MotoGP第12戦イギリスGPのフリー走行1回目が行われ、ペトロナス・ヤマハのファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。
シルバーストン・サーキットは曇り空に覆われ、気温17℃、路面温度21℃と冷涼なコンディションでセッションがスタート。
■“バンプ問題”のシルバーストン・サーキット、MotoGP開催までに修正を計画?
なおイギリスGPではスズキのジョアン・ミルが欠場となっており、代役としてシルヴァン・ギュントーリがエントリーしている。また、オランダGPで胸椎を骨折して以来、4戦を欠場していたホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)が今戦からレースへ復帰している。
シルバーストン・サーキットは2018年に路面を再舗装していたが、排水性の問題が露呈し、雨となったレースは中止する事態に。その後再々舗装が行われたが、MotoGPライダーが新路面を走るのは初めてのことだ。
セッション開始とともに各ライダーが続々とコースインし走行へ入ったが、ミゲル・オリベイラ(テック3・KTM)にはトラブルが発生。ピットへ戻ろうとしていたが、その途中、マシンから煙が吹き出る事態となってしまった。
セッション序盤はポイントリーダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が2分1秒360をマークしてトップタイムとなった。またそこを後追いしていたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が2分1秒756で続いた。
開始から10分が過ぎた頃にはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)もタイムを縮め、2分1秒721をマークして2番手につけた。
セッション中盤、マルケスがマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)の後をつける場面も見られた。ビニャーレスがコースオフを喫してしまったことで後追いは終了となったが、そのビニャーレスは後に2分1秒163と、2番手に入るタイムを記録した。
しかしビニャーレスはターン7でフロントを切れ込ませて転倒を喫してしまった。幸い、ライダーに怪我は無い様子だった。
ビニャーレスがピットへ戻っている間に、トップグループは更にタイムアップ。マルケスが2分0秒645をマークし、クアルタラロが2分1秒005そこに続いた。クアルタラロはその後もタイムを縮め、2分0秒754とマルケスに迫った。
残り5分、マシンを乗り換えて再度出走したビニャーレスが2分0秒692で2番手タイムに浮上した。
残り3分という終盤に、クアルタラロが1分59秒952をマークしてタイムを大幅に更新。それまでトップタイムにつけていたマルケスにも0.5秒以上の差をつけるラップタイムで、タイムシートのトップへ躍り出た。同タイムは2017年にマルケスが記録したレコード(1分59秒941)に迫るものだ。
結局それ以上のタイム更新は無く、セッションはクアルタラロがトップのまま終了。マルケスもタイムを縮めたが届かずに終わった。
2番手はマルケス(+0.586秒)。3番手にはビニャーレスが並んだ(+0.740秒)。4番手はスズキのアレックス・リンスだ(+1.027秒)。
シルバーストンはヤマハ向きのコースとも言われるが、その言葉通りかフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハ)が5番手、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が7番手と、ヤマハ勢4台がトップ10以内に並んだ。
負傷から復帰したロレンソは慣熟走行がメインとなったと思われ、タイムは2分4秒354で22番手に留まった。
また、日本の中上貴晶(LCRホンダ)は18番手と低調な滑り出しとなった。
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