6月22日、アメリカ・ウィスコンシン州エルクハート・レイクにあるロード・アメリカにて、2025年NTTインディカー・シリーズ第9戦の決勝が行われ、チップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウが優勝を飾った。
シーズン後半戦に入った2025年インディカー。迎えた第9戦の舞台はクローズドコースのロード・アメリカだ。決勝前日の予選では、ルイス・フォスター(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がキャリア初のポールポジションを獲得し、2番手にはパロウがつけた。
【順位結果】2025年NTTインディカー第9戦ロード・アメリカ 決勝
55周の決勝レースは、気温30度を超える真夏日のなか行われ、スタートから白熱したバトルが各所で展開された。
1周目から、デイビッド・マルーカス(A.J.フォイト・エンタープライゼス)のコースオフによってフルコースコーションが導入され、このタイミングでスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)をふくむ中団勢がピットインを選択。こうして、トップ集団とは異なる、フルコースコーションによるスロー走行をも視野に入れた燃費走行作戦組が形成された。
その後、レースはロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)の単独クラッシュや、スティング・レイ・ロブ(フンコス・ホーリンガー・レーシング)のコースオフなどを含む、4度のフルコースコーションが導入され、ディクソンに流れのある展開かと思われたが、後半にはその荒れ模様も落ち着くことに。
こうしたなか、パロウやカイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル)をはじめとした上位集団は、フルコースコーション時にピットインを行いながら、各所で激しいバトルを展開。一方、ディクソンをはじめとする燃費走行組も、独立したピットリズムでレースを進めていった。
迎えたレース終盤。ロード・アメリカでのピットストップ間隔は15周程度だが、ディクソンは全55周中の38周目終了時にピットインを行っており、残り17周を走り切るにはフルコースコーションによるスロー走行が必要な状況に。しかし、各車のギャップも開いてきていたことから序盤の荒れ模様の再現はならず。
ラスト3周の53周目にディクソンはピットへ給油に向かい、パロウがトップの座を奪取。ここで、作戦の異なるチップ・ガナッシ・レーシングの2台の明暗が分かれ、パロウは最後までリードを保って今季6勝目を挙げた。
ウイナーのパロウは、「クレイジーなレースだった。ポジションを大きく落としたと思った瞬間もあったし、誰にとってもハードなレースだった。素晴らしい戦略を練ってくれたチームと、最後に我々が勝利するために必要な燃費を確保してくれたホンダに称賛を送りたい」と、レース後に喜びをコメントしている。
2025年シーズンはこれまでパロウが6勝とカークウッドが3勝という状況であり、両者はホンダエンジンユーザー。シリーズを圧倒的にリードしているパロウは、今大会でホンダの9連勝目を飾った。また、2位にはフェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク・レーシング)、3位にはサンティノ・フェルッチ(A.J.フォイト・エンタープライゼス)が入る表彰台となった。
2025年インディカー次戦は、7月6日(日)にオハイオ州レキシントンのミドオハイオ・スポーツカーコースで行われる予定だ。
[オートスポーツweb 2025年06月23日]
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