現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 太田格之進、初インディカーテストで104周を走破「将来的な参戦実現を願っている」と今後に期待覗かせる

ここから本文です

太田格之進、初インディカーテストで104周を走破「将来的な参戦実現を願っている」と今後に期待覗かせる

掲載 2
太田格之進、初インディカーテストで104周を走破「将来的な参戦実現を願っている」と今後に期待覗かせる

 10月1日(月)にミッドオハイオ・スポーツカーコースで実施されたインディカー・シリーズのテストに、メイヤー・シャンク・レーシングから参加した太田格之進。104周を周回し、将来的なシリーズ参戦の意向を示した。

 太田は今年、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGから参戦するスーパーフォーミュラでシーズン3勝を挙げてタイトル争いに加わる中、北米のレースシーンにも進出。ホンダ・レーシング(HRC)セミワークス体制のメイヤー・シャンク93号車アキュラARX-06に乗り、IMSAスポーツカー選手権GTPクラスにスポット参戦してきた。

■佐藤琢磨、インディカーを目指す”日本人”ドライバーの登場を期待「若手にとってチャンスはゼロじゃない。食らいついてきてほしい」

 そして今回、太田はそのメイヤー・シャンクとの繋がりを活かしてインディカーに挑戦。同チームの60号車を走らせた。太田にとってはこれが初めてのダラーラDW12ドライブとなった。

 テスト終えた太田は、将来的なインディカー・シリーズ参戦に前向きな姿勢を示した。ホンダの先輩に当たる佐藤琢磨がシリーズフルエントリーからスポット参戦に活動規模を縮小して3年。日本人インディカードライバーの襷をつなぐ存在になりえるかもしれない。

「僕の初めてのインディカーテストはマシンを学ぶだけでなく、コースやタイヤ、セッティングを理解するモノでもあり、非常に貴重な経験となりました」

 リリースを通じて太田はテストをそう振り返った。

「マイク(シャンク/チーム共同オーナー)とメイヤー・シャンク・レーシングがこの素晴らしい機会を与えてくれたことに心から感謝しています。厳しい1日ではありましたが、多くの点で満足していると同時に、次にステアリングを握る時はさらに良い結果を出せると確信しています」

「将来的にこのシリーズで戦うことができれば素晴らしいですし、それが現実になることを心から願っています」

 チーム共同オーナーであるシャンクは、カク”の愛称で親しまれる太田のテスト内容をこう評価した。

「ミッドオハイオでカクにインディカーを走らせる機会を与えられて本当に良かった。カクは私が期待していた通りの走りを見せてくれた。非常に順調に成長し、コース内外で成熟した姿を見せてくれた。多くの情報が押し寄せる大変は1日だったが、彼は見事にこなしてみせた」

 またHRC USAのデビッド・ソルターズ代表はテストを終えて、“太田のドライバーとしての完成度を称賛。その今後についても言及した。

「今年、HRCの93号車アキュラ・メイヤー・シャンク・レーシングでカクが示したパフォーマンス、そしてチームにシームレスに溶け込み、最高峰クラスのプロトタイプカーを駆る姿には本当に感銘を受けた」とソルターズ代表は言う。

「マイク・シャンクとジム・メイヤー(チーム共同オーナー)と共にインディカーをテストする機会を与えられたことを心から嬉しく思う。カクは非常に規律正しく、優れたレース技術を持ち、もちろん驚異的なスピードを兼ね備えている。それは彼がホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP/ホンダの若手育成プログラム)に参加していた頃から分かっていたことであり、その後も幾度となく証明されてきた事実だ」

「彼は今年のスーパーフォーミュラでも、ARX-06でも非常に印象的な走りを見せている。次に彼が何を成し遂げるのかが楽しみだ」

 将来的なインディカー・シリーズ挑戦の意向を示した太田。メイヤー・シャンクをはじめインディカー・シリーズの来季シートは徐々に埋まりつつあるが、フェリックス・ローゼンクヴィスト、アレクサンダー・パロウに続く形でスーパーフォーミュラからアメリカに渡り、レーサーとしてのキャリアを築くことはできるだろうか?

文:motorsport.com 日本版 motorsport.com 日本版
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

