2018年シーズン限りで一旦F1を離れ、WEC(世界耐久選手権)やデイトナ24時間、インディ500、そしてダカール・ラリーと様々なレース/ラリーに挑戦しているフェルナンド・アロンソ。2005年と2006年にF1王者に輝いたアロンソは、2021年からのF1復帰を目指していると考えられている。
そのアロンソが、motorsport.comの姉妹雑誌であるF1レーシングの独占インタビューに応じ、2007年にマクラーレンでチームメイトとなったルイス・ハミルトンの最近の強さについて評価した。
■新世代の“波”にハミルトンは耐えられるのか? レッドブル代表「バトルが楽しみ」
過去6年の間に5回のワールドチャンピオンに輝いているハミルトン。今や現役最強どころか、史上最強ドライバーなのではという評価もある。そのハミルトンについてアロンソは「過去数年でレベルを上げた」と語る。
「特に2019年のマシンは、その他のシーズンほど支配的な強さではなかった」
そうアロンソは語った。
「彼は勝てなかった場合にも、トップから非常に近いところでフィニッシュすることができる。20秒も遅れることはない。それは、(ハミルトンのチームメイトである)バルテリ(ボッタス)とは違うところだ」
「マシンに競争力がない週末、ボッタスは5位か6位くらいだし、1分遅れることだってある。でもルイスはそうじゃない。彼は以前と比べて一歩前進した。彼には今やより競争力を備え、より準備を整えているようだ」
「でも彼にはまだ、あまり知られていないいくつかの弱点がある。でも、誰もまだその”ボタン”を押せていないんだ」
アロンソが主張する”ハミルトンの弱点”とは何なのか? それをより詳しく尋ねると、彼は次のように語った。
「ルイスの”シーズン”を見返せば、常に共通の傾向があることが分かる」
「彼はシーズンをゆっくりとスタートさせる。でも、誰もその恩恵を享受していないのだ。去年、我々はボッタスの年になると思った。でも、そうはならなかった」
「彼と真っ向勝負するのは、実に良いことだ。おそらく、彼の弱点は普通には露見しないだろうし、全てが計算され尽くされている。でも、それを見つけることができれば素晴らしいだろう」
アロンソは、シーズン初期に垣間見えるハミルトンの弱点を利用することで、プレッシャーをかけることができるのではないかと考えている。
「良いパッケージを手にしていた時、ライバルがクラッシュするなどしてチャンピオンシップのリードを拡大することができれば、全てが穏やかに見えるものだ」
そうアロンソは語った。
「1ポイントのリードなのか、それとも10ポイントの余裕があるのか……それによって、かかるストレスは異なるんだ」
「ミスの仕方も変わるし、無線で話す内容も変わってくる。だからプレッシャーがかかった時の彼(ハミルトン)を見てみる必要があるね」
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