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第4世代となる新型エルグランドが待望の市場デビュー。4タイプのカスタムカーも発売

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第4世代となる新型エルグランドが待望の市場デビュー。4タイプのカスタムカーも発売

 日産自動車は2026年7月16日、第4世代となる新型エルグランド(E53)を発売した。

車種展開は以下の通り。

第2世代の日産キックスがe-POWER専用車種となって待望の日本発売。生産は日本の追浜工場で実施

X e-4ORCE:689万7000円

G e-4ORCE:757万9000円

エルグランドは1997年に初代のE50型系(車名はキャラバン・エルグランド/ホーミー・エルグランド)がデビュー。高級な内外装とゆとりのある広い室内を両立させた“プレミアムミニバン”として、新たな市場を開拓する。また、2002年には第2世代のE51型系を、2010年には第3世代のE52型系をリリース。存在感あふれるスタイリングや長時間でも快適に過ごせるシートを備えたキャビン空間、卓越した走行性能などによって多くのユーザーから好評を博してきた。

第4世代に移行したE53型系の新型エルグランドは、先進的で圧倒的な存在感を放つ内外装デザインで仕立てるとともに、第3世代となる日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」と進化した電動駆動 4 輪制御技術「e-4ORCE」、インテリジェントダイナミックサスペンションを採用して、乗員全員が感じられる乗り心地の良さと、エルグランドのDNAである“運転の愉しさ”をさらにレベルアップさせたことが特徴である。

まずエクステリアは、“The private MAGLEV(日本語名:リニアモーターカー)”をデザインコンセプトとし、非日常の旅に出かける高揚感や期待感を感じさせる特別なデザインを採用する。従来モデル比で全長を30mm、全幅を45mm、全高を160mm拡大したうえで、ハイスピードでありながらスムースで静かなリニアモーターカーの姿をイメージし、威厳とダイナミックなプレゼンスを兼ねそろえ、“威風堂々”とした佇まいを創出。また、ノートやアリアにも共通するデザインランゲージ“タイムレスジャパニーズフューチャリズム”を体現し、フロントグリルは日本の伝統工芸である“組子”をモチーフとしたほか、サイドパネルの大きな面構成と緻密なディテールのコントラストは日本庭園のように広いスペースの“間”と緻密に仕上げられた細部“整”の考え方を取り入れる。さらに、軽量化を追求した新造形の18インチホイールはフィニッシャーによりアルミホイールだけでは表現できない緻密さと車両全体の統一感あるデザインを実現した。

ボディカラーは富士の黎明の一瞬を切り取った自然美を表現した「FUJI DAWN-フジドーン-」と、日本で古来より高貴さや格式の高さを象徴する色から着想した「至極-シゴク-」を組み合わせた2トーンの新色のほか、モノトーンのミッドナイトブラック、プリズムホワイト、至極-シゴク-、ダークメタルグレーという計5色をラインアップしている。

インテリアについては、特別なプライベートラウンジのような空間を目指して開発する。アイポイントが高くなったことによって運転席からの視界が広がり、安心とともに誇らしさが感じられるコクピットを実現。また、モダンで広がりのあるインストルメントパネルデザインと、幅広で高いコンソールにより、ユーザーの満足感をいっそう高めた。さらに、広い範囲にわたって表皮・木目調パネルをあしらうことで高級感を演出。エクステリアの組子パターンと統一感を持たせたキルティングをドアトリムに施し、木目調パネルと一体のシームレスな静電式スイッチに加え、センター、メーターディスプレイに国内モデルとしては初の14.3インチの大画面統合型インターフェースディスプレイを配備(G e-4ORCE。X e-4ORCEは12.3インチを標準、14.3インチをオプションで設定)して、上質で先進的なキャビン空間を具現化する。加えて、まるで映画館にいるような臨場感あふれる3Dサラウンド再生が楽しめるBOSE 22スピーカープレミアムサウンドシステムを装備。乗員を包み込むようにインストルメントパネルからドアにかけて連続的に繋がる最大64色の設定が可能な間接照明も組み込んだ。

機能面では、センターコンソールに最新のQi2.0規格に対応したスマートフォン2台分のワイヤレス急速充電器を設定したほか、後席用にティッシュボックスを収納可能な大容量のリアボックスを配備。また、100V AC電源(1500W)を3つ装備し、アウトドアにおける家電製品の稼働や、災害時等の非常用電源としても利用可能とする。さらに、後席スライドドア開口部には小さな子供でも足を大きく上げずに乗車できるステップに加え、大型の乗降用グリップを装備。スライドドアが半分だけ開くハーフオープン機能も備え、悪天候時の乗降や荷物の積み下ろしの際に雨などの侵入を防いだ。そして、3列目シートには前方と後方の2カ所で跳ね上げ格納できるマルチアップのシートを配備し、荷室と居住性のバランスを用途にあわせて変更が可能。荷室においても開口地上高を下げつつ、バックドアの開口高さと開口最大幅を拡大し、スーツケースなどの大きな荷物の出し入れをしやすくした。容量としては、7名が乗車の状態で機内持ち込みサイズのスーツケースを7個積載することが可能。オートバックドアスイッチについては従来のバックドア中央部に加えて、車体後方両側(Dピラー)にも配置し、車体後方のスペースが限られている際の荷物の出し入れ時などにおいてドアを任意の位置で停止することを可能とした。

