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もはや恐怖!? 日産「スカイラインGT-R “パトカー”」登場! 車好きも大注目の「伝説のパトカー」が埼玉に存在! 国産「最強クラス」の「激レアな警察車両」がイベントで展示

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もはや恐怖!? 日産「スカイラインGT-R “パトカー”」登場! 車好きも大注目の「伝説のパトカー」が埼玉に存在! 国産「最強クラス」の「激レアな警察車両」がイベントで展示

■超貴重な「R34パトカー」展示

 埼玉県警察は2025年6月14日、鉄道博物館(さいたま市大宮区)で「第15回 埼玉県警察 けいさつ車両展 in 鉄道博物館」を開催しました。会場には日産「スカイラインGT-R」のパトロールカーが展示されています。

【画像】超カッコイイ! これが「スカイラインGT-Rのパトカー」です! 画像で見る(50枚以上)

 会場内でも目玉となっていたものですが、一体どのような車両なのでしょうか。

 警察のパトロールカー(以下パトカー)にはさまざまな種類がありますが、交通違反を取り締まったり、交通事故を処理するものは各都道府県に設置されている「交通機動隊」が運用しています。

 現在はそのほとんどがセダン型の車両が運用されており、トヨタ「クラウン」をはじめ、日産「スカイライン」など、セダンでありながらスポーツカー並みの走行性能を持つ車種が主流です。

 これは、高速道路などで速度違反をするクルマや逃走車両などを取り締まるため、車両の調達にスペックの要件が設けられているためであり、ある程度のパワーや安定した走行性能、さらに違反処理を行う居住スペースを兼ね備えているからです。

 基本的には入札形式で車両を調達しており、国の予算で全国に配備されるものと、都道府県独自の予算で配備されるものとがあり、地域によって車種にも一部でばらつきがあります。

 なかでも、1980年代から2000年代の前半まではスポーツカーが採用されるケースもありました。そのひとつがスカイラインGT-Rです。

 ベースとなった「スカイライン」シリーズは、1960年代から支持を集めている人気のスポーツセダン・クーペです。その最高峰に位置するのが「GT-R」で、数多くのレースで勝利を上げたほか、日本を代表するスポーツカーとして世界的に支持されています。

 今回埼玉県警が展示したスカイラインGT-Rは、1999年1月8日に発売された通算5代目の「BNR34型」。1989年に発売されたスカイライン GT-R(BNR32型)から続く、いわゆる“第2世代GT-R”の最終モデルです。

「人に翼を」をキャッチコピーに、当時世界トップレベルの剛性の高いボディを採用したほか、安定性を高める四輪操舵制御「スーパーハイキャス」の改良や空力性能の向上などを図り、戦闘力を高めています。

 パワートレインは第2世代共通の2.6リッター直列6気筒ツインターボ「RB26DETT」型エンジンに電子制御4WDシステム「アテーサ E-TS」を組み合わせますが、新たに6速MTを採用。最高出力は当時の国産車トップレベルの280馬力・最大トルクは40.0kgmを発揮します。

 ボディはスカイラインをベースにしつつも、張り出したフェンダーや力強い専用ヘッドライト、大開口部のフロントバンパーや、2枚翼のリアウイングなどを装備します。

 近年は映画やマンガ、アニメなどの影響から日本車の人気が高まっており、なかでもBNR34型スカイライン GT-Rは数多くの作品に登場したことから、人気が沸騰。

 中古車の流通価格は新車をはるかに超える“プレミア”となっており、アメリカを始めとする海外にも中古輸出され、貴重なクルマとして扱われています。

 スカイラインGT-Rが埼玉県警のパトカーで採用された理由について、県警担当者は過去の取材で以下のように話しています。

「このパトカーは主に高速道路交通警察隊として活躍していました。高速道路上で交通事故などを未然に防ぐために違反を取り締まっています。

 また近年は車両のインパクトが強いため、車両展などイベントにおける広報活動でも活躍しています」

 埼玉県警のパトカーも、通常のパトカーと同様に運用についており、その動力性能を活かしていましたが、先出のようにスカイラインGT-Rの異例の人気ぶりにより、警察業務の紹介や広報活動に充てられる「マスコット」的な運用をしているということです。

 パトカーは通常、毎日の運用のために劣化が激しく、数年程度で退役する傾向にありますが、広報車両という役割を持ったことで、今でも警察車両として使われているのです。

 特にBNR34型 スカイラインGT-Rは、ほかの都道府県では採用されなかったということもあり、スポーツカーファンや子どもなどから人気が高いようで、SNSなどでも時々話題になることがあります。

 今後も埼玉県警のイベントで見られる機会があるかもしれません。

※ ※ ※

 埼玉県警ではこのほか、マツダ「RX-7」(FD3S型)のパトロールカーを所有しているほか、新潟県警・愛知県警では三菱「GTO」、栃木県警では日産「GT-R」やレクサス「LC」などの車両を保有しています。

 世界に誇る国産スポーツカーのパトカーは、恐るべき動力性能と魅力的なスタイリングで、まさに「最強のパトカー」と呼べそうです。(くるまのニュース編集部)

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部
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みんなのコメント

24件
  • シマー
    国民の税金だけど暴走車の取り締まりと思えばなぜだか許せます。威圧感も大事。
  • naochinn
    恐怖?
    別に追われるような違反しなければどうって事無い
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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