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VW『ID.4』に2度目の大幅改良を計画 デザイン刷新、インテリアも使い勝手向上へ

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VW『ID.4』に2度目の大幅改良を計画 デザイン刷新、インテリアも使い勝手向上へ

外観リフレッシュ 販売にテコ入れ

フォルクスワーゲンは、小型EV『ID.3』および『ID.4』において2度目の大幅アップデートを計画している。デザインを刷新し、車内には物理スイッチを導入する。

【画像】フォルクスワーゲンの主力EV、再びリフレッシュへ【現行型ID.4とID.3を詳しく見る】 全37枚

同社の技術開発責任者であるカイ・グリューニッツ氏は、AUTOCARの取材に対し、2023年公開のID.2allコンセプトで見られる新しいデザイン言語を採用することを認めた。「次期ID.2とのファミリーライクな外観」と「より低く、より安定感のあるスタンス」を実現するという。

デザインを変更することで、後継車が発売される2020年代後半まで、2車種のフレッシュなイメージを保つ狙いだ。ID.3は、2028年にEV版のゴルフに置き換えられると予想されている。

グリューニッツ氏は、ID.3とID.4のインテリアを刷新し、新しいダッシュボードとユーザーインターフェースを採用することを明らかにした。具体的には、物議を醸したデジタルディスプレイ中心の機能とタッチスライダーに代わって、物理的なボタンとノブが復活するという。この動きは、ID.2allコンセプトでも示唆されていたものだ。

フォルクスワーゲンの内部関係者は、「音量調節用に丸いノブを復活させます。機能的で、長年使用されてきたものを他のものに置き換える理由はありません」と述べている。

パワートレインの変更についてはまだ明らかにされていないが、ID.7のような最新モデルと同様に、新しい電気モーターとバッテリーおよびインバーター技術を導入し、効率性と性能の向上を目指すと言われている。

改良新型ID.3は2026年の第2四半期、ID.4は同年後半に発表される予定だ。

フォルクスワーゲン・グループは、初期のMEBプラットフォーム採用車で課題となった品質、ソフトウェア、ユーザー・エクスペリエンスを改善し、EVメーカーとしてのイメージ刷新を急いでいる。

来年には、新しいMEBエントリー・プラットフォームを採用した3車種の新型EV(VW ID.2、クプラ・ラヴァル、スコダ・エピック)を発売し、欧州におけるEV販売の拡大を目指す。関係者によると、2028年から高電圧の800Vシステム対応の次世代SSPプラットフォームを投入する準備も進めているという。

また、EVのデザインを地域ごとに差別化していく方針で、欧州と米国向けのモデルは共通のデザインテーマを採用し、中国向けのモデルは独自の方向性を採用する。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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