■使用用途によってアレンジ可能! 「アトレー」ベースの軽キャンパーとは?
最近は、新型コロナウイルスの影響により、密が避けてプライベート空間を楽しめる車中泊やアウトドアなどが需要を高めています。これにより、各自動車メーカーからもさまざまな車中泊仕様車が登場。
【画像】1人なら「大の字」で寝れる! そんなアトレー車中泊仕様が凄すぎる! (22枚)
そんななか、関西を拠点にキャンピングカーの製作をおこなうマリナ’RVは、2021年12月に発売されたダイハツ新型「アトレー」をベースにした軽キャンピングカー「キャビンIIミニベース」を発表しています。
2022年2月におこなわれたジャパンキャンピングカーショー2022にも出展し、話題を集めています。どういったクルマなのでしょうか。
マリナ’RVは、過去にスズキ「エブリイ」にて軽キャンパー仕様を制作しており、今回はアトレーをベースに居住空間の広さを活かした、軽キャンパーを開発。
今回発表されたキャビンIIミニベースは、乗車人数は4名、就寝人数は2名で、標準装備には、センターテーブルや16型テレビモニター、LEDの室内灯、フロント・リア両方にドライブレコーダーなどが備わっています。
センターテーブルは、車内真ん中の設置はもちろん、取り外し可能となっているため外にも設置が可能と、用途によって使い分けできます。
さらにオプションにはソーラーパネルやルーフキャリアが選択可能に。
このほか、今回製作されたキャビンIIミニベースの特徴について、マリナ’RVの担当者は以下のように話します。
「クルマにポータブル仕様の1000Wバッテリーを搭載しており、レジャーなどバーベキューをおこなう際に、外にバッテリーを持ち出してテレビや冷蔵庫などを使用することが可能です。
またお客さんから災害時に『クルマで逃げられない』との声もあり、ポータブル仕様だと緊急時にも使用することができます。オプションでソーラーパネルの搭載もできるため、手軽に充電が可能です。
お客さんの使用用途によって、車中泊だけで良いという人はサブバッテリー仕様、外に持ち出せるタイプが良いという人はポータブル仕様など、2種類から選ぶことができます」
また、もうひとつの特徴として「居住空間の広さ」をあげています。これについて、前出の担当者は以下のように話します。
「ベッド仕様にすると最大1m90cmに設定することができ(オプションのマット使用時)、横幅も最大で1m25cmにすることができます。
また軽キャンパーの広さであっても平らに座ることができ、椅子のように向かいあい、対座することができます。
収納は床下収納を備えており、冷蔵庫の収納も可能に。お客さんの利用方法によってさまざまな収納のアレンジができます」
ベッド展開のサイズは最大でセミダブルベッドぐらいの広さと、大人2人分が横になることができ、アトレーの居住空間の広さを活かした仕様となっています。
※ ※ ※
価格は、本体価格と家具やマットだけの電装品なしのベース価格で264万円から。イベント出展時のマットレスや冷蔵庫、テレビ、ソーターパネルなどのオプションなどを搭載した仕様は約392万円、さらにオプションを足していくと400万円ほどになるといいます。(※すべて税込価格)
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みんなのコメント
これで実際に寝泊まりできる場所なんて数は知れてるし、毎週車中泊に行くわけでもないしね…