燃料電池車トヨタ MIRAIをベースにしたパパモビル
ローマ教皇が一般謁見の際に使用する教皇専用車は、通称パパモビル(ポープモビルとも)と呼ばれ、20世紀初頭からいくつものモデルが製造されてきた。安全面を考慮しつつ、信者から教皇の姿がよく見えるように設計する必要があることから、教皇の乗る車体後方を防弾ガラスで覆ったものが多い。これまでフォードをはじめ、メルセデス・ベンツやフィアットと、様々なメーカーが教皇専用車を謹製している。
固定式ウインドスクリーンを装備、より快適な室内空間を実現した「マクラーレン エルバ」を追加
そんなパパモビルにも、時流を受けて“電動化”の波がやってきた。2020年10月には欧州トヨタが燃料電池車「MIRAI」をベースにした特製パパモビルをバチカンへ寄贈。オープンカー化したボディの後端に、教皇が着座できる防弾ガラス張りのスペースを設置、パレードの際には立ち上がって沿道の信者に姿を見せられるよう配慮している。トヨタはこの車両を特別に2台のみ製造したという。
フィスカーの次期型EVもバチカンへ
2021年5月には、米フィスカーも教皇専用車の製造に名乗りを上げた。ヘンリック・フィスカー率いるフィスカー(Fisker Automotiveではなく、Fisker Inc.)の第1弾プロダクト、SUVの「Ocean(オーシャン)」をベースにしたピュアEVのパパモビルである。
同社の発表資料によると、共同創業者のヘンリック・フィスカーとギータ・グプタ・フィスカー博士は2021年5月バチカンで実現した教皇との内謁で、ピュアEVの教皇専用車についての構想を説明したという。ヘンリック・フィスカーは言う。
「フランシスコ教皇が、次の世代に影響を及ぼす気候変動問題や環境問題に強い関心を抱かれていることを知り、心を動かされました。教皇をお乗せするフィスカー オーシャンの車内には、海洋ゴミとなったプラスチックボトルをリサイクルしたカーペットなど、サステナブルな素材を多く活用する予定です」
フィスカーは大衆向けEVを量産するEVメーカーへ
かつてヘンリック・フィスカーが立ち上げたフィスカー・オートモーティブは2013年11月に連邦破産法第11条を申請。それでもヘンリック・フィスカーは諦めず、2016年に「フィスカー インク」を創設。いよいよ盛り上がりを見せるアメリカのEVスタートアップ市場に改めて切り込んだ恰好だ。2020年10月には特別目的買収会社と合併契約を行ない、NY証券取引所に上場を果たしている。
そのフィスカー インクが肝煎りで導入するピュアEVのオーシャンは、プラットフォーム供給と生産委託の契約をマグナシュタイヤーと締結。ADAS技術などもマグナシュタイヤーと共同開発するまったくのブランニューモデルだ。車両価格は米国で3万7499ドル(約400万円)と比較的廉価であり、すでに1万6000件を超える予約が集まっているという。本格的な量産は2022年11月17日にスタートする。
さらに、同社は2021年2月にアップル製品の生産を請け負う台湾のフォックスコンと提携し、新たなEVを共同開発することも発表。2023年後半には、小型で比較的アフォーダブルな大衆向けEVの製造に乗り出すと宣言している。
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