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日本のために10台だけ作られた、3億円超のスペシャルモデル「フェラーリ J50」【スーパーカークロニクル/082】

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日本のために10台だけ作られた、3億円超のスペシャルモデル「フェラーリ J50」【スーパーカークロニクル/082】

1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、フェラーリ J50だ。

フェラーリ J50(FERRARI J50:2016)
特別な顧客や特定の地域のために、フェラーリはカタログモデルをベースにした限定モデルを発表することがある。ピニンファリーナとの協業60周年を記念し、6台のみ生産された「セルジオ」や、2014年にフェラーリの米国進出60周年を記念し、10台だけ限定生産された「F60 アメリカ」、そしてこの「J50」が、それにあたる。

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2016年12月に日本でワールドプレミアされたJ50は、フェラーリの日本進出50周年を記念して作られたスペシャルモデルだ。車名の「J」はもちろんジャパンを意味している。限定台数は、F60 アメリカと同じく10台だった。

J50は、V8ミッドシップ オープンモデルの488スパイダーをベースに、フェラーリ スタイリングセンターのチームが設計した。1970~80年代に人気を博したフェラーリ ロードカーを想起させるタルガ スタイル。488スパイダーがベースとはいえ、ボディは新設計だ。中央部を低くしたボンネット上の2つのカーボンファイバー製エアチャンネル、透明ポリカーボネート製のエンジンカバー、ジェットエンジンのアフターバーナーからヒントを得たエクストラクターシェイプのリアディフューザーなど、ディテールも独特のものだ。

スペシャルモデルゆえ、詳細なスペックはまったく発表されていない。だが、ミッドシップに搭載されるパワーユニットは488スパイダーの3.9L V型8気筒 DOHCツインターボが基本。最高出力は690psと20ps引き上げられたスペシャルバージョンとなり、このモデル専用設計の20インチ鍛造アルミホイールを装備する。インテリアでは、エンジンフードのアウトライン デザインを採用したスペシャルトリムのスポーツシートが特徴的。デタッチャブルのハードトップはカーボンファイバー製で、2分割してシート後方に収納が可能だ。

J50は、1台1台オーナーのリクエストによってテーラーメードで仕上げられるため、1台として同じクルマはない。車両価格は、カスタマイズの程度によって250~300万ユーロ(当時のレートで約3億~3億6000万円)といわれていたが、発表時にはすでに全車売約済みであった。

[ アルバム : フェラーリ J50 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

1件
  • 2018年に富士スピードウェイで開催された「Ferrari Racing Days」
    このイベントに「J50」の実車が展示されていました。

    当時このJ50をナマで観た時は、そのスタイルが余りに先鋭的過ぎて
    ピンと来なかった印象しかありませんでしたが、今にして思えば
    このJ50こそ、最新のHVフェラーリ「SF90ストラダーレ」のいわば
    予告編だったというワケですね。

    先日発表されたF8スパイダーベースのワンオフモデル「SP-8」にも、
    このJ50のデザインイメージを感じさせるところがありますね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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