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最も初期で6台しかない“試作車”の1995年式BMW「M3 GT」がオークションに登場 ネットに寄せられる熱い思いとは

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最も初期で6台しかない“試作車”の1995年式BMW「M3 GT」がオークションに登場 ネットに寄せられる熱い思いとは

BMWファンやコレクターから注目を集めた“試作車”

 1995年のBMW「M3 GT」が、アメリカのオークションで販売されました。ネットではこの魅力的な車体に反響が集まっています。

【画像】「え...」これがネットで反響を呼ぶ1995年式BMW「M3 GT #001」です!(30枚以上)

 今回出品されたモデルは、その中でも特に希少で、かつ特別なバージョンであるため、注目が集まりました。いったいどのような個体なのでしょうか。

 BMW M3は、1985年に初代モデルが登場して以来、高性能セダンとして世界的に認知されています。Mシリーズは、BMWのレース活動から生まれた高性能車で、常に最新技術を反映させ、スポーツドライビングを愛するファンに支持されています。

 M3の魅力はその卓越した走行性能にありますが、特に1995年に登場した2代目となるE36型M3は、バランスの取れた設計と高性能を提供し、多くのクルマ好きに愛されています。

 エンジンには、BMWが誇る“S50” 3リッター直列6気筒エンジンが搭載され、最高出力は295馬力を誇ります。インテークマニホールドとカムシャフトが改良され、標準モデルよりもパフォーマンスが向上しています。

 トランスミッションは5速MTで、リミテッドスリップディファレンシャルと組み合わされており、ドライビングの楽しさと安定性を提供します。

 また、車両には、調整可能なフロントスポイラーや上げられたリアウィングが装備されており、これらの変更は、M3 GTが空力性能を向上させるために施された改良です。

 軽量なアルミニウム製ドアや鍛造17インチホイールなども、走行性能を高めるための重要な要素となっています。

 ボディカラーは、M3 GT専用の「ブリティッシュレーシンググリーン」で、内装には「メキシコグリーン」のナッパレザーインサートが施されています。

 さらに、アマレッタ素材で仕上げられたシートやダッシュボードなど、高級感とスポーティな雰囲気を兼ね備えています。

 現在のオーナーは、車両の整備状態を非常に良好に保っており、車両には英語とドイツ語のサービス記録も付属、その整備履歴が確認できます。

 ただし過去にニュルブルクリンクでの走行中に右後部と右前部のコーナーに損傷を受けており、その後修理されました。

 しかし、修理後は再塗装され、状態は非常に良好です。ボディの修復作業も丁寧に行われており、車両の品質に大きな影響はないとされています。

 E36型のM3は、1992年から1999年まで生産されましたが、その中でも1995年に製造された「M3 GT」は、特に希少で特別なモデルです。

 BMWは、このモデルをFIA GTとIMSA GTレースの規定を満たすために製造しました。E36 M3 GTは、わずか356台しか製造されず、そのほとんどがヨーロッパ市場向けでした。

 今回オークションに出品されたのは、1995年製のBMW M3 GT #001です。 #001は、E36 M3の中でも最も初期の試作車のひとつであり、6台の試作開発車のうち2台目であると考えられています。

 この1995 BMW M3 GT #001は、13万7000km(約8万5000マイル)の走行距離を記録しています。

※ ※ ※

 2025年2月18日にオークションに出品され、13万6000ドル(日本円で約1900万円)で落札されました。

オークションに出品された1995年のBMW「M3 GT」に対するネットの反響は?

 そんな1995年のBMW「M3 GT」について、ネット上ではさまざまな反響が見て取れます。

「E36のM3は素晴らしいクルマでしたね」、「はじめて乗ったM3がE36であり、直列六気筒を6MTで操る楽しさにハマりました」、「ハンドリングもブレーキもよかった!」、「この車とても好きです、特にデザインが」といったポジティブな意見が多くあり、沢山の人が興味を持っているようです。

 一般的なE36 M3のモデルに比べ、この個体の価格は非常に高額で、その希少性や特別な仕様、さらに良好な状態がその価値を裏付けています。

 BMWファンやコレクターの間では、このようなモデルのオークション出品は非常に珍しく、今回の落札は大きな注目を集めました。

 BMW M3 GTの価値は再確認され、今後もその価値が高まる可能性を示唆しています。

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みんなのコメント

3件
  • klv********
    この様な名車が日本国内で、走行中の姿を見る事が出来たら良いですね。
    昔は、魅力の有る車が走っていた日本。
    今は、残念だけど実用性とデカイ車。ミニバン、SUVなど燃費が悪い車と燃費が良い軽自動車。
    経済力低下で平均車齢15年の日本、税金が高額過ぎて長期間維持するのが困難なので自動車離れも発生。
    E36は性能が良いので世界中で大量に販売。
    しかし、直6可変バルブのシルキー6は受注生産で少数販売。大半が直4のE36。
    Z3、Z4もE36フレーム。
  • xtr********
    ≫インテークマニホールドとカムシャフトが改良され、標準モデルよりもパフォーマンスが

    エンジンとか全く興味無い人だと、
    AMGやRSシリーズと同コンセプトの凄いエンジン積んだモデルとしか判断出来ないが、

    バカにネタを提供する事になるから
    敢えて書かないが、
    市販車的にはとんでも無いエンジンを積んでいる
    から、激しい値落ちのBMW中で値段が付く
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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