室内スペースは従来モデルから大幅に拡大し、スライドドアには大型ウィンドウを組み込むことで、1列目から3列目にかけてアイポイントが高くなるシアターレイアウトと相まって気持ちの良い開放感を創出する。シートは全席にゼログラビティシートを装着し、2列目シートは大人でも寝返りを打てるほどの十分な幅広さを確保したほか、助手席と2列目左右席の3席でオットマンの同時使用を可能にしたことで、長時間の乗車を快適にサポート。また、2列目シートはシートバック上部のみリクライニングが可能なデュアルリクライニングを備え、頭部のみ起こした状態で快適な姿勢を維持したまま、車内のモニターやスマートフォンの画面を見ることが可能とした。シート表皮はG e-4ORCEにテーラーフィットを使用し、日本の美意識に息づく、気高さを象徴する紫と青をあしらった「紫檀-シタン-」と、薄明の空が雪を染める美しさを表現した「銀雪-ギンセツ-」を設定。一方、X e-4ORCEには合皮の「ダーク」を採用している。

パワートレインには第3世代のe-POWERを搭載する。システムは専用設計により効率を高めた新しい発電特化型エンジンのZR15DDTe型1498cc直列3気筒DOHC(最高出力140ps/5000rpm、最大トルク23.2kg・m/3600rpm)と、YM52型フロントモーター(最高出力151kW[205ps]/4400~8500rpm、最大トルク330Nm[33.7kg・m]/0~4300rpm)・発電機・インバーター・減速機・増速機の5つの主要部品をひとつにまとめた「5-in-1 e-POWERパワートレインユニット」で構成。また、新しい制御技術も導入し、静粛性と燃費性能を大幅に向上させるとともに、100%モーター駆動によりプレミアムミニバンにふさわしい力強く上質 な走りを実現した。

さらに、あらゆるシーンで走行性能を飛躍的に向上させる電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」をいっそう進化させて採用する。リアアクスルにはMM45型リアモーター(最高出力100kW[136ps]/5500~1万900rpm、最大トルク195Nm[19.9kg・m]/0~3000rpm)を組み込み、日常シーンでは走り出しや加減速による車体の揺れを抑えてスムースで快適な乗り心地を提供。また、従来のモーターとブレーキの統合制御に加え、リアモーターのトルクを積極的に活用することで、より気持ちのよいコーナリングを実現する。走行中のモーター出力とブレーキ作動の状態をメーターディスプレイに表示することで、「e-4ORCE」の制御を視覚的に確認できるようにしたことも訴求点である。

基本骨格には従来モデルから大幅に改良して進化させたプラットフォームを採用し、高剛性ボディと徹底した遮音構造によって静かで快適な乗り心地を実現。また、シャシー面では走行シーンに応じて4輪の減衰力を可変するインテリジェントダイナミックサスペンションを装備する。さらに、燃費走行をサポートする「ECO」、加速力や乗り心地などのバランスが取れた「STANDARD」、力強い加速感、ライントレース性をより高めたハンドリングでワインディングなどの走行がより楽しめる「SPORT」、同乗者に快適で上質な移動空間をもたらす「COMFORT」、雪道などの滑りやすい路面でも安心な「SNOW」、好みの特性でカスタマイズできる「PERSONAL」の計6つのドライブモードを配備。e-POWERやe-4ORCE、インテリジェントダイナミックサスペンションの特性を変化させ、シーンに応じた最適な走行を具現化した。ほかにも、停止直後の車両の揺れ動きを抑え、乗員の姿勢変化を低減するように補助するスムースストップ機能や、世界初となるエンジンからの騒音に加えてロードノイズも低減するアクティブ・ノイズ・コントロールを装備して、快適で楽しい上質な移動空間を創出している。

先進安全運転支援システムに関しては、X e-4ORCEに「プロパイロット」、G e-4ORCE に渋滞時のハンズオフが可能な「プロパイロット(ナビリンク機能、渋滞時ハンズオフモード、車線変更支援機能付)」を標準装備し、さらにX e-4ORCEには「プロパイロット(ナビリンク機能、渋滞時ハンズオフモード、車線変更支援機能付)」、G e-4ORCEには「プロパイロット2.0」をそれぞれオプション設定する。「プロパイロット(ナビリンク機能、渋滞時ハンズオフモード、車線変更支援機能付)」は、新たに渋滞時に時速50km以下のスピードでハンズオフした状態の走行が可能となったほか、ドライバーによるウインカー操作により、車線変更支援(時速60km~)を行う機能を追加。また、メモリー機能付きの「プロパイロット パーキング」により、記録した駐車位置に近づくと、ボタン1つでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する。さらに、加減速を繰り返すシーンでも車間を一定に保ち、先行車両に合わせて減速し停止までをサポートする「インテリジェント ディスタンスコントロール(ナビリンク機能付)」がドライバーの負担を軽減。「インテリジェント アラウンドビューモニター」には交差点等で運転席から死角になる前方の左右が見えるようにサポートする「フロントワイドビュー」、ミラーを閉じた状態で車両側面後方を映して駐車をサポートする「ミラーク ローズビュー」、車両の周辺状況を3D映像でより直感的に確認可能な「3Dビュー」の表示機能を搭載した。

