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クルマにとって暖機運転は必要なのか?

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クルマにとって暖機運転は必要なのか?

クルマにとって暖機運転は必要なのか?

クルマを大事にする人はエンジンを十分に暖めてから走り出す習慣があったりします。これは暖機運転といって、エンジンが適正な温度になってから走り出すというものです。しかし一方、アイドリングのままクルマを止めておくのは環境負荷が大きくよくないこととされています。果たして、クルマに暖機運転は必要なのでしょうか? 暖機運転をしないと故障してしまうのでしょうか?

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暖機運転はどうするのが適正か?

40代、50代の人はクルマは暖機運転してから動かすものだと思っている人が数多くいます。またクルマを大事にする人も同様の人が多い傾向にあります。昔のクルマはエンジンを始動してすぐに走り出すのではなく、ある程度水温が上がるのを待ってから走り出すものだといわれていました。しかし現在のクルマは機械的な性能もよく、暖機運転はほぼ不要と考えていいでしょう。 現代のクルマは運転席に乗らないとエンジンが始動できません。ATならブレーキペダルを踏む、MT車ならクラッチペダルを踏む、といった行為が必要です。クルマに乗ったら、まずシートベルトを装着して、ミラーを確認したらエンジンを始動してそのまますぐに発進しましょう。そうすることでアイドリングの時間を短縮すれば燃費もよくなりますし、環境負荷も減ります。 ただ、エンジンを始動してすぐ、特に冬場で水温が下がり切っているのに全開走行することはおすすめできません。水温計の針が動き出す程度まではゆっくりとアクセルを踏んで加速するようにしましょう。水温計が装備されてないクルマは青い水温警告灯が点灯しているはずです。そうしたクルマの場合は、青い水温警告灯が消えるまではアクセル操作に気を遣いましょう。そうやってゆっくり走ることでエンジンだけでなく、ミッションやハブなどの駆動系も暖機されます。


冬場はボンネットを叩いてからクルマに乗りましょう

冬場、猫は暖かい場所を選んで寝ています。クルマのエンジンルームは理想的な場所で、野良猫がエンジンルームに潜り込んで寝ていることが多くあります。そこで急にエンジンをかけると、ベルト類などに巻き込まれてバラバラ事件が起きます。そうしたことを簡単に避けることができるのが、エンジンをかける前にボンネットを叩くことです。これは俗に「ネコバンバン」と呼ばれています。ほんの少しの行為で悲惨な事故を防ぐことができるのです。寒冷地では、リモコンエンジンスターターが普及していますが、リモコンエンジンスターターを使うとエンジンルームの猫を追い出す前にエンジンを始動してしまうことになります。ですのでリモコンエンジンスターターはあまりおすすめできません。エンジン始動前にホーンを鳴らせるようになっていたりすると、いいのですけどね。


走ったほうが早く暖機が終わります

駐車状態でアイドリングしていてもなかなか水温は上がってきません。エンジンの回転が低ければ、発生する熱量も少ないので水温も上がらないのは当たり前です。ゆっくりであっても走っていたほうがエンジン回転は上昇するので水温は上がってくるものです。最新のクルマだとグリルにシャッターが取り付けられており、水温が低いときは走行風がラジエターに当たらないようになっていて、水温が効率的に上がる工夫もされています。 また、先にも書きましたが、暖機が必要なのはエンジンだけではありません。ミッションや駆動系なども適切な温度になることが必要です。もちろんタイヤも同様です。そうした意味を含めて、やはり走りながら暖機運転をしたほうがずっといいでしょう。

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