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日産が「スライドドアバン」“新シリーズ”公開! めちゃ「優しいシート」×木目の「オシャ内装」完備! 注目の“車中泊カー”第2弾「NV200バネット“MY ROOM”」はどこがスゴイのか

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日産が「スライドドアバン」“新シリーズ”公開! めちゃ「優しいシート」×木目の「オシャ内装」完備! 注目の“車中泊カー”第2弾「NV200バネット“MY ROOM”」はどこがスゴイのか

■「キャラバン」に続き「NV200バネット」にも設定された「マイルーム」シリーズとは

 400台以上のキャンピングカーが集結した国内最大級のイベント「ジャパンキャンピングカーショー(JCCS)2025」が、2025年1月31日から2月3日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されました。
 
 そのなかで日産は、2024年12月に発売を開始したばかりのニューモデルを出展し、来場者の注目を集めていました。どのようなクルマなのでしょうか。

【画像】「えっ…!」これが日産の「スライドドアバン」“新シリーズ”です!(30枚以上)

 日産はJCCS2025に大きなブースを出展し、商用ワンボックスバン「キャラバン」に加え、新たに「NV200バネット」にも設定された「MY OOM(マイルーム)」シリーズを前面に打ち出していました。

 マイルームシリーズは、メーカー製ならではの完成度の高さから注目を浴びる新ジャンルのモデルです。

「『MY ROOM into the Nature』部屋ごと出かけて整うクルマ。」をテーマにしているように、本格キャンピングカーのような仰々しさはなく、かといってベッドだけの車中泊仕様とも違う、まさに“部屋(マイルーム)”という作り込みになっています。

 2023年10月にキャラバン「マイルーム“ローンチエディション”」の発売を開始し、2024年7月には通常版のキャラバン マイルームを発売開始しました。

 これらの人気を経て、より乗用車ライクに乗れるクルマとして、NV200バネットをベースにしたNV200 マイルームが2024年12月に発売となりました。

 NV200はミドルクラスの商用バンですが、兄貴分のキャラバンとは違い、前部に独立したボンネットを有したFFレイアウトを特徴とします。

 同社の人気ファミリーミニバンである「セレナ」と似たようなフォルムで、特有の使い勝手の良さがあるのです。

 キャラバンはエンジンが運転席シートの下にある「キャブオーバー型」となり、着座位置も高め。

 対するNV200バネットは、運転席の乗り降りや着座姿勢がミニバンと変わらず、他のミニバンからの乗り換えでも違和感なく乗ることができます。

 キャラバン マイルームの寸法は全長4695mm×全幅1695mm×全高1975mmで、NV200バネット マイルームは全長4400mm×全幅1695mm×全高1860mm(2WD)です。

 ちなみにセレナの一番人気である「e-POWER LUXION」は全長4765mm×全幅1715mm×全高1885mmとなります。

 キャラバンとNV200バネットは、いわゆる“5ナンバー”サイズ(ベースが商用車なので実際には「4ナンバー」車)に収まっており、狭い街中などでも取り回ししやすいというのが分かります。

 会場の日産担当者によると、キャラバンに関しては背の高さがあるのと、着座姿勢に慣れないことで大きいと感じる方が多いといいます。

 そのため、ミドルクラスで扱いやすいNV200バネットが第二弾モデルとなった訳です。

■セカンドシートの多彩なシートアレンジは操作性もバツグン

 マイルームシリーズの特徴ともいえるのが、セカンドシートに装着される「2in1シート」です。

 複数のシートアレンジを可能とするオリジナルのシートで、走行時に前向きでの着座に使用する「ドライブモード」では、シート面が少し硬いクッションパッドを装備することで、ドライブ中の体をしっかり安定させてくれます。

 一方で、旅先に到着したらシートを後方に向け、「リビングルームモード」に変身できます。

 反転して使用するシートの座面は、部屋でのんびりとくつろぐことに配慮した柔らかいクッションパッドになり、まるでソファのように身を委ねてくつろげます。

 なおフルフラットにしてベッド展開する時のアレンジ「ベッドルームモード」では硬めのシート座面が上部にきて、後方のベッドマットと同じ面が繋がることで、快適に安らぐことができます。

 キャンピングカーでも、ドライブモードとソファモードを切り替えるのにシートを反転させるタイプはありますが、クッション面の硬さが違うというのは日産オリジナルの発想と思われます。

 さらにセカンドシートは5:5の分割タイプになっているため、必要なシートだけを反転させることも可能です。

 反転させるための力もほとんど要らず、軽い操作でシートを反転させられるのも使い勝手が良く感じられます。

 日産担当者の説明では、市販キャンピングカー用のシートのなかには操作が重く、非力な女性の力ではアレンジが難しいものもあったことから、軽い操作感となるよう開発時にこだわったといいます。

 後方の室内に専用のテーブルをセットすれば、まさにリビングルーム。

 ドアを開け放して外の空気を取り込めば、自然と一体となったくつろぎ空間になります。

 このテーブルも固定する場所を何か所か決められ、ピンでロックすることができるので、不要な動きもせず安全性も確保しています。

 そんなテーブルや壁面などの木目調の室内のあしらいと、2in1シートやベッドのツイード調織物が優しい室内の雰囲気にマッチしています。

■メーカー謹製ならではの「精緻な作りこみ」も魅力

 マイルームシリーズでは、横になって仮眠したいなと思いたったら、簡単にベッド展開ができるのも魅力です。

 キャラバン マイルームでは平置きタイプと跳ね上げタイプの2種類から選べた後方のベッドルームですが、NV200バネットは平置きタイプのベッド展開となります。

 後方に2枚のベッドマットを展開して、2in1シートをベッド仕様に展開すれば、あっという間にダブルベッド程度のベッドルームに早変わりです。

 ベッド長1840mm×ベッド幅1200mmという広大なベッドで、ベッドから天井までの高さも955mmと余裕があり圧迫感もありません。

 荷物は、ベッド下に生まれる床面長1065mm×床面幅1050mmの空間に収納すれば、ベッドが広々します。

 壁面の収納内に電源口が隠されており、スマホのケーブルなどは隙間から出して、ベッドやリビングに散乱しないような配慮もされています。

 なおキャラバン マイルームでは、オプション装備として後部の側面窓に仕込まれる専用設計の「ウッドブラインド」を選ぶことができます。

 担当者によると、走行中にカタカタしないようなガイドを設置したり、ブラインドを操作する紐や棒も動かないように磁石で固定できるようにするなど、不要な音や振動が鳴らないように工夫をこらしているそうです。

 キャラバン、NV200ともに、日産が自動車メーカーとしての厳しい社内規定に沿って、音や振動が不快にならない作り込みや、ウッド調素材の厳しい品質チェックなどをクリアした素晴らしい仕上がりになっています。

 外部電源の取り込み口などが用意されているだけでなく、日産のEV「リーフ」の駆動用バッテリーを再生したポータブル電源などを用いれば、車内で快適に生活が送れるようになっています。

 このようにマイルームシリーズは、ただオシャレなだけではなく、メーカー製ならではの精密な作り込みが魅力といえるでしょう。

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