FIAは、F1イギリスGPの決勝レース51周目に「セーフティカー(SC)・イン・ディス・ラップ(SCはこの周でピットに戻る)」という表示が出たのは、ソフトウェアにエラーがあったからだと説明した。
F1イギリスGPの決勝レースでは、47周目にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がストウコーナーでクラッシュしたことでSCが出動した。この間にメルセデス勢を除くほとんどのマシンがピットインしてタイヤを交換。SC解除後のバトルに備えた。
フェルスタッペンのマシン回収が終わると、レースコントロールは周回遅れの車両を先頭と同一周回に戻すために、「周回遅れ車両は追い越し可」との指示を出す。この作業は、52周レースの51周目に完了し、周回遅れの各車がSCを追い越すと、「SCはこの周でピットに戻る」の表示が出された。
この表示を受けて、誰もがラスト1周の激戦を期待した……にも関わらず、再び「SC出動中」の表示が出て、SC先導のままフィニッシュ。これにより、ファンからは批判的な意見が相次いだ。
FIAはこの時の状況を、次のように説明した。
「SCに関するレギュレーション、B5.13.5条では、周回遅れを解消する手順を行なった後、1周を完了しなければいけないと規定されている」
「レースオペレーションはこの手順に従った。『SCはこの周でピットに戻る(Safety Car In This Lap)というメッセージは、ソフトウェアのエラーによって誤って表示されたものだ」
レギュレーションの当該項目を見ると、確かに次のように書かれている。
「『周回遅れ車両は追い越し可』のメッセージがすべての競技参加者に送られたら、 B5.13.4c項に従いセーフティカーは次の周回の終了時点でピットへ戻る」
つまり周回遅れのマシンがSCを追い越したら、次の周回もSC先導のまま走らねばならないということだ。今回のレースでは、『周回遅れ車両の追い越し』が完了したのが51周目。セーフティカーは52周目を終えた時点でピットに戻らねばならない……SC先導のままフィニッシュを迎えるということになる。
レギュレーション通りにSC解除の手順が行なわれた結果、シャルル・ルクレール(フェラーリ)はタイヤを交換したにも関わらず、最終ラップのバトルをせずに優勝を手にした。
一方でタイヤ交換のためのピットストップをしなかったメルセデスのジョージ・ラッセルは、フェラーリのルイス・ハミルトンから2位を奪い、そのままチェッカーを受けることができた。
なおハミルトンに関しては、黄旗違反の疑いがあるとして、レース後にスチュワードから呼び出しを受けている。
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みんなのコメント
今回のSC表示トラブルといい
FIAぐだぐだじゃん。
残り1周の超スプリントを期待しただけに残念でした