元F1ドライバーで現在F1解説者を務めるポール・ディ・レスタが、2020年F1 70周年記念GPで、マクラーレンのリザーブドライバーを務めることが明らかになった。レギュラードライバーのカルロス・サインツJr.かランド・ノリスが出場できない事態になった場合、ディ・レスタが代理を務める。
コロナ禍のなかでの2020年シーズンでは、現地を訪れる関係者は頻繁にCovid-19の検査を受けなければならない。ドライバーに陽性結果が出たときには、チームは代理を立ててレースに出場するため、リザーブドライバーの存在は重要になる。前戦イギリスGPでは直前の検査でセルジオ・ペレスが陽性となり、急遽、レーシングポイントはニコ・ヒュルケンベルグを呼び寄せた。
F1 Topic:ペレスの戦線復帰は早くとも第6戦か。第5戦もヒュルケンベルグの出場が濃厚
今年マクラーレンは、2021年からのパワーユニット(PU/エンジン)契約を結んでいるメルセデスのリザーブドライバーを借りる取り決めを交わしている。メルセデスの契約下にはストフェル・バンドーンとエステバン・グティエレスがいるものの、今週、バンドーンはフォーミュラEに出場、グティエレスはスーパーライセンスが有効でないため、マクラーレンは、シルバーストンでの70周年記念GPについてはディ・レスタとリザーブ契約を結んだという。
マクラーレンによると、グランプリ前の水曜、ディ・レスタはチームの本拠マクラーレン・テクノロジー・センターでシート合わせを行ったということだ。Covid-19プロトコルに従い、ディ・レスタは、マクラーレンのレースチームとは距離をとって行動することになる。ディ・レスタは通常どおり、Sky Sports F1のテレビ解説者も務める。
「マクラーレンから依頼を受けたのはうれしいことだ。彼らのためにスタンバイし、サポートする」とディ・レスタはSky Sportsに対してコメントした。
「2007年から彼らとは知り合いだし、LMP2で(マクラーレンのCEO)ザク・ブラウンのユナイテッド・オートスポーツで走っている。(チーム代表)アンドレアス・ザイドルとも知り合いだ。つまりマクラーレンとそのメンバーのことをよく知っているんだ」
ディ・レスタは現在34歳、2010年にレーシングポイントの前身フォース・インディアのテストドライバーを務め、翌年同チームでF1デビュー、2013年末でレギュラー参戦を終えた。しかしウイリアムズF1チームとリザーブドライバー契約を結んでいた2017年には、ハンガリーGPでフェリペ・マッサが体調不良に陥ったため、1戦のみ代理を務めた。
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