F1第14戦イタリアGPのフリー走行2回目が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが1分21秒105というトップタイムを記録した。
FP1は雨に見舞われて終始ウエットコンディションで行われたが、このFP2では雨が止んで走行ライン上もほとんど乾いており、各車ドライタイヤでコースへ出て行った。
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セッション開始早々、マーカス・エリクソン(ザウバー)がターン1で大きなクラッシュを喫した。エリクソンのマシンは、1コーナーでのブレーキング時に急激にコーナーのエイペックスとは逆を向いてしまい、マシンのフロント部分から左側のウォールにクラッシュ。さらにその勢いでマシンが空中に跳ね上がり、地面に着地した後は何度も横転、マシンは大破してしまった。なお、ブレーキング時のエリクソンのマシンは自動で閉じるはずのDRSを開いたままだったことが確認されている。
幸いにも、エリクソンは自力でマシンを降りることができた。その後はメディカルカーで搬送され、歩いてガレージへ戻っている。また彼は、マシンを降りる前にチームからの無線に対して「何が起きたのかわからない」と答えていた。
エリクソンのマシンを回収し、コース上に散らばったパーツを回収するため、セッションは赤旗中断となった。
20分ほどの中断の後、セッションが再開。ほとんどのドライバーがソフトタイヤやミディアムタイヤでコースに向かう中、この時点ではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)のみスーパーソフトタイヤでコースインした。
まずはソフトタイヤを履いたルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分22秒837というトップタイムを記録。ダニエル・リカルド(レッドブル)、キミ・ライコネン(フェラーリ)が続き、直後にベッテルが1分22秒640をマークしトップに立った。
さらにマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ピエール・ガスリー(トロロッソ)が続々とタイムを記録。ここでライコネンは1分21秒873でトップに立つが、再びベッテルがトップタイムをマークするなど、この時点では目まぐるしくオーダーが入れ替わった。
大きなクラッシュを喫したザウバーだが、今度はシャルル・ルクレールが「DRSが閉じない」とトラブルを報告。どうやらザウバーは2台揃ってDRSのトラブルを抱えてしまったようだ。
セッション折り返しを過ぎると、ベッテル以外にもバルテリ・ボッタス(メルセデス)、ロマン・グロージャン(ハース)、ガスリーをはじめとして多くのドライバーがスーパーソフトタイヤを投入して走行を始めた。タイヤの違いもあり多くのドライバーがタイムを伸ばす中、フェラーリの2台がトップタイムを更新し合った。
トップタイムを記録したベッテルは最終コーナーのパラボリカ入り口でスピン、そのままグラベルまで滑ってしまった。マシンのリヤがタイヤウォールに接触したところでマシンが止まったが、ベッテルは自力でコースに復帰し、ガレージに戻った。ただ、リヤウイングの一部が破損しているのか国際映像でも確認できた。
DRSの問題を抱えていたルクレールは、セッション後半にはトラブルを解決したようで、タイム計測を開始。ソフトタイヤでは1分23秒454というタイムを残した。その後はスーパーソフトタイヤを投入し、1分22秒台までタイムを伸ばした。
終盤は各車ロングランを行い、大きな順位変動はなかった。最終的に1分21秒105をマークしたベッテルが首位で、ライコネンが2番手と、フェラーリがワンツーでセッションを終えた。3番手にハミルトン、4番手にボッタスが続いた。
5番手、6番手にはフェルスタッペンとリカルドというレッドブル勢。彼らはロングランでタイヤを分けて走行し、フェルスタッペンがソフト、リカルドがスーパーソフトで周回を重ねていた。
7番手にエステバン・オコン、8番手にはFP1をトップで終えたセルジオ・ペレスがつけ、レーシングポイント・フォースインディア勢が上位3チーム以外のトップにつけた。終盤タイヤを交換してタイムを上げた9番手がルクレール、10番手がニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)というトップ10となった。
トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが1分23秒402で14番手、ブレンドン・ハートレーが1分23秒531で16番手だった。
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