F1で10回の優勝経験を持つバルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)は、今シーズン最初の4戦におけるキャデラックの競争力不足について苛立ちを感じていないことを明かし、「自分がどんな状況に置かれるかはわかっていた」と語った。
第4戦マイアミGPでは、ボッタスはスプリントでも日曜日の決勝レースでも、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム2台とわずかに戦うことができただけで、決勝ではドライブスルーペナルティを受けて最下位に終わった。
初ホームレースのキャデラック、大幅アップデートも実施し手応え「アロンソとのバトルを楽しんだ」とペレス
キャデラックのチーム内におけるバトルでは僚友セルジオ・ペレスが優位に立っており、信頼性の問題の大部分がボッタスのマシンに影響を与えていることを考えると、ボッタスがモチベーションを失い始めても無理はない。しかしボッタスは、レース後に「フラストレーションはない。自分がどんな状況に身を置くことになるかはわかっていた。難しい時期があることは承知していたし、レース自体も非常に厳しいものだった」と語った。
またボッタスは、キャデラックが初めてマシンのアップデートを行ったマイアミでの週末にいくつかのポジティブな要素も見出し、「予選では新品タイヤで素晴らしい走りができたが、一度タイヤのグリップが失われると、ペースはかなり悪くなった」と振り返った。
「まだいくつかのコンポーネントに苦戦しているので、僕たちにはまだやるべきことがたくさんある」
ボッタスの言うコンポーネントの苦戦のひとつは、ステアリングに関するものだ。マイアミGPでは、ステアリング上の部品の不具合が原因で、ボッタスはピットストップの際にピットロードの制限速度を超えてしまったのだ。
「ピットリミッターボタンを押したが、どうやら十分に強く押せていなかったようだ」
「ボタンのフィードバックがまだ少し不足しているので、これもまだ僕たちが取り組んでいる問題だ。これはわかっていた問題で、まだ新しいボタンが届いていないだけだ。次のレースには届くことを願っている。新しいチームとしてスタートするとこういうことも起こる」
一方でボッタスは人生とレースに対する前向きな姿勢を崩さず、「目に見えない部分で着実に進歩している」と主張した。
「ペースは以前よりよくなったように見えるが、それほどよくない時もあった。でもアップグレードは機能したと思う。すべてが完璧というわけではないが、全体的には僕たちは正しい方向に向かっている」
「僕たちの最大の弱点は、高速コーナーと中速コーナーだと思う。(次の)モントリオールには低速コーナーと中速コーナーがあるので、(他チームと)もう少し差を縮められると期待している。1周の距離も比較的短いので、タイム差も縮まるはずだ。次のレース週末を本当に楽しみにしている」
[オートスポーツweb 2026年05月11日]
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