スズキが10月29日から開幕するジャパンモビリティショーに出展する電動小型モビリティのなかで注目を集めそうなのが、ワールドプレミアとなる「SUZU-RIDE2」と次世代四脚モビリティ「モクバ2」の2台だ。いずれもコンセプトモデルから進化した第2世代だから市販化が近い!?
※スズキブース:東京ビッグサイト東4・5・6ホール
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文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ
電動四輪パーソナルモビリティ「SUZU-RIDE2」【参考出品車】
まずは、電動四輪パーソナルモビリティの「SUZU-RIDE2」だ。2年前のジャパンモビリティショーに出展された「SUZU-RIDE」から大幅に進化。最高速度は特定原付の上限20km/hよりもやや下げた12km/hとし、前回のコンセプトモデルから市販化を見据えたプロトタイプになっている。
前方にはドリンクホルダー、シート下には小物スペース、後方には買い物カゴが積載できる荷台スペースを備えており、セニアカーとはひと味も違うオシャレな電動パーソナルモビリティに仕上がっている。どちらかというと、高齢者向けというよりは、若者や現役世代の人たちにウケそうだ。
サイズは全長1350mm、全幅600mm、全高1250mm、シート高は680mm。最高速度は車道モードが12km/h(法規上の最高速度は20km/h)、歩道モードは6km/h、行進モードは2km/h。最小回転半径は1.5m、積載重量は30kg、乗車定員は1名となっている。
なお、SUZU-RIDE2は西2ホールで開催される「TOKYO FUTURE TOUR2025」会場で試乗もできるゾ!
次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)2」【参考出品車】
前回のジャパンモビリティショー2023に参考出品したモクバを技術的に進化させたプロトタイプの「MOQBA(モクバ)2」。
モデル名の「MOQBA」は「Modular Quad Based Architecture」の略。コンセプトは「身近な日常生活をより便利で快適にする次世代四脚モビリティ」。
平地は車輪でスムーズに「走行」、段差や階段は四脚で「歩行」し、シームレスに移動。普段の日常生活から社会の困りごとまであらゆる人たちが自由で楽に移動できる生活支援モビリティに仕立てており、ターゲットユーザーは階段や坂が多い地域で暮らしたり、働いている人たちだ。
第一弾のモクバからの技術的な進化点は以下の通り。
・AI制御に適したコントロールモジュールを搭載し、自律的な機体制御に対応
・LiDARと深度カメラを搭載し、自立走行に対応
・肩関節を1自由度から2自由度へ変更。歩行安定性を向上
・胴体とステップのアクチュエーターに超薄型高トルクモーターを使用し、省スペース化
・各関節に静電気の力で作動するブレーキ機構を追加。省電力化および乗車時の安全性を向上
・ホイールカバー、内部の樹脂ブラケットに生分解性のバイオ樹脂を使用、環境負荷を低減
・専用タイヤにもみ殻由来のシリカを使用、環境負荷を低減
共通の四脚プラットフォームをベースに、荷物配達仕様、バイク仕様、椅子仕様、救急ベッド仕様など様々なバリエーションが用意されている。
今回のショーでは、バイク仕様がスズキブースのメインステージに、荷物配送仕様といす仕様が、キッザニアのコーナーに展示される。
電動モビリティベースユニット「MITRA コンセプト」【参考展示】
最後に、これまでのスズキが手掛けてきた電動車椅子の開発・製造によって培われてきた知見によって、生まれた「MITRAコンセプト」を紹介したい。
電動車椅子の車体をロボットの足(台車)として活用し、段差や凸凹のある路面でも走ることが可能で、パートナーとなる企業様が自律走行やAI などの技術を組み合わせることで、物流や農業、土木建設など、様々な分野で使うことができるという。
ブースでは、「MITRA コンセプト」のほか、LOMBY株式会社の自動配送ロボット「LM-A」や株式会社HBAの「屋外巡視点検ロボット」、オムロン株式会社の「作物育成モニタリングシステム」を展示。
軽自動車並みの小型電動車両を使ったオンデマンド都市交通システム【参考展示】
スズキは、軽自動車並みの小型電動車両を専用レーンで隊列自動運転させる、オンデマンドの都市交通システムを開発している「Glydways」と協業。
インフラ整備や運用コスト、車両台数を抑えながら必要な時に必要な台数だけ配車することが可能な、効率的で利便性の高い新しい交通システムによって、世界中の都市の交通問題の解決を目指している。
Glydwaysで使用する「Glydcar」は、全長4100×全幅1460×全高2220mmと、フリードをひと回り大きくしたサイズ感。最大乗車重量573kgで、大人2人+子供3人+荷物のほか、クルマ椅子やMTBなども積載できる。ブースでは「Glydcar」の実車や想定される走行シーンなどをパネル展示。
ちなみに日本で走行している地域の小型コミュニティバスは全長6990mm、全幅2080mm、定員35名(座席11名、立席24名、クルマ椅子1台固定)なので、さらに小さい小型バスとなる。Glydcarが地方の過疎地域の足として活躍できる日も近い。
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