近年、バイクの需要増加に伴いバイク事故が増加傾向にあります。特に、東京都におけるバイク乗車中の交通事故死者は全体の約25.8%(2020年度/前年比+約4.8%・全国平均 約18.5%)を占めていますが、都内の移動経路として重要な役割を担う首都高速道路(以下:首都高)でもバイクの事故が増えているといいます。
首都高におけるバイクの事故件数は、全体の2%と少ない状況ではあるものの、体がむき出しであるため重大化に繋がりやすく、死傷事故においては二輪車以外の約18倍も発生しているといいます。
首都高によるとバイクの死傷事故は1ヶ月平均で7件以上発生しているといいますが、2021年度におけるバイクの死傷事故件数は前年比 約1.4倍、そのうち死亡事故件数は5倍まで上がっているようです。
そうしたことを踏まえ、首都高では、ヘルメットの正しい着用や、頭部に次いで二輪死亡事故の致命傷部位となっている胸部を守るプロテクターの装着などを促していますが、やはり一番大事なのは事故を未然に防ぐことでしょう。
そこで、この記事では首都高においてバイク事故が多発している箇所を数回にわけて画像と共に紹介していきますが、最も事故が多発している区間が「都心環状線 外回り 霞が関入口~千代田トンネル」間です。
この区間はトンネル内の合流(霞が関入り口)や角度のついたカーブ、アップダウンのある道路構造、三宅坂JCT(ジャンクション)分流、分流後のトンネルとカーブと、都心環状線ならではの複雑な区間となっています。
事故の要因として多いのがカーブを曲がりきれずに転倒してしまう単独事故とのことなので、同区間を走行する際には速度、ならびに適切な車間距離の管理、走行経路のチェックやシミュレーションなどを行う必要があるでしょう。
なお、首都高におけるバイク事故多発地点の特徴や注意点は以下の通りとなっています。
■二輪車事故多発地点の特徴⚫短い区間の中で道路線形および走行環境の変化が多い⚫ 分合流の連続する区間(頻繁な車線変更が発生)⚫ トンネル部および地上部の連続する区間⚫ 上り坂・下り坂⚫ 急カーブ⚫ カーブが連続する区間
■注意したいポイント ⚫ 事前の走行経路のチェック⚫ 周囲を確認し、適切な判断ができる走行速度⚫特にカーブ手前では十分減速
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みんなのコメント
首都高は走行速度のわりに車間距離が短いし、バイクが走ってる所は自動車の隙間と勘違いしてクルマやトラックがツッコんでくる
並走する悪質者も居ます!
スリ抜けする悪質者も居ます!
路側帯走行する悪質者も居ます!