up!・GTIはかつての1stゴルフGTIの面影が宿るホットハッチ!
up!のGTIは、一世を風靡した1stゴルフGTIのイメージが重なる。かつて憧れた思い出とともに、鮮烈な走りの感触がよみがえる。「FFホットハッチ=前輪駆動スポーツカー」の元祖がゴルフGTIだった。
現代版・羊の皮をかぶった狼特集:光る標準比15psアップのエンジンと19インチアルミ。高人気VWゴルフGTIパフォーマンスの価値
1stゴルフGTIは110ps/140Nmを発揮する1.6リッター直4自然吸気ユニットを搭載。5速MTと車重820kgの組み合わせで、切れ味鋭い鮮烈な走りを披露した。
up!・GTIのエンジンは、わずか1リッターの直 3筒DOHCターボ。しかし1stゴルフGTIを上回る116ps/5000~5500rpmのパワーと、200Nm/2000~3500rpmのトルクを発生。低音のサウンドを奏でながら6速MTで1000kgの軽量ボディを豪快に走らせる。0→100km/ h加速を8.8秒でクリア、最高速度は198km/hに達する。
室内はGTIを名乗るにふさわしい。ホールド性に優れたチェック柄ファブリックシートと本革巻きのグリップの太いステアリングを装備。黒を基調に赤のアクセントを入れた演出がスポーティだ。
アクセルを踏み込む。6500rpmまで一気に回り、回転リミッターが作動する。急ぎクラッチを切り、ギアを変速してクラッチミート。その古典的?な作業は懐かしく、圧倒的に楽しい。クルマを操る実感が存分に味わえる。
鍛え抜かれたフットワーク。ハンドリングはほぼニュートラル!
全長×全幅×全高3625×1650×1485mmのスリーサイズと2420mmのホイールベースは、タイヤがボディ四隅に踏ん張っていることを意味する。前後オーバーハングはないに等しい。慣性マスの少ない身のこなしは、ゴルフやポロなどのGTIグレードをしのぐ。まさに軽快な走り味である。
フットワークはハイレベル。VWらしく張りの強いフロア、高いボディ剛性感が、引き締まったサスペンションの動きを支え、加減速でのピッチング、コーナーでのロールを自然に抑え込む。
高速安定性も高い。100km/hクルージング時の確かな安定性は、速度無制限のアウトバーンで鍛え抜かれた証し。実に頼もしい。オーバークオリティではないか、と思わせる195/40R17タイヤのグリップ力は絶大。アンダーステアを示さず、ほぼニュートラルなハンドリングにほれぼれする。
1stゴルフGTIに憧れ、クラシック・ミニ・クーパーSも大好きなボクからすると、up!・GTIはまさに再来。ボク自身は2ドアボディ(欧州仕様は4ドアあり)がパーソナル感覚で気に入っている。最新の安全技術と運転支援で乗れるビビッドなスーパーFFホットハッチである。
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みんなのコメント
販売終了とのことで、あとは中古車(新古車)を
あたってみるしかないのですが、1000㎏の軽量ボディと
999㏄の小排気量ターボエンジンで、走りを楽しみながら
おサイフにもやさしい(自動車税と重量税が割安)という
いわば「安くて美味い」一台ですね。
ホットハッチがお好きな方には、狙い目の一台だと思います。