「めちゃくちゃ懐かしい!」 シチズンコレクションから名作映画『E.T.』感動の名シーンを閉じ込めた限定ウオッチ登場!
「めちゃくちゃ懐かしい!」 シチズンコレクションから名作映画『E.T.』感動の名シーンを閉じ込めた限定ウオッチ登場!
VAGUE
「エスプリ・セー ・ケイ・ギンザ」でクリスマス限定コースがスタート。小林圭のスペシャリテを銀座流にアップデート
「エスプリ・セー ・ケイ・ギンザ」でクリスマス限定コースがスタート。小林圭のスペシャリテを銀座流にアップデート
GQ JAPAN
一見ただの公園だが……貴重な中世城郭「茅ヶ崎城」の遺跡だった!? バイクで往く城跡巡り
一見ただの公園だが……貴重な中世城郭「茅ヶ崎城」の遺跡だった!? バイクで往く城跡巡り
バイクのニュース
カウンタック以前の「4人乗りランボルギーニ」がオークションで落札 生産台数は225台 元スペイン王室が所有していた56年前の「イスレロ」とは
カウンタック以前の「4人乗りランボルギーニ」がオークションで落札 生産台数は225台 元スペイン王室が所有していた56年前の「イスレロ」とは
VAGUE
デコトラに魅了されているが……「何がいいの?」と聞かれると難しい! 結局デコトライベントで目の当たりにするのが一番だった
デコトラに魅了されているが……「何がいいの?」と聞かれると難しい! 結局デコトライベントで目の当たりにするのが一番だった
WEB CARTOP
次期ワゴンR、「Vision e-Sky」デザインを量産仕様に展開か!? BEVもあり!?
次期ワゴンR、「Vision e-Sky」デザインを量産仕様に展開か!? BEVもあり!?
グーネット
日産 フェアレディZ コンバーチブルはスタイル、走り、心地よさといったすべてを融合したオープンZの到達点【愛すべき日本の珍車と珍技術】
日産 フェアレディZ コンバーチブルはスタイル、走り、心地よさといったすべてを融合したオープンZの到達点【愛すべき日本の珍車と珍技術】
ベストカーWeb
「技術の日産」全開! 超“最先端”コンパクトカーがスゴい! その場で「くるくる」回って「会話」もできる!? 約20年前から「AI」も搭載してた驚愕のコンセプトモデル「PIVO」シリーズとは
「技術の日産」全開! 超“最先端”コンパクトカーがスゴい! その場で「くるくる」回って「会話」もできる!? 約20年前から「AI」も搭載してた驚愕のコンセプトモデル「PIVO」シリーズとは
くるまのニュース
ベルルッティが提案する、極上の革とカシミヤが描く静かな贅沢──2025年の秋冬スタイルを小物でアップデートする
ベルルッティが提案する、極上の革とカシミヤが描く静かな贅沢──2025年の秋冬スタイルを小物でアップデートする
GQ JAPAN
【ジャガー】90周年を記念し初代モデルと次世代コンセプトを歴史あるホテルにて披露
【ジャガー】90周年を記念し初代モデルと次世代コンセプトを歴史あるホテルにて披露
Auto Prove
タイトル争いをかき回す、”ダークホース”は誰? 4番グリッドのラッセルはやる気満々「いつものレースと同じ」
タイトル争いをかき回す、”ダークホース”は誰? 4番グリッドのラッセルはやる気満々「いつものレースと同じ」
motorsport.com 日本版
高さ300m! かつて上野駅に「高層化計画」があった――なぜ頓挫したのか?
高さ300m! かつて上野駅に「高層化計画」があった――なぜ頓挫したのか?
Merkmal
なぜ日付けにサンダーボルト!? お待ちかね「藤原ヒロシ×タグ・ホイヤー」第3弾カレラはブラック&ホワイトのミニマルデザインがカッコよすぎ!
なぜ日付けにサンダーボルト!? お待ちかね「藤原ヒロシ×タグ・ホイヤー」第3弾カレラはブラック&ホワイトのミニマルデザインがカッコよすぎ!
VAGUE
マクラーレン、フェルスタッペンに「フェアなレース」を期待。ノリスには慎重さも要求?
マクラーレン、フェルスタッペンに「フェアなレース」を期待。ノリスには慎重さも要求?
motorsport.com 日本版
ナイキの“全天候型”ゴルフシューズの実力とは? 人気モデル「インフィニティツアー2」にゴアテックス仕様が登場! 天候に左右されず“快適な履き心地”をキープ
ナイキの“全天候型”ゴルフシューズの実力とは? 人気モデル「インフィニティツアー2」にゴアテックス仕様が登場! 天候に左右されず“快適な履き心地”をキープ
VAGUE
2025年のSUPER GTでは好不調の波にもまれ苦戦……強豪・日産のGT500マシンヒストリー
2025年のSUPER GTでは好不調の波にもまれ苦戦……強豪・日産のGT500マシンヒストリー
ベストカーWeb
1.2リッターエンジン搭載で「400馬力オーバー」! 日産の斬新「MRスポーツカー」に反響殺到! 「本当に美しい」「元祖e-POWER!?」の声も! 全長4.4m軽量ボディのインフィニティ「エマージ」米国モデルに熱視線!
1.2リッターエンジン搭載で「400馬力オーバー」! 日産の斬新「MRスポーツカー」に反響殺到! 「本当に美しい」「元祖e-POWER!?」の声も! 全長4.4m軽量ボディのインフィニティ「エマージ」米国モデルに熱視線!
くるまのニュース
多忙なツアー中も、がっつりショッピング! ──連載:JP THE WAVYの散財“THE”月報
多忙なツアー中も、がっつりショッピング! ──連載:JP THE WAVYの散財“THE”月報
GQ JAPAN

みんなのコメント

2件
  • m2_********
    そろそろねぇ…他のニホン人も続いて欲しいけどな…
  • civ********
    シボレーに乗って活躍する日本人も見てみたい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村