スペインのカタルニア・サーキットで行なわれているF1プレシーズンテスト。比較的トラブルが少ないテストとなっているが、メルセデス勢にはパワーユニット(PU)関連のトラブルが続いている。
テスト後半2日目、午後の走行を担当したハミルトンは、ターン5出口でマシンを止めてしまい、マシンが回収されるまで赤旗が出され、セッションが中断された。
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マシンはガレージに戻されたが、走行再開することはなかった。午前中はバルテリ・ボッタスが47周しているものの、ハミルトンは14周しかできなかった。
メルセデスはその後、油圧に異常が発生したことが問題の原因だったと認め、予防措置としてエンジンを止めたと明かした。
プレシーズンテストにおいて、メルセデスPUには信頼性の問題が相次いでおり、ハミルトンに起きた問題はメルセデスにとって大きな懸念となる。
メルセデスのカスタマーチームであるウイリアムズは、エンジントラブルで2度エンジンを交換。すでに3基目のエンジンを使用しているのだ。
またmotorsport.comの調べによると、ワークスチームのメルセデスも、テスト前半の2日目にバルテリ・ボッタスが走行していた際、トラブルが発生。翌日の走行のために2基目のPUを投入していたという。
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、メルセデスが今季に向けて、アグレッシブにエンジン開発を進めていたことを認めた。
「メルセデスは、本当にエンジン開発を進めている。現時点で間違いなく限界までプッシュしているんだ」と、ラッセルは話した。
「これはテストだし、そういうことは起きるものだ。でも、エンジンサプライヤーのメルセデスとしては、問題の対処が最優先事項になるだろう」
メルセデスのエンジンチーフであるアンディ・コーウェルは、テストを前にいくつか小さな問題があると認めていた。
「ブリックスワース(メルセデスのPU開発拠点)では多くの作業が行なわれており、ERS(エネルギー回生システム)側、内燃機関側で多くの改善が果たされている」
「いつも通り我々は全てをまとめる際に、いくつか小さな問題と戦っている」
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