メルセデスは、F1ベルギーGPで頭を悩ませたバウンシングの問題について、まだ原因が特定できていないと明かした。
メルセデスは2022年を通じてバウンシングに苦しんだものの、レギュレーションが調整されたこともあって今年はそれがほぼ解消されていた。
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しかしルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルのふたりはベルギーGPでバウンシングの再発を報告。しかもラッセルがそれを大量に経験したと述べている。
チーフテクニカルオフィサーであるマイク・エリオットは、ベルギーGPがスプリント・フォーマットでの開催であり、セットアップを煮詰めることができるのはウエットコンディションのフリー走行1回のみだったこともあって、これがコース特有の問題なのか、セットアップに関連した問題なのかを判断する必要があるという。
もうひとつの可能性は最近のアップデートが影響しているという線だが、エリオットはその可能性は低いと考えている。
「今回は確かにバウンシングが多かった」
エリオットはチームが公開した動画の中でそう語った。
「両ドライバーともそう言っていたし、データでも確認できた」
「他のクルマにもバウンシングが見られたし、スパというサーキットの特性もあると思う。 実際、ほとんどのチームがそうであったように、我々も昨年は大量のバウンドに見舞われた」
「パフォーマンスの面で明らかに悪影響がある。ドライバーがグリップを最大限に引き出す能力に影響し、バランスに影響し、ブレーキングポイントを正しく設定する能力に影響するからだ」
バウンシングの原因はなんだったのか。チームの調査についてエリオットは、次のように語った。
「それは今後の課題だ。我々はそれがどれだけサーキットに依存しているのか、セットアップに原因があるのかを自問自答する必要がある。というのも言うまでもなく雨で、実際にレースをする時点までドライでの走行がなかったからだ」
「アップグレードキットについてもよく検討し、バウンドの発生原因になっていないことを確認するつもりだが、現時点ではおそらくセットアップかサーキットそのものが原因だと考えている」
エリオットは、走行時間が足りなかったことはふたりのドライバーが異なるエアロ・パッケージで走った理由のひとつでもあると語った。
ベルギーGPではラッセルがハミルトンよりもダウンフォースの多い仕様で走行していたが、全体的にはローダウンフォース・パッケージを使ったハミルトンの方がパフォーマンスが高かった。
「どのレースウイークでも同じように、我々もシミュレータで多くの作業を行なう」
「マシンの全体的なバランスを適切にし、どんなダウンフォースレベルで走らせるべきか、メカニカルバランスとエアロバランスをどうするかを検討するんだ」
「ふたりのドライバーもスパのレース週末を前に(シミュレータ)プログラムを行なった。ジョージの場合は、大きなリヤウイングがいくつかの選択肢を与えてくれると感じたようだ」
「彼はそのバランスでドライビングすることを好み、そのパッケージで週末をスタートすることを選んだ」
「普段レースウイーク中にふたりのドライバー(の選択)が一緒になることが多いが、この週末はかなり雨が多く、ドライでの走行がなかった。ふたりともマシンの感触を気に入り、そのままにすることにしたんだ」
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