NissanConnectインフォテインメントシステムについては、Googleの搭載により「Google マップ」「Google アシスタント」「Google Play」の各機能に対応し、多彩な情報とエンターテインメントにシームレスにコネクトできるよう設定する。また、ドアの施錠し忘れや、ハザードランプ消し忘れ、窓の閉め忘れをスマートフォンに通知してくれる「し忘れアラート」や、クルマへの衝撃などといった異常を検知するとクルマ周辺を自動で撮影してスマートフォンに通知してくれる「リモートフォトショット」にも対応し、より安全かつ快適なカーライフを提供。さらに、第2世代NissanConnectサービス会員向けに家族などの運転状況をスマートフォンへリアルタイムに通知し、安全なドライブをサポートする新サービス「みまもりドライブ」を追加している。

新型エルグランドの発売に合わせて、日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社は新型エルグランドをベースにしたカスタムカー「AUTECH」、「AUTECH LINE」、「VIP」、「ステップタイプ」を発売した。

まず第2世代となる新型エルグランドAUTECH(824万7800円)は、通常モデルのG e-4ORCEをベースに、AUTECHブランド発祥の地である湘南・茅ヶ崎の海にインスパイアされたデザインのアイテムを特別装備する。フロント部には海面の煌めきを表現したドットパターンのグリルを大きく配し、海を進むボートの後方に生じる波のパターン“航跡波”をモチーフとした模様を取り入れたシグネチャーLED を採用。また、波打ち際の白波をモチーフにデザインしたメタル調フィニッシュパーツをボディ下部に配備することで低重心とワイドスタンスを印象づけ、ダーク金属調塗装の専用アルミホイールとともにスポーティさを演出した。

インテリアについてはシートやドアトリム、インストパネルなど、全体をブラック基調でコーディネートし、AUTECHブランドを象徴するブルーステッチを随所に採用。また、シートにはよりしっとりとした触感にこだわって開発したプレミアムナッパレザーを新たに張ったほか、シートやドアトリムに漣(さざなみ)からインスパイアされた専用のキルティングデザインを施し、よりプレミアムで特別感のある室内空間を創出する。 ボディカラーはディープオーシャンブルーにミッドナイトブラックのルーフを組み合わせたAUTECHの専用2トーンを含めた、全6種類をラインアップした。

次に新型エルグランドAUTECH LINEは、オーセンティックでスポーティなスタイルを求めるユーザーに向けて、クールかつスタイリッシュに仕立てたカスタムモデル。ダークメタルグレーのフロントグリル、専用のフロントプロテクターや18インチアルミホイール、メタル調フィニッシュのドアミラーなどを装備したほか、シート地はブラックで統一し、包まれる心地よさをもたらすテーラーフィットを採用する。車種展開としては通常モデルのX e-4ORCEをベースとするAUTECH LINE e-4ORCE(717万9700円)と、G e-4ORCEをベースとするAUTECH LINE e-4ORCE“G-spec”(778万4700円)を設定した。

ショーファーカーとしてのニーズに応える、至福の移動空間を追求した新型エルグランドVIP(869万8800円)は、通常モデルのG e-4ORCEをベースに、ダークメタルグレーのフロントグリルや専用の切削光輝18インチアルミホイール、VIP専用エンブレムを装備したほか、「ELGRAND VIP」の文字を路面に映し出すウェルカムイルミネーション、照明機能を備えたオートステップを特別装備。また、インテリアは全体をブラック基調とし、VIPの名に相応しいプレミアムナッパレザーをシートに採用する。 さらに、没入感あふれる3Dサラウンド再生により車内がまるで映画館にいるような音響空間となるBOSE 22スピーカープレミアムサウンドシステムや、15.6インチの後席専用モニター、読書灯なども標準装備。ベース車の静かで快適な乗り心地などと相まって、いっそう上質な移動空間を実現した。

そして新型エルグランド ステップタイプは、助手席と助手席側スライドドアから乗降する人が同時に利用できるロングステップを採用。助手席側の前後いずれのドア開閉とも連動して、ステップが展開・格納する。プレミアムミニバンに相応しい洗練されたデザインで仕上げるとともに、ステップの踏面に加えてステップ下の路面も照らすイルミネーションを装備することで、暗い場所でも安心して乗降ができるうえ、LEDのクリアな輝きがスタイリッシュさを演出することも特徴だ。車種展開も豊富で、通常モデルのX e-4ORCEをベースとするモデル(714万6700円)、G e-4ORCEをベースとするモデル(782万8700円)、AUTECH LINE e-4ORCEをベースとするモデル(742万9400円)、AUTECH LINE e-4ORCE“G-spec” をベースとするモデル(803万4400円)という計4車種をラインアップしている。

文:カー・アンド・ドライバー 大貫直次郎
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