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スバル新型レヴォーグはダウンサイジングターボ搭載か!? 目指すのはドイツのプレミアムブランド

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スバル新型レヴォーグはダウンサイジングターボ搭載か!? 目指すのはドイツのプレミアムブランド

■新型「レヴォーグ」が東京モーターショーで世界初公開!

 2019年10月24日から一般公開される「第46回東京モーターショー2019」には、次期型のスバル「レヴォーグ」のプロトタイプ(試作車)が出展されます。世界初公開なので注目度も高いです。

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 現行レヴォーグは、2014年に発売されました。同じく2014年にデビューした現行「レガシィ」は、ツーリングワゴンを廃止して「アウトバック」とセダンの「B4」の2タイプとし、どちらもボディを大幅に拡大しています。

 そこで人気の高かったレガシィツーリングワゴンの後継となるモデルとして、レヴォーグを投入しました。

 レヴォーグは、現在では欧州やオーストラリアでも販売さていますが、当初は国内専用車として日本市場を重視して開発されました。

 全長は4690mm、全幅も1780mmに収まります。最小回転半径は、1.6リッターターボエンジン搭載車は5.4mなので(1.6 STIスポーツ アイサイトは5.5m)、走行性能の優れたステーションワゴンでありながら、道幅の狭い日本の道路環境でも運転しやすいのが特徴です。

 次期レヴォーグは、プラットフォームも含めて一新します。現行「インプレッサ」から採用が開始された新しいプラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」をベースに、性能をさらに高めます。

 2020年にはレヴォーグと併せて、スポーツセダンの「WRX」もフルモデルチェンジするため、両車で基本部分を共通化するわけです。

 新しいプラットフォームを使ったスバル車は、2016年にインプレッサ、2018年に「フォレスター」、さらに2020年はレヴォーグ、WRXという具合に続々と投入されます。

 現行レヴォーグのエンジンは、水平対向4気筒の1.6リッターターボと2リッターターボですが、新型レヴォーグは、1.5リッターターボと1.8リッターターボに変更される可能性があります。動力性能を低下させずに、燃費効率を向上させるのがねらいです。

 動力性能は現時点で十分な水準に達しているため、新型レヴォーグで進化するのは、走りに関しては走行安定性と乗り心地でしょう。インプレッサとフォレスターに試乗すると、新しいプラットフォームの素性が優れていることを実感できます。次期レヴォーグは、その性能をさらに高めるわけです。

 操舵感は、ハンドルを回し始めた段階から正確に反応して、過敏にならないよう配慮しながら、自然に良く曲がる運転感覚を追求します。

 乗り心地は現行型も入念に造り込んでいますが、新型はさらに重厚な印象になり、ミドルサイズワゴンながらラージサイズの乗車感覚を目指すでしょう。

 従来のレヴォーグは適度なサイズのボディによるスポーティな運転感覚が特徴でしたが、新型はこれに上質感を加え、ドイツのプレミアムブランドに近づくともいえます。

■新型レヴォーグの発売は2020年6月頃か!?

 その一方で、ボディをむやみに拡大することはありません。ボディスタイルも、サイドウインドウの下端を極端に後ろ側へ持ち上げるウェッジシェイプは避けます。スバルには、良好な視界などにより、走る前から安全を確保する「0次安全」の考え方があるからです。

 現行インプレッサは、先代型に比べると斜め後方の視界が悪化したので、これ以上見にくくすると0次安全の考え方も成立しなくなります。従って新型レヴォーグの外観が大幅に変化することもないでしょう。フォレスターの先代型と現行型のデザインがキープコンセプトだったように、レヴォーグも基本デザインを踏襲します。

 スバルの販売店によると「今のところ次期レヴォーグに関する情報は、メーカーから聞かされていません。発売時期なども分かりません」とのことです。

 それでもスケジュールは、現行レヴォーグに近いと思われます。現行型は2013年の東京モーターショーにプロトタイプが出展され、翌年2014年4月に発表、6月に納車を伴う発売となりました。

 ただし発表が4月で発売が6月なのに、受注は2014年1月4日に開始しました。早い段階から大量の受注を溜めておけば、生産計画も立てやすくなるためです。

 しかしこの売り方により、ユーザーと販売店は迷惑を被りました。実車も見ないで、商談をしなければならないためです。

 現行レヴォーグの発売当初、スバルディーラーのセールスマンは「いままでこのような売り方をしたことはありません。クルマを見ないで、資料だけで商談するのは難しいです。

 また早々に受注を開始すると、納車まで長期間にわたってお客様のケアをしなければならず困っています」と悩んでいました。

 確かに納車を待つ顧客を放っておくわけにはいかず、定期的に連絡も取らねばなりません。その人数が増えると、手間も要するでしょう。

 さすがに新型レヴォーグでは、このような無理な売り方はしないようですが、発売が6月頃になると受注の前倒しがおこなわれる可能性はあります。

※ ※ ※

 新型レヴォーグも、優れた商品に仕上がっていると思うので、ユーザーが納得して購入できるようにして欲しいものです。

 購入を希望するユーザーには、プロトタイプを試乗する機会を提供するなど、スバルらしいユーザー目線の販売促進に期待したいです。

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