【MotoGP】ドゥーハン「マルケスはやり残した仕事があり、それが原動力になった」大怪我とキャリア危機経験のレジェンドが共感

　MotoGP日本GPで2025年のMotoGPチャンピオンに輝いたドゥカティのマルク・マルケス。怪我によってキャリアの危機を経験したマルケスは、ミック・ドゥーハンに助けを求めていた。

　マルケスとミック・ドゥーハンの絆は、成功と苦痛という一見相反するふたつの要素から生まれた。マルケスが最も追い詰められた、2020年の右腕の負傷から4度の手術を受けて引退の瀬戸際に立たされた時に、同じ経験を持つドゥーハンに助言を求めたのだろう。

　2020年のヘレスでの大クラッシュまで、マルケスのキャリアは順風満帆という他無かった。

Comments

[gun********]

ドゥーハンがアッセンで大けがを負ったとあるが、確かに軽くはなかったが選手生命を脅かされるほどでもなかった
問題はアッセンでの事故で運び込まれた病院が酷くて、処置ミスで急性コンパートメント症候群を患ってしまったこと
その病院は現地でも“やぶ”で知られており、そんな病院が何故かダッチTTの救急病院に指定されていた
レースドクターのクラウディオ・コスタが付き添っていなかったら本当に右足を失う羽目になっていたかもしれない

[nra********]

ドーハンの発言は説得力があるな。レイニーや青木琢磨のようにキャリアを終えるライダーもいるしね。ロッシもハイサイドの大怪我から復活したけど、その後タイトルは獲れなかった。ポル・エスパルガロやマルティンもそうだけど、この競技は大きな怪我の可能性があるからね。なかにはレース中に亡くなるライダーもいるし。

皆（Motogpライダー）がマルクにおめでとうと言ったのは、そういう苦労を傍で見て知っているし、今年のマルクは転倒が少なく、他のライダーを危険にさらすようなライディング（パッシング）がなかったからだろうよ、２０代の時と違って。

ライディングだけでなく、人間的にも成熟したように思う。例えるなら、熟成されたワインのようだ。