤に中須賀はピットに戻って再びコースインを果たしたが、その後のトップ10予選以降はアレックス・ローズとマイケル・ファン・デル・マークにアタックを任せた。
2人で8時間を走り抜いたファン・デル・マークとローズ「タフなレースだった」
迎えた決勝日は朝のウォームアップやスタート前のグリッド上に姿をみせたものの、一度も出走することはなく、2人のライダーで決勝の8時間を走破。終始ミスのない走りで見事優勝を飾った。
レース後の記者会見で中須賀は、普段の全日本ロードレース選手権JSB1000で、チームとともに努力してきたことが実を結んだことに安堵の表情を見せていた。
「正直、僕は何もしていないですが、こうして(8耐優勝の)記録がついたことが嬉しいですし、しっかり全日本(JSB1000)でバイクを作ってきて、こうして結果に結びついたので、自分がやってきたことは間違っていなかったなと思いました」
「昨日の転倒で怪我をしてしまって、1回も走ることなく終わってしまったのは悔しいですが、こうしてヤマハの4連覇を達成できたことは嬉しいです」
また、中須賀は決勝レースで自身が走らないということについては、レース前の段階でチームとともに決めていたとのこと。その理由についても語った。
「転倒した後に一度走行しましたが、自分のパフォーマンスを出せる状態ではなかったです。状況に応じて自分も走りたいとチームに言っていましたが、(乗るか乗らないかを)早めに決めておかないと2人にも迷惑がかかるので、チームに最終決断をしてもらいました」
#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMでは必要不可欠な中心メンバーである中須賀を欠いての決勝レースは、多くの人が予想していなかった事態だったが、逆にこの事がチームの結束力やライダー同士の絆を深めることになった。
「乗れなかったのは残念ですけど、こうやってここ(表彰台の一番上)に連れてきてくれた2人には非常に感謝していますし、ヤマハのチームスタッフもミスなく作業してくれていました」
「(決勝で走らないことが決まった時)2人がすぐに『僕たちはチームだから大丈夫だ』と言ってくれました。今回自分が怪我をしたことで、チームとしての絆がさらに深まったのかなと思いました。改めて、この2人のライダーの凄さも肌で感じることができて、自分にも刺激になったレースになりました」
鈴鹿8耐では前人未到となる4年連続優勝を成し遂げた中須賀。来年はさらなる記録更新につなげるべく、しっかり準備をしていきたいと語った。
「今回はしっかり自分たちの実力をライダーとスタッフが発揮してくれたと思います。来年は、また自分がその中心にいられるように、しっかり準備をしてバイクを作って、記録にチャレンジしていきたいなと思います」
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