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“見た目も中身も特別”なトヨタ新型「RAV4」とは? スポーティ仕様「GRスポーツ」は何が違う?「強化されたボディ&足回り」に注目です

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“見た目も中身も特別”なトヨタ新型「RAV4」とは? スポーティ仕様「GRスポーツ」は何が違う?「強化されたボディ&足回り」に注目です

「RAV4」初のスポーティ仕様「GRスポーツ」とは?

 トヨタ自動車が先ごろ世界初公開した新型「RAV4」は、歴代モデルで初めてスポーティ仕様「GRスポーツ(GR SPORT)」が設定されたことでも話題を呼んでいます。果たしてどんなモデルなのでしょうか?

【画像】「えっ!…」専用のエアロパーツがカッコいい! これがトヨタ新型「RAV4」のスポーティ仕様です(30枚以上)

 6年ぶりのフルモデルチェンジで第6世代へ進化した新型「RAV4」。その初代モデルは、SUVというカテゴリーがまだまだ“オフロードを走るクルマ”という位置づけだった1994年に、アウトドアでも街乗りでも楽しい“クロスオーバーSUVのパイオニア”として誕生しました。

 以来、5世代に渡って、「RAV4」は時代ごとに変化していく人々の多用なライフスタイルに対応しながら、世界中の多くの人々に愛される存在へと進化。今では180を超える国と地域で年間100万台以上、累計1500万台以上も販売されるグローバルカーヘと成長しました。

 6世代目となる新型のコンセプトは「Life is an Adventure」。誰もがそれぞれのアクティブライフを楽しめるクルマになるべく開発が進められてきました。

 全長4600~4645mm、全幅1855~1880mm、全高1680~1685mm、ホイールベース2690mmという新型「RAV4」のボディは、現行モデルのサイズをほぼ踏襲。

 その上でエクステリアは、大径タイヤを強調してSUVらしい踏ん張りの効いたスタンスを表現する“Big Foot”、「RAV4」らしいキビキビ感と高い走破性を想起させる“Lift-up”、なんでもできそうな使いやすいキャビンとラゲッジ空間を表現する“Utility”を重視してデザイン。3つの要素を融合することで、もっと“どこへでも行けそう”な「RAV4」らしさを表現しています。

 なかでも注目は、ボディ全体の塊で構成され、タフさを表現する“SUVハンマーヘッド”。機能パーツをインテグレートしながら、シンプルかつ立体的な強い目ヂカラを演出しています。

 対するインテリアは、ディスプレイやシフトスイッチなどの各種機能を島のように一体配置。SUVとしての平衡感覚をつかみやすいようインパネを水平基調のデザインにしたり、ナビゲーションやメーターを視線移動が少ないレイアウトにしたり、手の届きやすいレジスター配置で操作性を向上させたりと、機能性と使い勝手を追求しています。

 そんな新型のパワートレインは、いずれも電動仕様となるPHEV(プラグインハイブリッド)とHEV(ハイブリッド)をラインナップ。なかでもPHEV車には、トヨタ車としては初となる最新の第6世代ハイブリッドシステムをベースに、大容量の駆動用バッテリーや高出力充電器への対応を組み合わせた新開発のPHEVシステムを採用しています。

 ちなみにこのPHEVシステムは、モーター出力が約12%向上。さらに、システム自体の小型・高効率化などによる燃費向上と大容量バッテリーとの組み合わせにより、モーターだけでの航続距離が従来モデルの95kmから150kmまで延伸しているといいます。

 もちろん「RAV4」らしいキビキビとしたフットワークは新型でも健在です。

 ねじり剛性やサスペンション支持部の剛性を強化した改良型“GA-Kプラットフォーム”は、高減衰接着剤の採用などでさらにフラットな走り出しと軽快なコーナリングを実現。新電動ブレーキシステムや新しいショックアブソーバーの採用などにより、上質な乗り心地も両立したといいます。

●7万時間かけてテストコースで鍛え上げられた「GRスポーツ」

 そんな新型「RAV4」は、「コア(CORE)」、「アドベンチャー(ADVENTURE)」、「GRスポーツ」という、ユーザーの好みに合わせて選べる3種類のデザインスタイルを展開。なかでも注目したいのが、歴代モデルで初の設定となるスポーティ仕様「GRスポーツ」です。

「GRスポーツ」は、“モータースポーツを起点とした、もっといいクルマづくり”によって誕生したスポーツカーシリーズ「GR」の世界観を、より幅広いユーザーに提供すべく設定されたスポーツコンバージョンモデルです。

 新型「RAV4」に設定された「RAV4 GRスポーツ」は、車高の高いSUVでも意のままの走りを楽しめるよう、空力性能と操縦安定性の向上にこだわって開発されたといいます。

 その特徴について、トヨタ自動車の取締役・執行役員 デザイン領域統括部長 チーフ ブランディング オフィサーのサイモン・ハンフリーズさんは次のように話します。

「GRの使命は、サーキットで鍛えた技術を市販車に搭載すること。だからこそ『RAV4』の『GRスポーツ』は設計を大幅に変更しています。

 開発には7万時間を費やし、テストコースであるトヨタテクニカルセンター下山で徹底的に性能を鍛え上げました。その結果、よりワイドに、より低く、同じ『RAV4』とは思えないほどのクルマとなりました。

 パフォーマンスダンパーや軽量ホイール、高い剛性を備えており、パワートレインも新しいPHEVシステムと組み合わせると320馬力を発揮できるまでになりました。

 新グレード『GRスポーツ』により、『RAV4』はお客さまの楽しみをさらに広げる存在となっていくのです」

 そんな「RAV4 GRスポーツ」で「コア」や「アドベンチャー」との違いを声高にアピールするのが専用のエアロパーツです。

 フロントバンパースポイラーとウイングタイプのリアスポイラーは、大きなダウンフォースを発生させて操縦安定性の向上に寄与。また、ディフューザー形状となったリアバンパー下部は、車体後方の空気の整流に有効だといいます。

 フロントバンパースポイラーと一体化された“ファンクションマトリックスグリル”には、「コア」や「アドベンチャー」にはない専用の開口部が設けられています。この開口部は位置と面積を吟味したもので、低速時の冷却風量を確保しつつ、高速走行時は通気によって空気抵抗を低減するよう配慮されています。

 さらに、専用チューニングを施した電動パワーステアリングによって、より手応えのある操舵感を実現。サスペンションの減衰力やバネ定数をチューニングすることで操縦安定性も向上しています。

 強度を確保しながら1本当たり2.2kgの軽量化も実現した専用アルミホイールは、風が抜けやすい大開口デザインが特徴。これにより、ホイールハウス内の圧力を低減して走行中にダウンフォースを発生させることが可能となり、操縦安定性の向上を実現しているといいます。

* * *

 そのほか、フロントパフォーマンスダンパーやリアサスペンションブレース、静電気除電機能つきスポーティシートなど、多彩な専用アイテムを装備した「RAV4 GRスポーツ」。歴代モデルで初の設定となるスポーティ仕様は、見た目も中身も特別な「RAV4」といえそうです。

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みんなのコメント

9件
  • sug********
    長草工場で作っている 現行型海外版
    GR 作ってますけど…
  • シゲタ
    いいと思うけど、クラウンスポーツとどっちにするべきなんだろ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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